王道をすすめ、ジンギスカン道を!
ジンギスカンは大別して、肉をあらかじめたれに漬け込んでおくタイプと、肉を焼いたあとに、たれにつけて食べるタイプがあり、前者を滝川式、後者を札幌式などと呼びます。
有名なジンギスカン店が多い長沼や滝川など内陸の地域は漬け込みが多く、小樽や函館など沿岸地域はたれをつけて食べるタイプが多いのが特徴。
道北の町・名寄(なよろ)では、この漬け込んだ肉を焼かずに煮ます。題して、名寄煮込みジンギスカン。
写真は羊肉を扱わせたら世界一といわれる東洋肉店の東澤社長。
名寄の「仁義あり戦い」というジンギスカンイベントでの一コマです。
一方、ラムを焼いて、たれをつけて食べるタイプなら、ベル食品の成吉思汗たれが、まさに王道中の王道。
「ベルたれを知らない道民はいない」というくらいメジャーで、舌も鼻もラムとベルたれの味と匂いを記憶しているのです。
昨今は道内でも家のなかでジンギスカン鍋を使う家庭は減りましたが、ホットプレートを使ってラムや野菜を焼き、たれにつけてパクり! 北海道の「まいう〜」の世界が広がってくるのです。
たれをアレンジすれば立派な道産子?
ベル食品の成吉思汗たれは、ピュアなまま味わうのが一般的。しかし、通になればなるほど、自分の味を作りたくなるものですね。
そこで道産子は独自のアレンジをはじめます。
1,おろしニンニクを入れる。
2,一味や七味を入れる。
3,おろしタマネギを入れる。
4,トウバンジャンやコチュジャンを入れる。
5,赤ワインやビネガーを加える。
と、いろいろな方法がありますが、もっともオススメしたいのは、おろしタマネギの投入です。
これがなんともいえず、美味しいのですが、ベル食品にはアレンジしなくても、さらに旨味の強い特選たれがあるのです。
提供写真:ベル食品
ラムを食べ慣れない人は、特選たれのほうが喜ばれるようで、移住者や転勤族は特選だれを使うことが多いとか。
ということで、道外のみなさんは、ぜひ、お試しあれ!
もっと手軽に、ジンギスカン丼!?
ベル食品の成吉思汗のたれをを使用したK&Kのラムの缶つまは、これも「よくぞ作ってくれました!」という味。道民、感激のひと品です。
されど、本場北海道には、ベルたれを使用した「うれしい逸品」が、ほかにもあるのです! なまらうれしいんでないかい?
その逸品の正体は、北海道どんぶり屋あぶり焼きジンギスカン丼。正式にはどんぶりのもと(ジンギスカン丼のもと)という、温めてご飯にのせれば、ジンギスカン丼ができるレトルト食品です。
美味しいたれをまとった肉に、食欲全開! ご飯と一緒にかき込みたくなること間違いなし! お土産にもいいですが、ぜひ北海道の海や山、キャンプ場で味わってほしいと思います。
ベルたれにハマったら、ラーメンスープの華味に!
ジンギスカンのたれで知られるベル食品では、もうひとつ道民に愛される定番商品を出しています。
その名は「華味」、ラーメンスープの素です。
提供写真:ベル食品
札幌ラーメンの代表である味噌はもちろん、醤油も塩もあり、実は道内にはコアな塩味ファンが少なくないのです。
ジンギスカンを食べたあとはあっさりした塩ラーメンで締める。そんな道産子的食生活、試してみませんか?