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グルメグルメ

2015.12.18

小樽市民に愛されて21年
変わらぬ味、らーめん初代

writer : 國分 知貴

醤油ラーメン
小樽の名店といえば「初代(しょだい)」と言われる程。
1994年の創業以来、変わらぬ味を提供し続けているラーメン店です。

基本となるラーメンは熟成スープが自慢の「醤油」。
かつてテレビ番組「テレビチャンピオン」のランキングで2位に輝き一躍全国に名を馳せました。有名になり地元客が遠のくのではなく、現在も来店の約8割は地元の根強いファン。その理由は店主の太田さんがこだわり続け、守り続ける「ブレない旨さ」にあるのです。
「何代続こうとも味は一代限りなり」そんな店主の想いが生んだ唯一無二のラーメンは必食です。
「初代」看板

思わず目を引く外観!石蔵倉庫の店

石蔵倉庫を改装した店構え
小樽の雰囲気ばっちりの外観がお出迎え!石蔵倉庫を改装した店構えに期待が高まります。
歴史ある建物で、登記簿が古くて詳細までは分からず、色々な人に見てもらっての話だと大正後期から昭和初期の建物では?とのこと。お店の前で記念写真を撮る観光客も多くいます。

一番人気の醤油ラーメンを!

麺は力強い弾力が特徴的
初代といえばこの醤油ラーメン(800円)が人気。
大判のチャーシューに心奪われながら口にスープを含むとだしの旨味と香りが鼻にぬけます。なまら旨い!

スープの特徴は約1ヶ月寝かせた醤油ダレと20時間以上煮込んだ豚骨スープ。
長時間煮込んだ熟成スープの濃厚な旨味はとても味わい深く、一度味わうとくせになる味です。
麺は多加水の中太麺。熟成にこだわっていてその期間なんと10日〜12日。通常熟成麺と呼ばれるものは4日〜5日なのでその倍の熟成です。手間暇惜しまず徹底して管理されたその麺は力強い弾力が特徴的です。
スープとの相性は抜群で、まさに完成された一杯です。
おいしそうなチャーシュー
カットする前のチャーシュー。思わずヨダレが出ます。北海道産の新鮮な豚肩ロースを使用しており、冷凍品は使用しないこだわりです。
「チャーマヨ(240円)」
ラーメンだけでは少し足りないに方には「チャーマヨ(240円)」もオススメ。
小さめのにぎりで食べやすく子どもにも人気です。

特別にスープ作りを見ることができた!

初代のスープ
これが初代のスープ作り。
贅沢なスープ
これからスープをとり始める鍋。香味野菜の下には豚の骨「げんこつ」でパンパン!
贅沢なスープはこうして生まれているのです。
煮込まれたスープ
煮詰めては差水をして繰り返すこと約20時間以上。一晩寝かした後、提供する日の朝に最後に仕上げで魚介節や昆布の「追いダシ」で更に風味を足してスープが完成します。こうして完成したスープはもちろん醤油以外の塩、味噌にも抜群の相性。
地元の常連客はぞれぞれお気に入りの一杯を見つけているのだとか。
お店のメニュー

小樽観光の際には是非

大きな通り沿い
お店は道道17号線の大きな通り沿いにあるので分かりやすい!
札幌方面からであれば高速道路の小樽ICを降りてまっすく約800m進むと左手に見えてきます。
最寄り駅は「南小樽駅」。地図を見ると観光の中心部から少し離れているように見えるが実はそうでもない。
小樽観光のメイン通り「堺町通り」をぶらり楽しみ「小樽オルゴール堂」まで歩いて来たらもうすぐ近くです。

スマートポイント

  • 常連客はライス(170円)の注文率高し。 上質なスープはライスと一緒に食べきるのがツウなスタイル。 ライスについてくるそぼろ肉も美味しいです。 (開店当初はきゅうりの漬物だった。実は今でも漬物に変更も可能!)
  • 札幌のエスタにある「ラーメン共和国」にも出店しています。 基本の味わいはもちろん同じだが、 店主曰く「地域で水の硬さでわずかだがスープの味も違うので、 その違いも味わってほしい」とのこと。
  • 駐車場は店舗からすぐ近くの第2駐車場を利用するのがスマート。 お店の隣は住宅なのでお店の前にはとめないほうがベター。

ライターのおすすめ

メニューには書いていないが、麺の硬さや味の濃さ、脂の調整など 細かいリクエストにも応えてくれますよ。

國分 知貴

自然で遊ぶ事と美味しいものを食べてお酒を飲むのが何よりの好物。フォトライターとしてそんな好物を生きた情報でお届けする。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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