店主が原産地で買い付けした珈琲豆を厳選、独自の焙煎法とブレンドによってあっさりした味わいから、渋味が残る深い味まで、さまざまな味に整えられていく人気の「さっぽろブレンド」。
大通公園を眺めつつ、いい香りを味わいながら自家製のスイーツを口にするひととき。
北海道らしいゆったりした時間を過ごせる空気が、ここにあります。
カフェ・スイーツ
2015.12.18
writer : 千石 涼太郎
店主が原産地で買い付けした珈琲豆を厳選、独自の焙煎法とブレンドによってあっさりした味わいから、渋味が残る深い味まで、さまざまな味に整えられていく人気の「さっぽろブレンド」。
大通公園を眺めつつ、いい香りを味わいながら自家製のスイーツを口にするひととき。
北海道らしいゆったりした時間を過ごせる空気が、ここにあります。
北海道道外の人々には意外と知られていないことですが、札幌はカフェや珈琲専門店が多い街。競争が激しい街だからこそ、各々特徴があるわけですが、ここ徳光珈琲大通店はガラス張りのビル・大通ビッセの二階、大通を見下ろす絶好の場所にあるのが、ひとつの魅力。
明るくおしゃれな店内から花咲く大通公園を眺めながら、美味しいコーヒーを楽めば、「いま、わたしは札幌にいるんだ!」という満足感でいっぱいになることでしょう。
地下鉄大通駅や地下街から直結しているため、雨の日もぬれず、大雪の日や吹雪の日も降られることなく入れるのもうれしいところ。
店主が直接現地を訪ねて珈琲豆を買い付け、自家焙煎している徳光珈琲。
いれ方にも凝りに凝っいるわけですが、気楽に楽しめるラテアートも人気の秘訣です。
絶妙な温度でスチームしたミルクとエスプレッソを一体化させることで、苦味を適度に抑え、見た目が楽しいだけでなく、美味しいカフェラテに仕上げています。
作業中の手元を見せていただくと、簡単そうに見えてしまうほど、手慣れた技にほれぼれすること間違いなしです。
ストレート珈琲は、軽くやわらかいものから、適度な苦味のあるもの、そして、少し苦味がきいたものまでありますが、独自に五種類にブレンドされたさっぽろブレンドがオススメです。
あっさりした風味のものから、深入りした大人の味まであり、好みの味、そのときの気分で選べます。
珈琲に詳しくない人には親切に教えてくれるので、恥ずかしがらずに、聞いてみましょう。
「珈琲はもちろんですが、スイーツを注文されるお客様が多いんですよ。とくに自家製のチーズケーキと、ガトーショコラが人気です」と工藤店長。
旨味の濃いチーズケーキはどんなタイプの珈琲にもマッチ。
深入りの珈琲が好きな人にはガトーショコラがオススメです。
パーティションでほかの席からブラインドになっている二人席。暖かい店内で雪を見ながら、ゆったりと語り合う……いい時間です。運よく空いているといいですね。
徳光珈琲では、珈琲豆を売ったり、珈琲教室を行っているだけでなく、ドリップ用品も販売していてるのですが、これが実に美しく陳列されていて、カフェ好きにはたまらないのです。
ストレート用の豆もそろっていて、帰り際に買って帰る人も。
豆を買ったら、お持ち帰り用のお菓子も欲しくなるのをよんで、美味しいフィナンシェなど用意。
ちょっとしたプレゼントによく使われる商品ですが、実は観光客にも人気の紙パック。北海道初の試みです。
珈琲好きの多い街、札幌。そのなかでも徳光珈琲は、もっとも洗練された珈琲専門店といえるかもしれません。
レトロなお店も魅力的ではありますが、店主の熱い珈琲への思いと、さわやかな大通公園の緑を感じながら、ゆったりと過ごすひと時を味わってみませんか?
スマートポイント
ライターのおすすめ
「秋色ブレンド」など、季節ごとに変わる季節のブレンドもオススメですが、実はコーヒーゼリーも美味しいのです。
千石 涼太郎
北海道や旅、地域文化に関する書籍を多数上梓。「北海道新聞」、月刊誌「O.tone」等でエッセイ連載中です。
スポット名 | 徳光珈琲大通店(TOKUMITSU COFFEE Café & beans) |
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住所 | 札幌市中央区大通西3丁目大通ビッセ2F |
ジャンル | カフェ・スィーツ |
電話番号 | 011-281-1100 |
料金 | 600〜1,000円 |
営業時間 | 午前10時~午後8時 |
定休日 | 年中無休(年末年始のみ休み) |
備考 | HP : http://tokumitsu-coffee.com |
地図 | 43.06134489999999 |