冬はスキーやスノボー、夏はラフティングやなど、世界中からアウトドア派が集まるリゾート地・ニセコ。町の玄関口ニセコ駅の駅舎内にあるのが「茶房ヌプリ」。列車を待つ間でもさっと食べられる、独自のスパイスをブレンドしたカレーがおいしい喫茶店です。
ここでたくさんの観光客を出迎え、見送ってきた「茶房ヌプリ」は、ニセコを訪れる旅人には、なくてはならない憩いの場所。地元民にも愛され、静かで落ち着いた雰囲気のなかで食事をしながら、ニセコ旅情に浸ってみるのはいかがですか?
観光
2017.02.27
writer : 上坂 由香
冬はスキーやスノボー、夏はラフティングやなど、世界中からアウトドア派が集まるリゾート地・ニセコ。町の玄関口ニセコ駅の駅舎内にあるのが「茶房ヌプリ」。列車を待つ間でもさっと食べられる、独自のスパイスをブレンドしたカレーがおいしい喫茶店です。
ここでたくさんの観光客を出迎え、見送ってきた「茶房ヌプリ」は、ニセコを訪れる旅人には、なくてはならない憩いの場所。地元民にも愛され、静かで落ち着いた雰囲気のなかで食事をしながら、ニセコ旅情に浸ってみるのはいかがですか?
「茶房ヌプリ」は、1991(平成3)年に松田保さん、裕子さんご夫妻がはじめた小さな喫茶店。窓辺には、陽の光りをやわらげるように観葉植物が置かれ、壁にかけらたアンティークの柱時計が、静かに時を刻んでいます。
羊蹄(ようてい)山麓周辺で育った野菜で作るオリジナルメニューが人気。ランチの時間になると、地元の常連さんはもちろん、ニセコ駅を訪れた人たちも、すぅ~っと吸い込まれるように来店します。店内が見えるガラスのはめ込まれた木製のドアに、不思議な引力があるかもしれませんね。
ボリューム満点で人気のある「ハンバーグカレー」(1,500円)。深みのある黒い色のカレーは、ヌプリ独自のスパイスブレンドで仕上げた逸品。「うちのカレーは子どもでも食べられるように辛さを控えめにしています」と、話す裕子さん。
カレーの辛さのなかに、とろりと溶け込んだハチミツや生クリームがコクのあるアクセントになって、ジューシーなハンバーグによく合います。また、カリッと焼いた長いもが香ばしい「長イモとベーコンのカレー」(1,080円)は、開業当初から根強い人気のあるメニューです。
ヌプリはご夫妻だけで切り盛りしています。厨房を取り仕切るのは裕子さん、羊蹄の湧水を使って丁寧にコーヒーを淹れるのは保さんという、息の合った連携のキッチン。コーヒーカップも、こだわりのものを取りそろえています。
北海道の観光地でも、ずば抜けてインターナショナルなニセコは、各シーズンに集まる観光客のほかに、コンドミニアムなどに長期滞在する外国人も増えています。なかでもアジア圏の人々に絶大な人気を誇るのが、「てりやき丼」(870円)。新鮮な鶏肉を、濃厚な甘辛のタレにからめて焼き上げています。
食事あとは、自家焙煎の香り高いアメリカンコーヒー(430円)で、くつろぎタイムを楽しんで。にぎわう駅舎のなかとは思えないほど、穏やかな店内は、古い時計やランプ、サボテンなどの植木鉢が並んだ窓が癒しのオアシス。ふと眺めていると、時間を忘れて長居をしてしまいそう。
世界中からスキーヤーやボーダーが集まる冬のニセコ駅では、LEDのイルミネーションが駅舎を飾り、訪れる人の目を楽しませています。点灯されるのは午後5時から。「茶房ヌプリ」で、ゆっくりと食事やお茶を楽しみながら待つのもいいですね。
雄大な大自然のなかを、ゆっくりと列車に揺られて辿り着くニセコの町。旅のはじまりや終わりのひとときは、小さな駅の片隅で、一杯のコーヒーや名物のカレーを味わってからというのはいかがでしょうか?
スマートポイント
ライターのおすすめ
冬期のニセコはどこもにぎわいを見せて混みあいますが、夏期はちょっぴり穏やかなニセコ駅。のんびりしたい人は夏がオススメですよ!
上坂 由香
5年に1度くらいしか風邪をひかない体質を自慢していたら、普通に歩いていただけで膝の半月板を故障。足腰の弱まりを痛感している今日この頃。
スポット名 | 茶房ヌプリ |
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住所 | 北海道虻田郡ニセコ町字中央通142-1 |
ジャンル | カフェ・スイーツ |
電話番号 | 0136-44-2619 |
料金 | 1,000円~1,500円 |
営業時間 | 午前11時~午後7時(L.O.午後6時45分) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | なし(駅前の綺羅乃湯(きらのゆ)の駐車場を利用) |
地図 | 42.808918 |