日本海を見下ろす高台に立つ「礼受(れうけ)牧場 畜産館トリム」。10基の大型風車と、5月下旬~6月中旬にかけては童話の世界のような菜の花畑が出迎えてくれます。
「牧場」「畜産館」というのは、以前ここに市営牧場があった時の名残。いまはレストランとして営業を行っていて、北海道牛乳を使った濃厚なソフトクリームや地元産魚介のおいしさを凝縮した名物ラーメンが大人気です。
グルメ
2017.01.05
writer : 石渡裕美
日本海を見下ろす高台に立つ「礼受(れうけ)牧場 畜産館トリム」。10基の大型風車と、5月下旬~6月中旬にかけては童話の世界のような菜の花畑が出迎えてくれます。
「牧場」「畜産館」というのは、以前ここに市営牧場があった時の名残。いまはレストランとして営業を行っていて、北海道牛乳を使った濃厚なソフトクリームや地元産魚介のおいしさを凝縮した名物ラーメンが大人気です。
留萌市街から増毛方向に向かって車で約20分。国道231号上から見える「礼受牧場」の看板と高台で悠々と回る風車を目印に横道となる坂道を上ると、「礼受牧場 畜産館」という看板のある建物に到着します。ここでは現在、底抜けに親切で温かい佐藤一家がレストランを営んでいます。
礼受牧場 畜産館トリムの風景をより印象的なものにしているのは、なんといっても10基の大型風車。5月下旬には辺り一面に菜の花が咲き乱れ、青空と風車、黄色い花畑のコントラストが見事です。風車は高さ36メートルのものが6基、高さ45メートルのものが4基あり、約3,000軒分の家庭用電力を生み出しています。
レストランではソフトクリームが大人気。新鮮な北海道牛乳を使用した「牧場ソフトクリーム」(300円)は、濃厚でなめらかな牛乳の風味が豊か。店主の佐藤さんが一家であれこれ食べ比べて「これが一番!」と選んだものだそうです。夏の週末にこれを目当てに多くのお客さんが訪れます。
オレンジ色のスープがインパクト大!な「オロロンラーメン」(980円)も必食です。新鮮な増毛産エビに昆布でだしを取りトマトジュースを加えたスープに、ホタテやイカなど地場産魚介がわんさか。某有名料理研究家も「まるでブイヤベース!」と絶賛したおいしさです。
箸を入れるとジュワーッと肉汁があふれ出し、じっくり時間をかけて作ったデミソースと絶妙に絡み合う手作りハンバーグ(ライス・味噌汁付きで800円)もこれまた絶品。ボリュームも満点で、大満足の一品です。テラスやベランダから日本海を見下ろす眺望も忘れずにお楽しみを!
5~9月には予約により庭でバーベキューも楽しめます。一人前2,000円または3,000円で(肉・炭・焼き台込み。飲み物別)、肉やホタテ、エビ、ツブなどの魚介、おにぎり、焼きそば、果物を好みに応じてセレクトしてくれるので、気軽に相談してみましょう(持ち込み不可)。日本海を見下ろし、潮風に吹かれながらのバーベキューは最高に爽快です。
玄関周りや庭には、佐藤さん一家と地域の皆さんが心を込めて育てた花々が愛らしい姿を見せてくれます。巨大風車の下、ここにしかない雄大な景色と名物料理が楽しめる礼受牧場 畜産館トリム。開放感あふれるひと時を過ごせば、日ごろのストレスなんてすべてどこかへ吹き飛んでいきますよ!
スマートポイント
ライターのおすすめ
佐藤さん一家とのおしゃべりもトリムの大きな魅力! もっと楽しみたいと思った方は佐藤さん一家が経営する「ペンション留萌」(留萌市寿町2丁目4-1)に宿泊を。海から徒歩2分、夕陽を望む好立地で、価格もリーズナブル。トリムから無料送迎も行っています。
石渡裕美
東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。
スポット名 | 礼受牧場 畜産館トリム |
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住所 | 北海道留萌市礼受町294-1 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 0164-43-0964 |
料金 | 平均予算800~3,000円 |
営業時間 | 午前10時~午後6時(7・8月は午後8時まで) |
定休日 | 営業期間中は無休(10月中旬~4月中旬は冬季休業) |
駐車場 | 無料(50台) |
備考 | ※「ペンション留萌」は予約により冬季も営業。電話番号は礼受牧場 畜産館トリムと同じ。 |
地図 | 43.91547707710422 |