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季節特集季節特集

2017.04.03

桜の下でジンギスカン!?
札幌の桜の名所を満喫

writer : 高島ユカ

南北に長い日本列島で、桜前線の最終地となる北海道。4月下旬に道南の函館から開花がはじまり、一番遅い根室に桜前線が到達するのは5月半ばです。札幌の桜の見頃は例年4月末から5月上旬。ちょうどGWすぎまで楽しむことができます。札幌の桜のメインはエゾヤマザクラ。先に花が咲くソメイヨシノと異なり、花の開花と同時に葉芽も開くのが特徴。花の色は濃いピンクです。
お花見
北海道の花見が他県と異なるのは、なんといっても桜の下でジンギスカンを楽しめること! 桜の時期だけは火気使用OKになる公園もあり、道産子にとって花見とジンギスカンは切っても切れないお楽しみなのです!そこで札幌の桜の名所をメジャーどころから穴場までご紹介しちゃいましょう。

花見といえば? 人気ナンバーワンの円山エリア

札幌の花見名所として人気ツートップを誇るのが、地下鉄東西線円山公園駅から歩いて5〜10分の北海道神宮と円山公園です。隣には円山動物園もあり、市民にはおなじみのレジャーエリア。とくに春の桜の季節には、花見客で大にぎわいです。
北海道神宮
円山公園は、広い園内にエゾヤマザクラやソメイヨシノなど約150本の桜が植えられています。背の高い木が多く、文字通り「桜の木下で花見」を楽しめるのが特徴。広場や遊具もあるので、団体グループや子供連れのファミリーに人気です。
お花見でジンギスカン
ジンギスカン用のコンロや炭などの用具は、事前予約すれば貸し出しもOK。ただし人気があるので予約はお早めに。またジンギスカンの材料や弁当などのデリバリーもあるので、うまく利用しましょう。火気使用は期間や時間、場所が決められているので注意! ゴミは持ち帰りが原則で、住宅街に隣接しているので、マナーを守って楽しみましょう。

桜も!梅も!欲張って楽しむ北海道神宮

1,400本の桜が植えられ、圧巻の桜並木や、神社と桜の風情ある組み合わせが楽しめるのが、北海道神宮。桜の種類もおなじみのエゾヤマザクラ、ソメイヨシノのほか、八重咲きのヤエザクラ、シダレザクラに、北国特有のチシマザクラなど多彩です。
道沿いの桜
ジンギスカン
桜の本数や種類が多く、花を愛でながらゆっくりと花見ができるのが特徴です。また敷地内には梅林もあり、開花は桜と同時期。豊後梅、紅梅、オオミナトなど約250本が花をつけます。桜と梅を一度に楽しめるのも北海道ならではです。
満開の桜
露店も多く、食べ歩きもお楽しみのひとつ。もちろんジンギスカンもOK。レンタルコンロの露店も出ていて、炭火おこしサービスや材料も販売しているので、手ぶらでOK! こちらも火気使用の期間や時間が決まっているので、詳しくはお問い合わせを。

市の中心部にある緑豊かな中島公園は記念撮影ポイント!

市民がよく訪れる桜の名所といえば、中島公園と真駒内公園も人気です。こちらは火気厳禁なのでジンギスカンはできませんが、緑豊かな自然のなかでの花見はまた別格です。
公園

提供写真:中島公園

中島公園は、大通駅から地下鉄南北線で2駅の中島公園駅の出口からすぐ。市電の中島公園通からも徒歩3分です。敷地内には川が流れ、札幌コンサートホールKitaraや北海道立文学館、重要文化財の豊平館(ほうへいかん)があり、建物と桜の景観も美しいのが特徴です。
豊平館
桜はチシマザクラ、エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラが合計約400本。園内の随所に桜並木があり、菖蒲池では貸しボートも。記念撮影ポイントがたくさんありますよ!

郊外の広大な真駒内公園は白樺林と桜が美しいコントラスト

南の郊外、地下鉄南北線の終点・真駒内駅からバスに乗り換えて12分。東京ドーム約10個分の広さを誇る北海道立真駒内公園は、敷地内にアイスアリーナやスタジアムもある広大な公園です。真駒内川が園内を流れ、遠くに山の連なりを望み、丘陵や白樺の自然林が残る緑豊かな景観は、雄大で北海道らしい景色です。
園内の桜
様々な木
園内にはエゾヤマザクラ700本、ヤエザクラ300本が植えられ、4月下旬から5月上旬には見事な桜とともに白樺林の白い木肌と緑のコントラストが見事です。広い敷地には樹齢250年のカシワの古木なども点在し、森林浴にもピッタリ。カタクリやラベンダー、ハマナスなど春から夏にかけては北国の花たちも咲き誇ります。

まだまだあるよ!札幌市内の隠れた桜名所

中心部や郊外を問わず、札幌市民が気軽に桜を楽しんでいるスポットをいくつかご紹介!
北海道庁旧日本庁舎
まずは人気の観光名所でもある北海道庁旧本庁舎、通称赤レンガ庁舎です。前庭にはチシマザクラ、ヤエザクラ、カスミザクラなど約40本の桜が植えられ、赤レンガ庁舎の建物とともに美しい風景をつくりだしています。
桜の名所
大通西1丁目から12丁目まである大通公園は、知る人ぞ知る花見名所。エゾヤマザクラをはじめ、ライラックやキタコブシ、チューリップの花壇など、約4,700本の樹木が植えられています。10丁目にはバラ園もありますよ!
そのほか、900mにわたり70本のヤエザクラがある南円山のサクラ通り(中央区南4〜5条西20〜28丁目付近)、サクラの森があるモエレ沼公園、地元民憩いの西区・琴似の農試公園など、4月下旬から5月上旬に札幌を訪れるなら、桜探しをしてみるとよいですよ!
サクラ名所
オブジェクト

提供写真:モエレ沼公園

スマートポイント

  • 円山公園と北海道神宮、中島公園、大通公園、赤レンガ庁舎は地下鉄駅からも近く、地下鉄専用1日乗車券(大人830円)や、土・日・祝日利用の1日乗車券ドニチカキップ(大人520円)で回るのがオススメです。
  • チシマザクラは主に北海道と千島列島やサハリンに多く見られる珍しい桜です。本州中部以北の山地にしか生息していません。白っぽいピンク色の花は、咲きはじめは白く、満開になると紅色へと変化します。
  • 北海道では桜の時期だけ火気使用が許可される公園があります。しかし利用時間や期間などが定められているのでご注意を。レンタルコンロもあるので、ぜひ「桜の下でジンギスカン!」体験を。

ライターのおすすめ

仲間とわいわいジンギスカンをしながらの花見なら、円山公園や北海道神宮。ゆっくり桜と自然景観を眺めるなら中島公園や真駒内公園。観光の合間に手軽にお花見なら大通公園や道庁が便利です。

高島ユカ

生まれも育ちも北海道の生粋道産子フリーライター。まだまだ知られていない北海道の魅力を伝えていきたいです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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