地元ファン好みの「路地裏」にあるお店
小樽駅前から目の前の通りを400m程運河側に降りていく途中にローソンがあります。そこを右に曲った路地裏にあるのが「麻ほろ(まほろ)」。知らないと通り過ぎてしまう。だけど実はいつも地元市民で賑わっている!そんなお店です。表の中央通りは観光客で賑やかですが、一本だけ裏に入ると閑静な雰囲気に変わります。
店内はとっても綺麗!入って右奥に行くと製麺所があり、そこでこだわりの自家製麺を手作りしています。
「あっさり」と「こってり」に迷う!
「あっさり醤油(700円)」透き通ったスープ!
椎茸の香りがとても良く昆布と鶏の旨味が際立った、やさしい味わいでサラッといけちゃいます。
「こってり味噌(850円)」醤油と同様に自然な味わいはそのままに、豚骨スープを使用してるのでコクのある味わいに仕上がっています。少しだけピリ辛でクセになる味です!
麻ほろのラーメンの基本ベースは、「あっさり」と「こってり」の2種類あり、それぞれのスープで醤油、味噌、塩と選ぶことができます。
2人以上で来店する際は、それぞれのスープを注文して、是非両方の味を経験したいところです。
麻ほろならではのスープのこだわりとは?
極上のスープと自家製麺。徹底して「手作り」と「自然素材」にこだわっています。
北海道産の食材を多く使用していて、スープの基本ベースは羅臼産の昆布や愛別産の椎茸、丁寧に下ごしらえした魚だし。「あっさり」であればそこに鶏ガラスープ。「こってり」であれば豚骨スープを合わせるのが麻ほろ流です。
「最近じゃ自然派や無化調が流行りのようになっているけど、別に化学調味料を使わないことを極端に意識したって訳じゃなくて、安心で美味しいラーメン作りにこだわったらこうなっただけなんだよ」と店主の土居さん。
自然の旨味が極限まで引き出されたスープは必食です。麺は数年前から自家製麺を使用。このスープに合わせる為に追求したら自家製になったのだとか。
地元市民に大人気の「朝ラー」」や「ラーメン御膳」
地元市民に大人気の朝ラーメン、通称「朝ラー」。
朝ラーとは、朝製麺をしているすぐそばの立ち食いスペースで朝からラーメンを食べることができるサービス。
夜の屋台は良く聞きますが、朝とは珍しい!
「朝製麺する横で、小麦の香りを感じながらラーメンをすすってほしい」と笑顔で話す土居さん。お値段は350円と驚きの良心価格。なんとも粋な朝食でしょうか。
観光で小樽に宿泊する際には是非オススメしたい「朝ラー」です。付近には宿泊施設も多いので、宿泊先次第では歩いてすぐかも!?
提供写真:麻ほろ
朝ラー以外にも人気なのが「麻ほろ御膳」。
7品目も食べられるラーメンコースで夜ゆっくり利用する人に人気なんだとか。7品目の中の目玉はこれ、「ラーメン茶碗蒸し」。出汁にこだわる麻ほろならではの茶碗蒸しは絶品です。
地元観光スタッフから広がる人気
来店する約8割が地元客の麻ほろ。
路地裏にある店にも関わらず、観光客もしばしばお店にやってくるそう。路地裏にあるのに何故?と気になり、観光客に話を聞いてみると、どうやら人力車やガラス工芸などの観光業で働く地元のスタッフにオススメされて来店しているそう。美味しい口コミ情報はこうして回るのです!
気さくな店主の土居力さんと次男の卓(すぐる)さん。製麺担当が卓さん。長男はイオンモール苫小牧店にて姉妹店の「あさま」にて店主を務めているそう。美味しさを追求するその姿勢には職人の誇りが感じられました。
小樽といえば寿司や海鮮が有名ですが、やはりどこに行っても食べたくなるのが「ラーメン」。
麻ほろは小樽観光の中心や宿泊施設からのアクセスの良い場所なので観光の途中に是非寄ってみてはいかがでしょうか。