日本でもココだけの景色!
国際大会を実施できる競技場があるのは、日本で長野県白馬村と北海道札幌市の2カ所のみ。
アプローチから市街地に向かって飛んでいくような眺めは日本では唯一「大倉山ジャンプ競技場」ならでは。
また、世界的に見ても大変珍しい景色なんです。リフトに乗って山頂へ向かいスタート台付近に立ち、アプローチの急斜面を覗き込むと思わず足がすくみます!
ジャンプ台のすぐ上にある展望台から見る景色は、四季の移り変わりも美しく、夏は深緑に包まれ、秋は黄色やオレンジに色づく木々、冬は真っ白な世界となり、いつ訪れても魅力的な景色が待っています。展望台の中のラウンジにはカフェがあるので、デザートやドリンクを味わいながらのんびりと眺望を楽しんでみてはいかがでしょうか。
オリンピックの舞台にもなった「大倉山シャンツェ」
大倉山ジャンプ競技場は「大倉山シャンツェ(ドイツ語でジャンプ台)」とも呼ばれおり、数々の歴史の上に今も国際的な大会が開催されています。
1928年に秩父宮殿下が札幌へ行啓し、一緒に手稲山を登山した北海道大学スキー部にシャンツェ設立の構想を語ったことが歴史のはじまり。その後、1931年に完成。この時は60m級のシャンツェでした。出資者のホテルオークラ創業者「大倉喜七郎男爵」が札幌市に寄贈したことから、翌年1932年の開場式に「大倉山シャンツェ」と名付けられました。
それから約40年後の1972年に開催された冬季オリンピック札幌大会。大会にあわせ約7億7千万円の費用をかけ大改修を行なったシャンツェ。この時に現在の名称の「大倉山ジャンプ競技場」と名称を改めたのです。
その後もリフトやナイター設備を導入。夏でも練習や大会ができるようサマーヒル化されたりと、数々の歴史と進化を遂げて現在の形となったのです。
地元市民からの評判も良い生ラムレストラン
施設内にある「ラムダイニング大倉山」では絶品の生ラムジンギスカンを食べることができます。
席はジャンプ台側と見晴らしの良い市街地側に分かれているのでお好みで選びましょう。
ランチタイムなら「生ラムロース食べくらべセット(1,900円)」がオススメ。北海道産とオーストラリア産の食べ比べができ、サラダやスープ、食後にはデザートも付いている贅沢なセット。
せっかくの生ラム、食べ方にもこだわりたい。
まずはラード塗ります。野菜は肉の脂を吸うように丸い鉄板の外側に焼きはじめます。
中央にもやしを敷き、生ラムをその上で蒸し焼きにするも良し、直焼きも良し。どちらにせよ少し赤身が残る位で食べるのが本場北海道オススメの食べ方です!(もちろん好みは人それぞれなので好きなように食べましょう)
ディナータイムではセットメニューが充実しており、夜景を見ながらの贅沢な食事を楽しめます。
まるでウィンタースポーツの最新ゲームセンター!
大倉山ジャンプ競技場に来たなら訪れてほしいのが「札幌オリンピックミュージアム」。
ウィンタースポーツ博物館のようなもので、冬の文化やスポーツに少しでも興味のある方なら大興奮のスポットです。
館内は各ゾーンに分かれていて、札幌オリンピックの歴史や、ウィンタースポーツの歴史を見る「展示ゾーン」。各競技のルールや最新用具などを知る「競技情報ゾーン」。
そして「体感・体験ゾーン」は観光客に大人気のゾーン。バーチャル映像のシュミレーターで競技の疑似体験ができます。スキージャンプ体験では巨大画面で大空へ羽ばたく体験をしたり、ボブスレー体験では力を合わせてコースをクリアします。フィギュアスケートのスピン体験では本当にグルグル回ってみたり。
選手の臨場感を肌で感じられる貴重な体験をしてみませんか?
※札幌オリンピックミュージアムの写真は
旧札幌ウィンタースポーツミュージアムの写真を使用しています。