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観光観光

2016.11.30

緑のベルトと断崖が生む
「トッカリショ展望台」の絶景

writer : 佐々木彩

JR室蘭駅から車で約11分、地球岬のほど近くにある景勝地が「トッカリショ展望台」です。「トッカリショ」の語源はアイヌ語の「トカル・イショ(アザラシの岩)」で、過去には多くのアザラシが集まっていました。折り重なる断崖絶壁と、その上に広がるクマザサがつくる緑のじゅうたん、そして見渡す限り広がる太平洋が織りなす絶景は「トッカリショの奇勝」とも称され、室蘭八景のひとつにもなっています。
地球岬
展望台から見える「イタンキ浜」は、日本の渚100選に認定されているほか、珍しい「鳴き砂」の海岸として訪れる人々を楽しませています。
トッカリショの奇勝

ドラマのロケにも使われた景勝地

地球岬から金屏風方面へ進み、その先の斜面にある展望台が室蘭八景のひとつ「トッカリショ展望台」です。海抜約80mの高さがある断崖絶壁や、はるか遠くまで続く広大な太平洋を一望できる景勝地。近隣には地球岬や金屏風などがあり、絶景巡りをするにはピッタリのロケーションとなっています。
トッカリショ展望台
断崖に沿って奥を見ていくと、クジラの形がかわいい島「クジラ半島」を望むこともでき、いつまで見ていても飽きることのない、美しい景色が広がっています。

また、トッカリショの断崖は過去にサスペンスドラマのロケ地にもなっています。ドラマを見てから訪れれば、また違った景色が見えてくるかもしれませんよ!

両側から迫りくる断崖絶壁は圧巻

展望台のわきには、下に降りられるスロープが整備されています。生い茂る緑のじゅうたんを横目に進んでいくと、左右を崖に囲まれた「トッカリショ浜」に抜けられます。迫りくるような断崖絶壁は、展望台から見る景色とはまた違った迫力があり、人の小ささとともに、ダイナミックな自然の大きさを体感できます。
山々
途中から急な階段があったり、未舗装の道を進まなければたどりつけませんが、その価値は十分にあるといえるほどの景色が広がっています。ただし、風が強い日や雨の日は危険なので、天候を見極めたうえでチャレンジしてください。
断崖絶壁
浜辺

隠れた絶景スポット「母恋富士」

トッカリショ展望台を通る「地球岬観光道路」を地球岬方面に進んでいくと、母恋(ぼこい)富士の北側登山口につながっています。母恋富士は標高156mの小高い山で、登山道からは日本製鋼所や新日本製鉄所をはじめとする市街地、室蘭港や太平洋も望める、隠れた絶景スポットです。
地球岬観光道路
山頂に至るまでは、両側に笹をはじめ、たくさんの樹木が自生しているので景色を見るのに適しませんが、その分、山頂付近からパッと視界が開けて、大パノラマで室蘭市街や海、山々を一望できたときの達成感は最高です!

イタンキ浜で砂の声に耳を傾けて

「イタンキ浜」へは、トッカリショ展望台から車で14分ほど走ります。約1.7kmにおよぶ砂浜の一部が、踏むと音が鳴る「鳴き砂(鳴り砂)」であることで有名な浜辺が広がっています。鳴き砂は石英という鉱物を多く含む砂で、摩擦が加わることで「キュッキュッ」という音が鳴ります。全国で30カ所あまり、北海道では3カ所しかない貴重な鳴き砂の浜なのです。
イタンキ浜
浜に沿って道路を進んでいくと、音を楽しむためのベストポイントを掲載した案内看板が見えてきます。ポイントまでは舗装されている遊歩道を歩いていくのがおすすめ。浜の反対側には草原が広がっていて、砂と緑のコントラストが楽しめます。砂が湿っていると音が鳴りづらいので、晴れた日に、ゴム底の靴を履いて砂の声を聴いてみてください。
伝説が書かれた看板

スマートポイント

  • トッカリショ展望台とともに室蘭八景のひとつ地球岬・金屏風は散策路でつながっていて、2カ所ともぜひ立ち寄っておきたいスポットです。どれも違った迫力や美しさが感じられます。
  • トッカリショ浜へつながるスロープは距離が長く、また、途中から草が生い茂っていたり、土がむき出しになっている箇所もあるので、浜へ行く際は必ず動きやすい服や靴で行きましょう。
  • イタンキ浜の敷地内で鳴き砂の分量が多いのは3カ所ほど。案内看板をしっかり確認して浜を歩きましょう。少し砂をえぐるように歩くと音がしやすいようですよ!

ライターのおすすめ

トッカリショ展望台からの景色も絶景ですが、浜から見る断崖はスケールが違います! 砂浜が狭いので、波打ち際に近寄りすぎないように注意して、この迫力を感じてください。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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