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2017.01.24

袋から出してそのままガブリ!
美唄名物「角屋のやきそば」

writer : 石田 美恵

炭鉱のまちとして栄えた美唄(びばい)市には、炭鉱マンのニーズにマッチした、独特のおいしい名産品があります。それが、袋入りの「角屋のやきそば」。
袋入り「角屋のやきそば」
昭和40年代に誕生し、炭鉱マンの小腹を満たすのにピッタリだっただけでなく、手軽なお昼やおやつとして地元で愛され続けてきました。一時は姿を消しましたが、「どうしてないの!」「また食べたい!」という声に応えて2005年に復活。その後、テレビや雑誌などにも取り上げられて、注目度が急上昇。いったいどんな魅力があるのでしょうか?

北海道民もびっくり!の名産品

札幌と旭川のほぼ中間くらいに位置する美唄。角屋のやきそばは、美唄生まれの美唄育ち、近年は有名になりましたが、以前は知る人ぞ知る驚きの品で、道民でもまだ食べたことがない人は多いはず。
「美唄発!アンテナショップPiPa(ピパ)」
市内のスーパーや商店では定番中の定番アイテムです。美唄のお土産がそろう「美唄発!アンテナショップPiPa(ピパ)」にも、毎日入荷します。
店内
角屋のやきそばのポスター
野菜などがたくさん並ぶ店の奥へ進むと、大きなポスターが見えてきて、期待が高まります。
ラインナップ3種類
ラインナップは元祖のソース味に、数年前から新登場した塩味、石炭やきそばの3種類。どれも1つ108円とお手頃価格なので、食べ比べもいいですね。

おやつにも部活帰りにも! 美唄市民のソウルフード

食べ方はとっても簡単。お皿もお箸もいらないので、ペコペコにお腹のすいた部活帰りに、歩きながらでも大丈夫。紅ショウガは別袋なのでお好みでどうぞ。
紅ショウガを外す
まずは上についている紙をペリッとはがし、袋を開けます。
袋を開ける
紅ショウガをのせ、麺をクッと出します。少し固まっているときは、袋の上から軽くもめばOKです。
手軽に食べれるやきそば
そして、そのままいただきます。
かつて炭鉱で働く人たちは、仕事のあと全身真っ黒になったので、お風呂に入ってからでないと食事ができませんでしたが、これならすぐ食べられると大人気に。
おにぎりの如くかぶりつける
シンプルなソース味はまさに王道の味わいで、誕生のころと同じ味をずっと守っています。また、ゆで麺なのに、時間が経ってものびないところも大きなポイントです。

フライパンでいためて…とあるものの

製造元の「角屋」は、1956(昭和31)年に市内で創業した製麺会社。JR美唄駅から歩いて10分足らずのところに本部事務所と作業場があり、赤いのぼりが目印です。
目印の赤いのぼり
ここで直接買うこともできますが、品切れの場合もあるので、先にスーパーなどで見つけたら買っておいたほうが安心です。
営業担当の高橋岳宏さん
「うちでは味付けも袋詰めもすべてが手作業です。先代のころから、できるだけ地域の雇用に貢献することが会社の役目と考えているので」というのは、営業担当の高橋岳宏さん。
3種類の角屋のやきそば
市民とともに歩んできたやきそば。実は、パッケージには「フライパンでいためてお召し上がりください」と書いてありますが、そうする人は少数派とか。なんといっても「そのままガブリ!」が魅力ですから、大きな口を開けて、思いきりよくいただきましょう!

スマートポイント

  • 札幌や旭川のほか北海道外でも販売している店舗がありますが、お値段は少しアップします。現地ならではのお手頃価格で購入しましょう。
  • パンにはさむと、一瞬でやきそばパンができあがり! まさに文句ナシのおいしさです。 
  • やきそばが冷たいのが気になるときは、電子レンジで20~30秒温めるとおいしくいただけます。

ライターのおすすめ

おにぎりを食べるような感覚で、どこでも手軽に食べられる画期的な商品です。お弁当にもいいですよ!

石田 美恵

札幌出身。料理本編集者として東京の出版社に勤めたのち札幌にUターン。海藻と羊肉、鮭、お寿司が好きです。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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