秘伝のタレとロースが絡み合う
長沼成吉思汗お食事処成吉

古民家のような佇まいとくつろぎの店内

札幌の中心部から車で約１時間。札幌駅からはJR北海道バス「長沼温泉行き」に乗り「長沼温泉」で下車して約３分。新千歳空港からは、車で国道337号線を北に向かい、のどかな田園風景を眺めながら30分ほどで、「長沼成吉思汗お食事処成吉」に到着します。



長沼町は昭和のはじめから、広大な自然を生かしためん羊の飼育が盛んに行われ、その頃から地元ならではの羊肉文化が誕生しました。1952（昭和27）年創業の「長沼成吉思汗」は、味付けジンギスカン製造会社の老舗。長沼町に旨いジンギスカンあり！と有名にした会社でもあるのです。
中心街から少し離れた静かな場所にある「お食事処成吉」の店内は、団体客やファミリー、カップルやお一人様など、人数を選ばない広々としたお座敷。懐かしい昭和の雰囲気が漂う大広間は、旅の疲れも癒えてなんだかホッとしますね。

創業から受け継がれる秘伝のタレとロースの絶品コラボ！

長沼成吉思汗の代表格といえばロースジンギスカンの「タンネトウ」（一人前830円）。羊肉のなかでも希少なロース部分を、タマネギやニンニクをベースにした創業当初から変わらないタレで味をつけた逸品です。リンゴとオレンジが隠し味になっていて、フルーティな甘さを感じます。ちなみに、「タンネトウ」とは、「タンネ」は「長い」、「トウ」は「沼」というアイヌ語をあわせて、そのまま「タンネトウ（長沼）」という商品名になりました。



真ん中が平らで鍋のふちが深い溝なった独特のフォルムをしているのが、成吉のオリジナルジンギスカン鍋。中央部分で肉を焼きながら、鍋の溝に水とタレを注ぎ込み、モヤシやタマネギ、ジンギスカン用に開発した特製ラーメンを入れて煮込む構造になっています。贅沢に厚切りされたロースジンギスカンは、やわらかいのに食べごたえ十分。ロースならではのおいしさを召しあがれ！

改良を重ね進化し続けるジンギスカンの世界

タレにコチュジャン（辛みそ）が入った「ピリ辛ロースジンギスカンみそ味」（一人前850円）もあとを引くおいしさ！ ほんのりとした辛さが食欲をそそり、味噌のコクがご飯にピッタリ。長沼成吉思汗のタレは、改良を重ねた非加熱の生タレなので、フレッシュな味わいが広がり食べ飽きしませんよ。



自慢のタレがよく染みたラーメン（野菜+ラーメン１玉セット240円）も、ヤミツキになるおいしさ！ 食べ終わる前から「おかわり」がほしくなります。鍋に立ち上るのは煙ではなく、そのほとんどが「水の湯気」なんですって！ 肉のにおいが服などにつきにくいので、仕事の合間にランチに訪れるお客さんも多いのです。

物産館ではジンギスカンの食べ比べも！

「お食事処成吉」から徒歩で行ける「ながぬまコミュニティ公園」内の物産館では、町内のジンギスカン３店舗の味を食べ比べることができます！お店それぞれが、味に自信を持っているからこそできる「ジンギスカン愛」を感じますね。



また園内にはパークゴルフ場や日帰り入浴ができる「ながぬま温泉」も併設しています。成吉の近郊には「ハイジ牧場」や「道の駅マオイの丘」など、買い物をしたり楽しく遊べるアクティビティがいっぱい！ランチはもちろん、一日たっぷり長沼の町を満喫したあとは、「長沼成吉思汗お食事処成吉」で、お腹も心も満足満足♪