平成15年に札幌のすすきのにオープンした生ラムジンギスカン山小屋は、肉質にとことんこだわったラムと、エゾジカ肉が人気メニューのお店。
1956(昭和31)年創業の北海道ジンギスカン店の草分け的なお店・小樽景勝園(現在休業中)で出されていた特製タレを、そのまま引き継いで提供しています。
歴史ある老舗のタレがすすきので味わえるという山小屋は、ジンギスカン店ではめずらしい、意外なモノも食べ放題といううれしいサービス付き!
グルメ
2016.04.25
昭和31年から引き継がれる
こだわりのタレがうまい山小屋
writer : 上坂 由香
ジンギスカンとプチトマトのコラボが山小屋風
食べ放題のもやしと玉ねぎ。肉汁のうまみを吸いこませるため、鍋のまわりにたっぷりとスタンバイ。炭火で焼かれたアツアツの鍋に脂をなじませていくと、食欲をそそるあま~い香りがしてきます。
こちらは『ラム肉&シカ肉(数量限定1,000円)』。
北海道産エゾジカ肉は鮮やかな赤身。脂身の少ないヘルシーなお肉とあって、若い女性に人気です。ラム(生後1年未満の羊肉)は、ニュージーランド産とオーストラリア産を厳選して提供しています。
鍋のまわりを飾るのは、なんとプチトマト! ツヤツヤと赤いプチトマトは色どりもよく、かわいらしい感じがします。口直しに出されるサービス品で、食べ放題というから驚きです。そのまま生で食べてもよし、焼けばさらに甘みが濃厚になる焼トマトに変身!思いがけずくせになるかも。
追っかけがいる山小屋の特製タレ
「あのタレでジンギスカンが食べたい!」と、景勝園時代の常連客が追っかけをしてやって来る人気のタレは、りんごをたっぷりと使って熟成させています。おろし玉ねぎはお好みでどうぞ。
ラムはジューシーでやわらかく、1956年から引き継がれた特製タレにからめれば、肉の脂がサッパリとしてやみつきになるおいしさです。シカ肉もプリプリの食感!肉のうまみを引き立てるこのタレに、追っかけがいるのもうなずけますよ。
山小屋特製もち(500円)も人気のひと品。「火の通りを考えて薄めに作ってもらっている特注品です」と、店長の成田さん。
ほどよく肉の脂がしみ込んだ鍋の上で、こんがりと焼いたもちを、特製タレにからませて食べるというヒットメニュー!1人前(6枚)は多いかな?と思っても、ペロリといけちゃいます。数あるすすきののジンギスカン店で、もちがメニューにあるのは、山小屋さんだけかも。
心なごむアットホームなお店
木のぬくもりにあふれる山小屋風の店内は、カウンター15席のみ。肉を焼く七輪は一段下がったところに置かれ、カウンターとほぼ一体化。鍋全体を見渡せます。
お店のスタッフはほぼ全員女性で、まるでお母さんが肉を焼いてくれるような居心地のよさ。「もやしと玉ねぎ入れましょうか?」「肉は焼き過ぎない方がおいしいですよ」と、ほどよい加減でやさしい声がかかります。中国語、韓国語、英語で書かれたメニューも用意しているとのこと。海外からの観光客にも人気のジンギスカン店です。
スマートポイント
- 地下鉄すすきの駅から徒歩3分。ビルの1階にお店があり、赤い提灯や行燈が目印です。
- カウンターのみ小さなお店なので、来店前は電話で空席の確認や予約を。
- お肉の匂いがしみつかないように、カバンやコートが入る大きなビニール袋が手渡される心配りがうれしい。
ライターのおすすめ
60年以上の間受け継がれるタレは、いわゆる角のないまろやかな味で、特製のお餅が絶品。焼いたプチトマトも、甘みと酸味がジンギスカンとよく合います。
上坂 由香
5年に1度くらいしか風邪をひかない体質を自慢していたら、普通に歩いていただけで膝の半月板を故障。足腰の弱まりを痛感している今日この頃。
INFORMATION
スポット名 | 生ラムジンギスカン山小屋 |
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住所 | 札幌市中央区南4条西4丁目第5グリーンビル1階 |
ジャンル | ジンギスカン |
電話番号 | 011-271-2853 |
料金 | 2,000円~3,000円 |
営業時間 | 午後5時~午後11時(L.O午後10時30分) |
定休日 | 年末年始(12月31日~1月1日) |
駐車場 | なし |
地図 | 43.0546207 |