全国有数の水揚げ量を誇る釧路港、大きな漁船が目の前に停泊し防波堤に力強く波が打ち寄せる「港のど真ん中」にあるのが「釧(せん)ちゃん食堂」。すぐお隣は釧路市魚市場という立地からも鮮度のよさは推して知るべし。
質のよい海鮮がわんさとのった海鮮丼や釧路産を中心とした特大の焼き魚の定食などを中心に、リーズナブルな価格で味もボリュームも満点な料理が楽しめます!
グルメ
2017.08.14
釧路港の真ん中! コスパ抜群
鮮度も最高な釧ちゃん食堂
writer : 石渡裕美
活気ある釧路港で朝7時から営業。開店直後から大人気!
JR釧路駅から車で約10分、水産加工の工場や倉庫が立ち並ぶエリアを抜けると目の前に日本有数の水産基地、釧路港の眺望が広がります! 4階には展望室もあってパッと目を引くくしろ水産センターの1階に、2016年2月にオープンしたのが釧ちゃん食堂です。
店で使う魚介は、その日の朝に水揚げされたばかりでピッチピチの地元産が中心。店のモットーは「鮮度のよい獲れたてを仕入れ、そのままの鮮度で提供すること」です。港のなかの食堂らしく、スタッフさんたちもフレンドリーで元気いっぱい! 朝7時からの営業とあって「港での朝食を楽しみたい!」というお客さんも多く訪れます。
あふれんばかりの新鮮魚介。一番人気は海鮮丼
釧ちゃん食堂で一番人気の品はなんといっても海鮮丼(1,200円)。マグロにサーモンにイクラ、ウニ、エビ、さらにその日の仕入れによって替わる白身魚…。見た目にもツヤッツヤな新鮮魚介がワンサとのった豪華な一品です。
付け合わせのお椀にもこだわりがあり、日によってタラやマスの三平汁(塩漬けの魚を野菜とともに煮込んだ北海道の郷土料理)になったり、すり身団子汁、鉄砲汁(道東特産の花咲ガニが入った味噌汁)が登場することも。つややかで適度な粘りと、ほんのりした甘みを持つ北海道蘭越町産米ななつぼしのご飯にもどんどん箸が進みます。
大きさにもおいしさにもビックリ! 焼き魚定食も見逃せない
定食各種も大人気。春から秋にかけてはたっぷりの脂がのった巨大ニシンの焼き魚に注目です。全長30cm以上、皿からはみ出すほどのニシンがついた糠ニシン定食は800円。糠づけにしたニシンは程よい塩味で、ほんのりやさしい甘みが口いっぱいに広がります!
釧路ブランド、鮮度と滴るほどの脂のりのよさが自慢の「釧鯖(せんさば)」を使うさば定食790円も見逃せません。遠赤外線のロースターで焼くためふっくらした食感で、ジュワ~ッとほとばしるような脂とホロリとほどけるような食感がたまりません。
春から夏にかけてはギンガレイの刺身、8月過ぎからはイワシ、サンマ、冬にはババガレイの煮付けなど、季節ごとの味わいも楽しみです。
食事のあとは買い物も。眺望抜群の展望台にも立ち寄ろう
お店での食事に大満足した後は、持ち帰り品もチェックしたいですね。干物や塩辛、珍味などすべて自社工場で加工した製品約100種がズラリと並びます。とくに人気が高いのは、まろやかなオリジナルのタレに漬け込んだ「いくら醤油漬け」や、テレビでも紹介された「釧鯖低温熟成一夜干し」、タラコ、明太子など!
エレベーターで4階に上がればそこは展望室。港に浮かぶ船や雄大な太平洋も眺められ、開放感あふれる爽快な時間を過ごせますよ。
港という立地だからこその鮮度とコスパのよさが魅力の釧ちゃん食堂。朝食にもランチにも活用でき、食事と買い物が一度に済ませられる「一石三鳥」なこのお店、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょう!
スマートポイント
- 一番混み合う時間帯は主に午前12時から午後1時くらいのランチタイム。そこをはずせば、比較的ゆっくり過ごせます。
- 販売コーナーは地方発送にも対応OK。保冷材・保冷バッグの用意もあるので、持ち帰りにも便利です。
- 建物3階には「マリン・トポスくしろ(釧路市水産資料展示室)」があり、釧路の水産の歴史や特徴、実情などが分かりやすく学べます。(入館無料。11~4月は休館)
ライターのおすすめ
ついつい魚介に目が行きがちですが、3日かけてじっくり煮込んだカレーライスや釧路名物・ザンギの定食も捨てがたい!
石渡裕美
東京下町から札幌に移住して早20年。北海道LOVE、特に日高・十勝・函館が大好きです。
INFORMATION
スポット名 | 釧ちゃん食堂 |
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住所 | 北海道釧路市浜町3丁目18(くしろ水産センター1階) |
ジャンル | 海鮮 |
電話番号 | 0154-25-1777 |
料金 | 800~1,200円 |
営業時間 | 午前7時~午後3時 |
定休日 | 日曜、祝日 |
駐車場 | くしろ水産センター駐車場を利用可(約20台。無料) |
備考 | Facebookページ |
地図 | 42.98976775819517 |