「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士像に、広大な景色のなか放牧されるヒツジたち。札幌観光では定番ともいわれるさっぽろ羊ヶ丘展望台ですが、毎年ウインターシーズンは、入場料だけで体験できる「羊ヶ丘展望台スノーパーク」が熱く盛り上がっています。2017年には、その評判で海外からの観光客も多く訪れる人気ぶり。
自分だけのオリジナル「ミニ雪だるまづくり」やスリリングなチューブそり滑り、歩くスキーなど、すべて手ぶらで体験できるのも魅力。耐寒用のジャンパーまで無料でレンタルできます。北海道に来たら一度はトライしたい「新雪ダイビング」も、心置きなくどうぞ。大人も子どももダイナミックに北海道で雪遊びをしてみませんか?
アクティビティ
2020.01.22
手ぶらで気軽に雪と遊ぼう!
羊ヶ丘展望台スノーパーク
writer : タカハシアキコ
体験無料! 手ぶらで楽しむスノーアクティビティ
さっぽろ羊ヶ丘展望台は、札幌中心部から車で約30分、新千歳空港駅からは高速を使って40分ほど。公共交通機関を使うなら、さっぽろ駅から地下鉄東豊線で福住(ふくずみ)駅、そこから中央バスで羊ヶ丘展望台行き(福84)のバスに乗って約10分です。
クラーク博士像が迎えてくれる冬の羊ヶ丘展望台では、ファミリーやカップルなどでにぎわっている人気イベントがあります。それが「羊ヶ丘展望台スノーパーク」。自分だけのミニ雪だるまを作るコーナーは旅の思い出作りに好評です。型や目鼻になる木のパーツなどはすべて用意してあるので、ぜひチャレンジしてみて。
初心者でもOK、無料レンタルで歩くスキーにトライ!
クラークチャペルでは、歩くスキーなどの貸し出しを行っています。耐寒用のジャンパーも大人用、子ども用があり、レンタルのすべてが無料。歩くスキーは1周1kmと200mのコースを選べます。初心者でもOKで、スキーのはき方が分からなければスタッフの人が手伝ってくれます。
札幌の街並みや、銀色に輝く札幌ドームも彼方に見える広い雪原を、スキーで歩いていくのはとっても爽快な気分! 2~5歳の小さなお子さんには、スキー板のようなアタッチメントを装着した、足で地面を蹴って進むランニングバイク「スノーストライダー」が人気です。
意外とスリリング? チューブそりに大人も興奮!
スノーパークのなかでも大人気なのが、チューブそり滑り台。ゴムボートを円くしたようなチューブそりは、その場で貸してくれます。意外とスピードの出る滑りに大人も興奮! 何回もリピートする人が続出する、ちょっとスリリングなアクティビティです。
「新雪ダイブはこちら」と書かれた看板の先には、白い雪原が広がっています。ふかふかの雪に体を投げ出す人あり、お互いに雪をかけ合うカップルあり、雪を固めていろいろ作るファミリーありと、ここはフリーに楽しめる場所。大人でも子どものキモチになって、思いきり雪遊びしましょう! 雪上ボウリングもありますよ。
足湯でほっと一息。そういえば冬の羊さんたちは?
体が冷えてきたなと思ったら、ぜひ足湯へ。クラーク博士像とクラークチャペルの間に「羊ヶ丘ほっと足湯」があります。温かいお湯に足をつけていると、だんだんと体もほぐれてきますよ。こちらも利用は無料、自動販売機でタオル(100円)も売っています。
「ところで、冬の間は羊さんたちはどうしているのかしら……」と気になった方は「羊さんのおうち」をのぞいてみてください。なかに入ることはできませんが、ガラス越しにまったりと過ごしている羊たちの様子が見えます。
ラムまん&シカまん、気軽に北海道グルメをパクパク
さっぽろ羊ヶ丘展望台ではレストハウスで食べるジンギスカンが名物ですが、お隣にあるオーストリア館のフードコーナーもおすすめ。カウンターで注文するシステムで、好きなテーブル席やカウンター席に座って食べられます。
人気フードは、羊ヶ丘展望台限定の「ラムまん」。使っているのはラム100%で、肉のうまみがしっかりと感じられる実力派。エゾシカ肉を100%使用した「しかまん」も並ぶ人気です。札幌市民におなじみの、宮田屋コーヒーと一緒にどうぞ。
ホカホカのじゃがいもバターは、ビッグサイズで小食の人はこれだけでお腹いっぱいになりそう。レジわきのケースには、いももちやあげいも、北あかりコロッケなど片手でほお張れるフードが並んでいます。札幌の名所だけあって、お土産も充実。冬の羊ヶ丘展望台は雪遊びでいっそう北海道が好きになる、いつもより2倍楽しめるスポットですよ。
※こちらは、公開日が2017年3月18日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。
スマートポイント
- ジャンパーの貸し出しはありますが、ズボンや靴は冬用で行くのがベター。もちろん、手袋は忘れずに。帽子やイヤーマフ(耳当て)もあった方が無難です。
- 羊ヶ丘展望台では年間パスポートを1,000円で販売。発行日から1年間、何回でも利用することができます。7月ごろのラベンダーも見事ですよ。
- オーストリア館では、白い恋人ソフトも売っています。北海道産のミルクと、あの「白い恋人」で使っているホワイトチョコをブレンドしたソフトクリーム、暖かい館内でぜひどうぞ。
ライターのおすすめ
北海道の雪を気軽に楽しんでみたい人にぴったりの羊ヶ丘展望台スノーパーク。アクティビティはもちろん、用具やジャンパーのレンタルまで無料なのもポイント高し。スタッフの人たちも親切です。
タカハシアキコ
北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。
INFORMATION
スポット名 | 羊ヶ丘展望台 |
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住所 | 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1番地 |
ジャンル | 観光 |
電話番号 | 011-851-3080 |
料金 | 入場料金;大人530円、小中学生300円、未就学児無料 |
営業時間 | スノーパーク開催時間:午前10時~午後4時 ※最終受付午後3時45分 ※ 積雪・天候状況により開催期間が変更される場合があります。 |
定休日 | スノーパーク開催期間;1月上旬~3月上旬 |
駐車場 | あり |
備考 | HP : https://www.hitsujigaoka.jp/ スノーパークの内容は年によって変わる可能性があります。 |
地図 | 42.9990676 |