ししゃも寿司で行列ができる!
むかわの老舗カネダイ大野商店

透き通るようにきれいな「ししゃも寿司」は絶品！

北海道産の本物のししゃもにこだわり町の魚として大切に商品づくりをしているカネダイ大野商店のししゃもは、本物中の本物。10月から11月の間でしか獲れない生のししゃもで作ったししゃも寿司（６貫1,000円）は、「これだけを食べにはるばる遠方からやって来た！」という観光客がいるほど大人気。ほんの～り桃色に輝き、透き通るようなししゃもの身は、とても綺麗で見とれてしまうほどです。

「当店オリジナルの山椒塩をチョンと付けてもおいしいですよ」と微笑む代表取締役の大野秀貴さん。繊細なししゃもの味を引き立てる香り高い山椒塩をつけると、ツウ好みの味に。また、旬のししゃもをたっぷりと味わいたい熱烈なししゃもファンには、フライやお吸い物が付いた「ししゃも尽くし」（1,800円）が鉄板メニュー。

さらに、むかわ町周辺の海が名産の「ほっき寿司」（６貫1,000円）も好評！甘みのあるほっき貝のおいしさを堪能できます。どっちも食べたい人には、ししゃもとほっきの寿司が３貫ずつ計６貫の「ししゃもほっき寿司」（1,000円）をどうぞ！

自分で選んだ「生干ししゃも」を店内でめし上がれ！

カネダイ大野商店では、軒先にずらりと干された「生干ししゃも」を選んで、そのまま店内であつあつの焼きたてを食べることができるサービスが大人気。香ばしいししゃもの香りに誘われて、その場で食べていくお客さんで大にぎわいです。お腹にびっしりと卵を抱えたメスのししゃもは、甘みがあってプチプチとした食感がたまりませんよ！　オスのししゃもは脂がよく乗っていて、ししゃもの濃厚な味が楽しめます。素朴で味わい深いししゃをも食べていると、日本酒がほしくなってしまうかも！


「ししゃもの価格は多少変動があります」と語る大野さん。毎日のセリで値段が決まるというししゃもは、１串10尾1,300円くらいからの価格帯。オスとメスの両方が１本になった串もあるので、味の違いをぜひ食べくらべてみて！

ししゃもの加工品も豊富にラインナップ！

漁獲量も少なく希少なししゃもは、短い漁期で水揚げされたフレッシュなもので作った加工品が充実しています。淡泊なししゃもの味は、甘露煮などの和風はもちろん、洋風のフライもあってバリエーションに富んでいます。ししゃものいいところは、頭からシッポまで、骨まで丸ごと食べられることですね！

そのししゃもフライがトッピングされた「ししゃもほっきカレー」（1,100円）は、地元の名産ツートップが一度に味わえるとあって大人気。ほっき貝は熱を加えることでその風味が濃厚になり、貝独特の旨みがたっぷりとカレールーのなかに溶け込んだ逸品です。

涼しくなった秋風のなか、気持ちよさそうに揺れる生干ししゃもは、10月から11月上旬だけ見られるむかわ町の風物詩。ししゃもという小さな魚が巻き起こすとは思えないほど、この季節の町は活気にあふれ華やいでいますよ。北海道のなかでも、前浜で揚がったししゃもを食べるなら、ししゃも専門店のカネダイ大野商店で間違いなしです！