港町・小樽の情緒と北海道の味覚を、同時にまるごと楽しむ。そんな贅沢な時間を堪能できるのが、ワインカフェ&ショップ「小樽バイン」です。地元の「おたるワイン」をはじめ約100銘柄の道産ワインがそろい、北海道各地のチーズやエゾシカ肉を使った一品などフードメニューも充実。そのうえ、お店が入っているのは明治に建てられた歴史的建造物で、小樽運河にも近いなど、観光的な魅力もたっぷり!です。
グルメ
2019.12.19
工場直送の樽出し生ワインも!
道産ワインなら、小樽バインへ
writer : MAYO
入口からレトロ感満載で、ワクワク!
場所は、日本銀行旧小樽支店金融資料館の向かい。1912(明治45)年建造の旧北海道銀行本店(現存する北海道銀行とは無関係)を再利用しています。石造りの建物はイタリアルネサンス様式で、玄関や窓まわりのアーチが美しく、異国情緒満点。100年前の世界に引き込まれていくようなエントランスの趣です。
階段を上がると左右にドアがあり、右がショップ、左がカフェに続いています。ゆったり広々のカフェは照明をやや落とし気味にしていて、落ち着く雰囲気。石積みの壁の粗い質感が年月の重みを感じさせます。
グラスワインは常時約10種類、飲み比べセットも!
ワインの種類が豊富な小樽バインで、とくに感動モノなのがグラスワイン(380円〜)のバリエーションです。なんとその数、常時約10種類! しかも、どれも工場直送の樽出し生ワイン!! 加熱殺菌をしていないフレッシュなワインは、店内正面にズラリと並んだ樽からコクコクと美味しい音をたてて注がれ、テーブルに運ばれてきます。
いろいろなワインを試したい人には「飲み比べセット」(1,220円〜)がオススメ。こちらも、お店オジリナルの2種比較から、北海道で有名な鶴沼ワイナリーものの3種比較まで、四つのセットを用意しているという力の入れよう。友だちと違うセットを頼んで、ツヴァイゲルトレーベの赤やケルナーの白、トロリンガーのロゼなど、たくさん飲み比べちゃうなんてことも。「爽やかな酸味の赤だね」とか「渋みがあって美味」「フルーティ過ぎない、この白が好き」など、ワイン通を気取って感想を述べ合ってみましょう!
チーズにエゾシカ肉…北海道らしい味のマリアージュを堪能
美味しいワインには、美味しい料理を! 小樽バインはパスタやピザなどイタリアン系を中心にフードメニューも豊富。「北海道産」「小樽産」など地元食材を使ったラインナップもアレコレいっぱいです。脂の乗ったニシンのマリネ(890円)はお酢の効き加減がほどよく、白ワインとの相性もピッタリ。北海道各地のものが10種類以上もそろったチーズ(260円〜)は2切れ・クラッカー付きで、手軽に味比べが楽しめます。
「森のきのこと北海道産鹿肉のラグーソース」のパスタ(1,010円)など、道東産のエゾシカ肉を使った料理も北海道らしい一品。お肉の旨味が濃厚なラグーソースはパスタとのからみもよくデリシャス! 舞茸やしめじの食感や、おろしチーズの味わいがいいアクセントを添えています。さらに、赤ワインを口に含めば美味しさに厚みが増してきて、ワインとエゾシカ肉の素敵なマリアージュが楽しめます!
道産ワイン約100種類がそろうショップも必見!
併設のショップには100種類以上のワインがそろい、そのうち9割以上が小樽、余市、富良野、十勝などの道産ワインです。地元の「おたるワイン」はもちろん全種類ラインナップ。お店の限定販売品「バインオリジナルワイン(赤・白・ロゼ)」などもあり、試飲コーナーも設けられています。
あわせて、カフェでも味わえる北海道のチーズがズラリ勢ぞろい。カマンベールタイプ、ブルーチーズ、イカスミをブレンドした変わり種など、こちらも目移りすること間違いなしです。ワインとチーズの魅力的なマリアージュを、旅のお土産に持ち帰るならカフェで実際に味わうのが一番。飲み比べセットとチーズの味比べで、自分のベスト・マリアージュを探しましょう!
※こちらは、公開日が2017年10月10日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。
スマートポイント
- 午後2時〜午後5時はカフェタイムで軽食メニューのみオーダー可能。パスタやピザ、肉料理などのグランドメニューとワインをゆっくり味わうなら午後5時の来店がオススメ。1時間もすると混み合ってきます。
- ボトルワインはワインリストにあるもののほか、ショップで販売しているものも小売価格+1,100円(抜栓サービス料、消費税込)で飲むことができます。飲み残したワインは持ち帰りOK。ホテルで続きの宴会を!
- ショップの試飲コーナーでは、10月後半から11月にかけて初搾りのワインが味わえます。
ライターのおすすめ
シカ肉は高タンパク低脂肪でヘルシー、鉄分が豊富で女性にはうれしい食材です。赤ワインとのマッチングもいいので、赤がお好きな方はお試しを。秋のジビエ時期にはエゾシカ肉のステーキも用意されるそうです。
MAYO
札幌生まれの札幌育ち。一時期、京都・東京で過ごす。北海道大好き、沖縄大好き、旅行大好き、キャベツ大好き。
INFORMATION
スポット名 | 小樽バイン |
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住所 | 北海道小樽市色内1−8−6 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 0134-24-2800 |
料金 | ランチ:1,000円〜2,000円、ディナー:2,000円〜3,000円 |
営業時間 | カフェ 午前11時~午後10時(フードLO.午後9時、ドリンクLO.午後9時30分) ショップ 午前10時〜午後10時 ※季節により変動あり |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | 有(パーク24特約駐車場/カフェ利用で3時間、ショップ利用で2時間無料) |
備考 | HP : http://www.otarubine.chuo-bus.co.jp/ |
地図 | 43.19678900000001 |