「ゆきむしスフレ」や「ハスカップジュエリー」「太陽いっぱいの真っ赤なゼリー」など、新千歳空港のお土産や物産展でもすっかりおなじみの「もりもと」。厳選された道産素材を使ってお菓子やパン、デザートを作っているもりもとは、北海道の空の玄関口に当たる千歳市に本店があります。
もりもと本店にはこうした人気商品のほかにも、限定品を含む魅力的なスイーツやパン、デザートがいっぱい。「テルマエ・ロマエ」で有名な漫画家、ヤマザキマリさんがパッケージイラストを描いた銘菓もありますよ。
カフェ・スイーツ
2016.08.05
千歳もりもと本店で地元定番&
注目のスイーツを一挙紹介!
writer : タカハシアキコ
JR千歳駅から徒歩7分、もりもとが生まれた場所へ
もりもと本店はJR千歳駅から駅大通をまっすぐ歩いて徒歩7分、交差点の一角を大きく占める場所に店舗があります。戦後の食糧難だった時代、配給された材料でパンやお菓子を作ったことからはじまるもりもとは、約70年の間地元の人に愛され続けてきました。
店内には、甘酸っぱいハスカップジャムとバタークリーム、チョコが絶妙にマッチするクッキー「ハスカップジュエリー」や、ふわふわのスフレ生地が人気の「ゆきむしスフレ」といった定番商品はもちろん、季節ごとや新作のお菓子までお土産になるスイーツがたくさん並んでいます。その場で食べたくなるケーキや和生菓子、パンのコーナーも充実。ソフトクリームの販売やイートインスペースもあります。
本店のおすすめスイーツは、なんといっても40年以上のロングセラー雪鶴(140円~160円)。もりもとの看板商品でもあり、自宅用や贈り物にと千歳市民にとっては慣れ親しんだお菓子でもあります。
ヤマザキマリさんがイラストを描いた銘菓、雪鶴
こちらは千歳エリア限定の雪鶴 アーモンド。良質な小麦粉と玉子の素材が生かされた、ふんわりと軽いブッセはちょっと懐かしさを感じさせる味。アーモンドとキャラメルを利かせたコクのあるクリームがたっぷり入っています。
ほかにも、あっさりとした口溶けがたまらないばたーくりーむ、甘酸っぱくジューシーなハスカップ、イタリアの熟成チーズを使ったパルミジャーノ、そして北海道いちごと全部で5種類あります。
美しいタンチョウの新パッケージを描いたのは、漫画「テルマエ・ロマエ」でおなじみの漫画家、ヤマザキマリさん。千歳市で小中学生時代を過ごした縁で引き受けたそうです。「もりもとに育てられた ヤマザキマリ」と書かれたサインも飾ってあるのでご注目!
あれこれ迷う、もりもとのケーキやデザート
本店をはじめ、道内の26店舗(新千歳空港店を除く)にはケーキコーナーがあります。下の写真は、新千歳空港店でも売っている「フロマージュプリン~マンダリンオレンジ~」(370円)。
クリームチーズの濃厚でなめらかなプリンに、爽やかなオレンジソースがよく合います。「キリクリームチーズコンクール2015」で銅賞、Mart読者審査員特別賞を受賞したデザートです。
「北海道珠玉の果実ゼリー」は、絵本作家のそらさんが描いたかわいらしいパッケージがお土産やプレゼントに人気を呼んでいます。洋なし、トマト、赤じそ、メロンなど北海道産の素材を使った、色鮮やかで風味豊かな12種類のゼリー。3個入りの詰め合わせ(750円)も人気です。
生産量日本一の道産あずきにかけた、こだわりのあん
洋菓子のイメージが強いもりもとですが、実は「和菓子こそもりもと」というファンも少なくありません。もりもとは道産の豆を炊くところから40種類ものあんをつくり、商品ごとに使い分けるといったこだわりを見せています。
本店限定の「大きなおはぎ」(1個120円)は名前の通りビッグサイズ、十勝のあずきと道内産のもち米を使った程良い甘さのおはぎです。
ホクレンとの共同開発で作られた「北海道のどら焼き」(150円)は大納言小豆(あずき)、光黒大豆、大正金時など、道産の豆を使った5種類のどら焼きがあります。それぞれの味の違いを食べ比べてみて。
「千歳うまれのたまごまんじゅう」(110円)は、こっくりとした、なめらかな黄身あんを薄皮で包んだおまんじゅう。地元の千歳市は、玉子の生産量が道内でもトップクラス。そのなかでも、もりもとでは黄身の濃厚な高級たまご「こくまろ」を使っています。
たれザンギサンド? 気になるパンがいっぱい!
パンコーナーは種類が充実。定番のパンのほか、道産の辛子明太子を使っためんたいこフランス(180円)、アスパラベーコンパン(230円)、たれザンギサンド(350円)など北海道らしいラインナップもあります。
フランスパン生地にたっぷりの生クリームをのせたシャモニー(140円)。食べごたえも抜群です。
パンにバタークリームを挟み、チョコレートをコーティングしたトータス(150円)。半世紀以上のロングセラーで、地元では「カメパン」という呼び名で親しまれています。
イートインコーナーで、これらのパンを買って食べてもOKです。地元の人に愛されてきた、もりもと本店のお菓子やパンたちにぜひ会いに来てみませんか。
スマートポイント
- JR千歳駅から徒歩7分とアクセスがよく、駐車場も31台分あるので便利です。午前8時からオープンしているので朝食用のパンを買うこともできます。
- イートインのスペースがあるので、旅からお持ち帰りできないようなおはぎやパン、プリンもその場で食べられます。ソフトクリームも売っています。
- 黒糖入りの皮で道産あずきのこしあんを包んだひとくち饅頭(まんじゅう)は20個入りで300円とお得。地元の人がよく買っていくそうです。
ライターのおすすめ
もりもとのパンコーナーでは、プチパンのはかり売りが大人気。ミニクロワッサン、メロンパンといった甘いパンからカレーナンといったお惣菜パンまで選べます。小腹が空いた時など旅のおともにぴったりですよ。
タカハシアキコ
北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。
INFORMATION
スポット名 | もりもと本店 |
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住所 | 北海道千歳市千代田町4丁目12-1 |
ジャンル | カフェ・スイーツ |
電話番号 | 0123-23-4181 |
料金 | 200円~2,000円 |
営業時間 | 午前8時~午後7時30分 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | あり(31台) |
備考 | HP:http://www.haskapp.co.jp/mainshop/ |
地図 | 42.825046 |