石蔵のカフェ＆バー ロガで
わが家のようなゆったり時間を

オープンの原点は、歴史ある石蔵を残すこと

カフェ＆バー ロガは、JR札幌駅北口から徒歩３分、駅でちょっと時間があいた時にも立ち寄れる便利な場所にあります。北海道大学にも近く、先生や学生も多くやって来ます。

お店になっている石蔵は、明治時代に建てられたもので、札幌で産出される「札幌軟石（なんせき）」を使っています。もとは質屋の蔵として建てられ、その後、新聞販売店、カメラ店の倉庫として使われてきました。

表の壁には以前の「東洋カメラハウス」の表札が。このカメラ店が閉店することになり、石蔵のオーナー四代目である太田晃資さんが「歴史ある石蔵を何とか残したい」と考え、2010年にカフェ＆バーとしてオープン。


左手にある玄関から入ると、風格のある厚い扉が迎えてくれます。横の飾り棚には、懐かしいカメラが並んでいます。新しい舞台に立つことができて、なんとなくうれしそうですね。

薪ストーブにあたりながら、名物カレーはいかが？

１階は大きな薪ストーブに、厨房とカウンター、ゆったりしたテーブル席が２カ所。おしゃれなカフェ空間が広がっています。スタッフの方の優しい笑顔に、まずはほっこり。


２階は、窓から入る光がやさしく落ち着いた雰囲気です。ここで、コンサートや講演会などのイベントが行われることもしばしば。

お腹が空いている方には、お客さんのほとんどが注文するというカレーライスがおすすめです。こちらのカレーは、よくよく炒めたタマネギがベースで、水を使わずに仕上げます。香ばしいタマネギの甘味に、スパイスがほどよくからみ、マイルドなおいしさ。

何にかけても合うので、カレーパスタも人気のメニューです。このほか、自家製ケーキやパフェ、あんみつなどのスイーツ、アルコールとおつまみメニューが豊富。友だちとゆっくりおしゃべりしたり、一人の時間を楽しんだり、いろいろなお客さんが、思い思いの時間を過ごしています。

大きな心地よいリビングで、あなたも楽しい発見を

「店名をパラグアイ語の『家』にしたのは、みんながくつろげるリビングのような場所にしたかったから」というオーナーの太田さん。このお店をはじめる前は、青年海外協力隊としてパラグアイに赴任していたそうです。

なるほど、店のあちこちにパラグアイのものが飾ってあります。写真の皮細工は、太田さんの赴任地だった村の地図。戦後、日本からの移民が多く移住した場所で、いまも多くの日系人が暮らしているそうです。珍しいものがたくさんあるので、気になったらスタッフの方に聞いてみましょう。興味深いお話が聞けるかもしれませんよ。


コーヒーに添えてあるスプーンは、世界各地のお土産品。１本ずつバラバラなので、どの国が当たるかはお楽しみです。

こちらはお馴染みの北海道名物、木彫りのクマ。石蔵の片隅に長い間眠っていたそうです。こんな風に、いろいろな発見も楽しいカフェ＆バーロガで、思い出の時間を過ごしてみませんか？