toiro(トイロ)は、人気のカフェやレストランの店舗デザインを手がける建築家・塩貝友崇さんご夫妻が営むギャラリー&カフェ。おしゃれで洗練された店舗は、札幌の先端を行く人たちが集う場所でもあります。
壁際の棚には、道内在住の陶芸家やクラフト作家によるハンドメイド作品が並び、ギャラリーのなかでカフェタイムを楽しむといった雰囲気。いま人気急上昇、注目のカフェでもあります。
カフェ・スイーツ
2017.10.01
クラフト&アートの快適空間
トイロでリラックス&カフェ
writer : 千石 涼太郎
アート作品を眺めながら、くつろぎの時間を紡ぐ
市電の西線14条電停から目と鼻の先。電車通り沿いにあるトイロの店内に飾られているのは、陶器、硝子製品、木工作品等々。北海道を拠点に活躍しているアーティストや北海道から旅立った陶芸家ら、40人ほどの作品が美しく陳列されています。
食器などの日常で使うものから、アクセサリーやランプなど、エレガントで繊細な作品に囲まれた独特の世界。作品はほぼすべてが、購入可能。コーヒーを待つ間に、あるいは飲んでいる途中で品定めをして、2,000〜3,000円程度の商品を購入する人が多いとか。
作品のなかにコーヒーやジュースが入って出てくるトイロ
コーヒーや紅茶などに使われているカップとソーサーは、ギャラリーに飾られている陶芸家の作品。ただ飾るのでも、売るだけでもなく、使うのがトイロの特徴というわけ。飲み物を味わうだけでなく、作品を目で味わうわけでもなく、実際に使って味わえるのです。
さらに、マイルドブレンドコーヒーとビターブレンドコーヒーで使うカップとソーサーは、トイロに出品している七人の陶芸家の作品から、お気に入りのカップを選らんで飲めるようになっています。うれしいですね!
上の写真にある、ふらのぶどう果汁が入っているグラスも、作品のひとつ。富良野の作家(アトリエマブチ)さんの作品です。富良野で獲れた味わい深いぶどうジュースを富良野のアーティストが富良野で作ったグラスで飲む。北海道を感じるいい時間になりますね。
ナチュラルテイストのケーキセットやランチも人気!
ギャラリーとカフェがメインのトイロですが、スイーツも自慢。月替わりで、ケーキとドリンクのセットが楽しめます。写真上は、カボチャチーズケーキ、下はベリーとホワイトチョコのケーキ。新鮮な果実と旨味たっぷりな手作りスイーツを頬ばりながら、香り豊かなコーヒーをいただきましょう。
このほかに、月替わりのランチセットもあり、ランチタイムには常連客がスローな時間を求めてやってきます。写真はパンとビーフシチューのセット。
マンスリーとはいえ、次々と新しいメニューを繰り出すトロイでは、ゴボウスープとパンのセットやトイロのドライカレーセットといった月もあり。自然素材でやさしい美味しさを追求していると評判です。
期間限定! 手作りポテチを手に入れよう
窓側にあるカウンター席の片隅には、ショウガをブレンドしたコーヒー健珈豆茶が売られていたり、季節限定ですが、羊蹄山の麓の町、真狩村のごとう農園製のポテトチップスが売られていたりします。
このポテトチップス、オホーツクの塩をつかったシンプルな味付けなのですが、なまら(とても)うまいと評判です。ポテト好きなら、一度は食べたいところですね。
市電沿線はガイドブックに載っていない穴場があります。トイロを起点に、カフェ巡りはいかがでしょうか。きっと新しい札幌が見えてくるはずですよ!
スマートポイント
- 正午から午後1時過ぎまでは混むことが多いので、午後2時過ぎに行くのが狙い目です。
- ごとうさん家のポテトチップスは、9月から12月限定販売です。この時期を逃さず行きましょう。
- 夏のランチタイムは午前11時-午後3時ですが、シーズンによって変わる場合もありますので、事前に確認しましょう。
ライターのおすすめ
市電好きなら、カウンター席から窓の外を通る市電を眺めながら過す時間は至福のときと思います。ご主人も奥様の人柄も人気の秘密。観光客でも常連になりたい店だと思います。
千石 涼太郎
北海道や旅、地域文化に関する書籍を多数上梓。「北海道新聞」、月刊誌「O.tone」等でエッセイ連載中です。
INFORMATION
スポット名 | toiro(トイロ) |
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住所 | 札幌市中央区南13条西14丁目3-28 |
ジャンル | カフェ・スイーツ |
電話番号 | 011-596-8730 |
料金 | ドリンク:500円〜600円、ケーキセット:750円(単品400円) |
営業時間 | 午前11:00〜午後7時(土曜日は〜午後5時) |
定休日 | 日曜日、月曜日、祝日 |
駐車場 | あり(2台) |
備考 | HP : http://toi-ro.info |
地図 | 43.04163219530009 |