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観光観光

2016.07.03

船長気分で見て・触れて・体感
函館市青函連絡船記念館摩周丸

writer : MAYO

明治・大正・昭和と80年間、津軽海峡を渡って北海道と本州をつないできた青函連絡船。青函トンネルの開通で、引退することになったのは1988年3月13日のことでした。
摩周丸
摩周丸は最後の日まで運航した6隻のうちの1隻で、函館朝市からもすぐの岸壁に係留され、博物館船に転身。2003年からは函館市青函連絡船記念館摩周丸として、青函連絡船や津軽海峡の歴史をよりわかりやすく伝えています。
函館市青函連絡船記念館

ドラの音に迎えられて

船の2階部分にある入り口から順路に沿って左手に行くと、ドラの音がジャンジャーン。青函連絡船が活躍していた頃の実際の音を再現したもので、人が通るとセンサーで鳴る仕掛けです。
センサーで鳴る仕掛け
展示のメイン会場ともいえる3階のフロアでは、まず「青函連絡船のあゆみ」を見学。歴史を伝える連絡船の模型や写真がたくさん並んでいます。
青函連絡船のあゆみ
なかには、プラレールのかわいい展示も。おもちゃの列車が船から出たり入ったり。鉄道と船のつながりがとてもわかりやすい展示です。
プラレール展示
さらに窓側には、65度にリクライニングするグリーン指定席のシートが。いまでは夜行バスなどで当たり前のシートですが、当時としては画期的。実際に座れるので、30年前の座り心地を体験してみましょう。
グリーン指定席

非公開の場所も遠隔操作のカメラで観覧!

同じく3階にある「船のしくみ」には、舵輪や鐘、家のインテリアにしたくなるようなアンティークなランプなど実物の部品がズラリ。
船のしくみ
展示室内にはモニターも置かれ、非公開の場所をネットワークカメラで映し出しています。見てみると、そこには線路が!
船のしくみ
青函連絡船は鉄道連絡船のひとつで、主な役目は貨物輸送。貨車を運ぶために船の中に線路が敷かれ、津軽海峡を越えて鉄道と鉄道をつないでいたことがよくわかります。遠隔操作でカメラの角度を変えられるようになっているので、マウスを動かしてあちこちのぞいてみましょう。

コンパス甲板から見る函館山と海は、どこより絶景!

4階にある操舵室と無線通信室は、使われていた当時のまま残されています。実際に動いているレーダーも臨場感たっぷりで、舵を切ったり、計器類を触ったら津軽海峡に向けて動き出しそうなくらいリアルです。
操縦室と無線連絡室
操舵室の上、コンパス甲板は船の最上階にあたる見晴らしのいい展望台。もともとは一般客の立入禁止区域だった場所で、博物館船になって初めて立ち入れるようになりました。正面には函館山が望め、記念撮影にうってつけです。
甲版
甲板に立つマストの上にはラッパの形をしたエアホーンが備えられ、1日2回、汽笛を鳴り響かせます。汽笛の時間は午前12時と午後5時。その頃を目がけて甲板に上り、汽笛を聞けば、ちょっとした船旅気分!です。
甲板の上

船長服を着て記念の1枚はいかが?

ひと通り見終わったら3階のサロンに戻って休憩。サロンがあるのは、船長や航海士の個室があったスペース。風が強くて甲板に上がれない日は、ここから函館山を眺めるといいでしょう。
サロン
サロンにはミニギャラリーや図書・映像ライブラリー、モールス信号の打電が体験できるコーナー、喫茶やショップも。
体験コーナー
貴重な船長のコートやジャケット、帽子を身にまとって記念撮影ができるなど、レプリカに頼らず、本物に触れさせてくれる函館市青函連絡船記念館摩周丸。津軽海峡を渡る船の船長になった気分でいろいろ体感してみましょう。

スマートポイント

  • 市電1日乗車券、市電・函館バス共通1日・2日乗車券で、入場料が50円引きになります。
  • タクシーや乗用車でチケット売り場の下まで乗り付けOK。ただし専用駐車場がないので、駐車は函館朝市周辺のコインパーキングへ。
  • 船内には元の乗組員も常駐。手が空いていれば質問に答えてくれます。もっとしっかり説明を聞きたい場合は無料のガイドツアーへ。3日前までに予約すれば制服を来た元乗組員のガイドさんが案内してくれます。

ライターのおすすめ

天気のいい日にはとくに気持ちがいいコンパス甲板。強風・大雨・積雪・凍結のときは出られないので、日程に余裕があればそんな日を避けて甲板に出られることをオススメします。

MAYO

札幌生まれの札幌育ち。一時期、京都・東京で過ごす。北海道大好き、沖縄大好き、旅行大好き、キャベツ大好き。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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