北海道に初めてラーメンが誕生したとされるのは1923年(大正12年)。それから約100年間。北海道のラーメンは地域性に合わせて進化し、広がりをみせました。そして完成したのが、「札幌の味噌」「旭川の醤油」「函館の塩」の三大ラーメンです。
折角来たからには、3つ全部食べたい!しかし、北海道は広大な大地。一度の旅行で、この3つの味を楽しむには大変な労力と時間がかかります。
しかし、安心してください。ここ「札幌ら~めん共和国」では、地元でも大人気の名店が、札幌駅直結という抜群のアクセスの良さで楽しめるのです!
入国すると懐かしい風景が広がります。これは昭和20年代の町並みを再現しているのです。こんな所で美味しいラーメンを食べると、旅の疲れも吹っ飛びそうですね。
グルメ
2020.04.06
北海道中の名店が札幌駅に
必食!「札幌ら~めん共和国」
writer : 濱野まさひろ
沼田館長は、ラーメンを年間400杯も食べる強者だった!
館長の沼田さんが、札幌ら~めん共和国への熱い思いを語ります。
「札幌ら~めん共和国は誕生して11年が経ちました。入場者数は年々右肩上がりで、今年は過去最高になりそうです。」その人気の秘密はなんでしょう?
「一番の理由は、北海道という土壌自体にラーメン文化が根付いていることだと思います。ですから観光客だけでなく、地元の人に愛されることが大事という思いで運営しています。
二つ目の理由はテナントの鮮度です。お店を定期的に入れ替えて、フレッシュさを出すようにしています。その為、私自ら年間400杯以上(!)全国のラーメンを食べ歩きをして、人気店やトレンドをチェックしています。
三つ目は接客です。感じの良い接客が、味にも影響しますよね。ですから毎日、朝礼で自ら接客の指導も行っています。」
なるほど、いつも感じの良い接客には、そんな秘密が会ったのですね!これだったら、初めて来店される観光客の方でも安心です。
旭川の名店「梅光軒」でWスープを楽しむ!
それでは早速、館長自慢の名店を紹介しましょう。先ずは旭川を代表する名店「梅光軒」です。
「旭川ラーメン大賞」で最優秀賞を受賞し、今や全国で、いやアジアでも有名な人気店となりました。
イチオシのら~めん共和国限定メニュー「特選醤油らーめん」(900円)。一見、味噌ラーメンと見間違う茶色いスープです。飲むと、豚骨と魚介のWスープが織り成す深い味わい!まさにTHE旭川ラーメン!
そこに合わせる麺は、これまた旭川では代表的な、低加水の中細縮れ麺です。ツルツル喉越しと素晴らしい歯応え!特徴的な極太メンマとチャーシュー。どちらもスープと同じタレを使用することで、全体に統一感の有る仕上がりになっています。また、別皿で魚粉が付いてきます。
途中でこれをスープに入れると、あ~ら不思議!煮干し系醤油のような味わいに変身!一度で二度美味しいラーメンです!
函館の老舗「あじさい」の奥深い塩ラーメンで唸る!
次に紹介するのは、函館で創業80年を超える塩らーめんの老舗「あじさい」です。
定番の「味彩塩拉麺」(930円)です。
透明で美しいスープは、見るからにあっさりしていそう。トッピングされた水菜の緑が映えています。
しかし、食べてみるとわかりますが、只あっさりしているだけの塩らーめんでは無いことにとても驚くはず。この奥深いスープは、鶏ガラをベースに豚骨と昆布、更に帆立等の海産物を加えて、味に深みを出しているそうです。まさに、ゴクゴク飲み干したくなるスープ!
ストレートの細麺も、あっさりスープには、これしかない!という感じの相性の良さです。老舗ながら、改めて今食べても新しさを感じるラーメン!あっさり塩ラーメンファンはもちろん、ススキノで飲み過ぎた翌日にもオススメです。
札幌で大人気「白樺山荘」で「こっさり」味噌を堪能!
三軒目は札幌の有名店「白樺山荘」、札幌人で知らない人はいない、味噌ラーメンの名店です。
イチオシメニューの「味噌チャーシュー」(1,180円)です。
スープは、コッテリでありながらあっさり感を併せ持つ所謂「こっさり」味なんです。札幌市民が「コレコレ!」と笑顔で頷く味なんです。味の秘密を聞くと、白味噌+糀味噌をブレンドした味噌。そして、スープは豚骨と豚足+野菜をじっくり煮込んで、隠し味として昆布を加えているそうです。昆布が豚の臭みを消し、旨味だけを引き出すそうです。
そこに合わせる麺は、札幌味噌と言えば当然中太縮れ麺です。濃厚なスープがコレでもかと絡んできます♪
自慢のチャーシューは、特製チャーシューだれで豚バラを煮込んだ一品。一口齧り付くとホロホロと溶けていく食感です。
あと白樺山荘と言えば、無料サービスのゆで卵!途中で食べて舌をリフレッシュさせると、スープを飲み干す最後まで美味しくいただけますよ。
新進気鋭「みその」の新・札幌味噌に驚く!
最後に館長イチオシのお店、札幌「みその」です。東京の名店「けいすけ」で修行した店主が、その技術を駆使してオリジナリティ溢れる味噌ラーメンが楽しめるんです。
イチオシメニューの「最北端味噌『炙り』豚盛りそば」です。
その名の通り、チャーシューの代わりに、炙った豚肉が盛られているボリューム感満載のラーメンです!
スープを飲むと、まず炙った豚肉の香ばしさが溶け込み、後からピリッとした痺れ感が感じられるはず。
秘密を訊くと山椒が隠し味で入っているとのこと。コッテリなのにスイスイ食べられるのは、このスパイシーさからなんですね。
味玉も驚きの燻玉です!これも良いアクセントになりますね♪全てのお店が、美味しくて食べ過ぎました・・・。
共和国では紹介した店以外にも、小樽や道南などの名店が全部で8店舗も楽しめるんです。
旅のアクセスの基点になる札幌駅ですから、来た時に一杯、帰りに一杯なんて楽しみ方も出来ますよ!
※こちらは、公開日が2015年12月18日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。
スマートポイント
- 何と言っても、アクセスの良さ!全道各地の味が一箇所で、それも札幌駅から外に出ないで食べられるんです。労力と時間のロスを節約出来ますね。
- 入っているお店は、地元の人もオススメする名店ばかり。ハズレの店がありません!
- 旅先で入りづらい店も、ここなら気兼ねなく。どの店も親切なスタッフが迎えてくれます!
ライターのおすすめ
札幌ら~めん共和国には、札幌ら~めん開拓舎というお土産屋さんも併設されています。 色々なお店のお土産ラーメンが買えちゃうんです。 お家で食べた味を思い出すも良し、食べられなかったお店の味を楽しむも良し!
濱野まさひろ
生粋の道産子。北海道の素晴らしさは、ウニやカニだけじゃないことをお伝えしていきます!
INFORMATION
スポット名 | 札幌ら~めん共和国 |
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住所 | 札幌市中央区北5条西2丁目エスタ10階 |
電話番号 | 011-209-5031 |
営業時間 | 午前11時~午後10時(L.O.午後9時45分) |
定休日 | 年中無休 |
駐車場 | あり 1店舗2,000円以上の利用で2時間無料 |
備考 | HP:http://www.sapporo-esta.jp/ramen |
地図 | 43.0676618 |