北海道民にはおなじみで、おみやげとしても人気の豚丼のタレ。豚肉によく合うしょうゆベースの独特な甘辛さが特徴ですが、元々はこのタレがウナギのかば焼きにヒントを得て作られたことをご存じでしょうか。
帯広名物の豚丼は、昭和初期に市内で数人の料理人が考案したもの。その一人のお店「帯広はげ天」の伝統を守り続ける姉妹店「豚丼のぶたはげ帯広本店」は、帯広駅直結でアクセスがとても便利です。十勝産かみこみ豚の希少な霜降りロース肉を、高熱グリルでジュッと網焼き。しかも注文から豚丼ができるまでの時間はわずか約5分。本格的な豚丼が食べられると、地元や観光客、出張サラリーマンにも人気です。持ち帰りで車内でも食べられますよ。
グルメ
2016.07.15
老舗の確かな味を帯広駅ビルで
病みつき注意!豚丼のぶたはげ
writer : タカハシアキコ
改札を出てすぐ、評判の十勝グルメに出あえる喜び
写真はJR帯広駅北口の西側を外から見たところです。ここから入ると左側が駅、右側に豚丼のぶたはげのある帯広エスタ西館があります。改札からは、西出口と表示があるほうへ歩いていきましょう。
エスタ西館すぐ右側には、情熱の赤とも言わんばかりに目立つお店が。ここ「豚丼のぶたはげ」は、老舗の帯広はげ天が2000年にオープンした姉妹店です。
こちらがお店の正面。十勝でしか味わえない人気ショップを集めた「とかち食物語」のフロアにあります。
希少な豚ロース肉を850度の高温でジューッと網焼き!
豚丼のぶたはげで使用しているのは、赤身にも霜降りのように脂が差し込んでいる北海道産のかみこみ豚。数パーセントしかない希少な豚のロース肉を、惜しげもなく使っています。
タレを付けた豚ロースは850度の高温で網焼きに。こうすることで程良く脂が落ち、香ばしくジューシーなお肉が焼き上がるのです。
ご飯の上に、手早く豚肉を盛り付けていきます。カウンターの中から立ちのぼる香りがたまりません!早く自分の豚丼が来ないかと、お客さんの目も釘付けに。
窓越しに職人が豚肉をジューッと。食欲が暴走する!
店内はカウンターとテーブルを合わせて14席。時間に関係なく行列ができることもありますが、注文してから豚丼ができるまでが約5分と短いため、お客の回転も早いそうです。
お店の人が慣れた手つきでお肉を焼いていきます。この様子はエスタの入口からも見えるので、つい引き寄せられる観光客も。
食べ出したら止まらない、極上のタレと豚の脂がマッチング
職人が大鍋で煮詰めて作る秘伝ダレが絡んだ香ばしい豚ロース、その上には緑のグリーンピースがアクセントに。メニューはお肉の枚数が4枚の豚丼(920円)、6枚の特豚丼(1,200円)、2枚のハーフ豚丼(650円)とあり、いずれもお味噌汁と漬物が付いてきます。
照りのある厚めの豚肉はやわらかく、甘みのある脂がコクのある秘伝ダレとよく絡んで極上の旨さ。それでいてしつこさを感じない絶妙な味加減です。ご飯と合わせればもう最高のハーモニー、次から次と一気にかき込みたくなります。地元や観光客のリピーターが多いのもこのお店の特徴です。
もっと味を濃くしたい人のための追いダレ、そしてぶたはげがすすめる黒こしょうも置いてあります。ピリッとした風味が豚肉とよく合いますよ。
札幌から日帰りで!結婚式の引き出物に!愛される豚丼
お持ち帰り用の窓口もかなりの人気。アツアツの香ばしい豚丼のお弁当を、車中のお楽しみにする人もたくさんいます。
「うちの豚丼を、結婚式の引き出物で注文される人もいますよ」と話す店長の宮本さん。ほかにも「ここの豚丼を食べたいから」と、特急で2時間半かかる札幌から日帰りで来る人もいるのだとか。
1934年創業、昭和初期から続く帯広はげ天の伝統を守り続ける豚丼のぶたはげ。数ある豚丼専門店のなかでもリピーターが多いのは、その確かな美味しさが支持されている証しです。「駅の改札を出てすぐのお店なんて、そこそこの味なのでは?」と思った人は、いい意味で裏切られますよ。
スマートポイント
- 豚丼は、容器代プラス30円でテイクアウトもできます。帯広駅周辺のホテルに夕食なしで泊まる時など、持ち帰りにしてゆっくりとお部屋で味わうのもおすすめ。
- 持ち帰り用の豚丼は5分ほどで出来ますが、もっと急いでいる場合はお店に電話予約しておけば、希望の時間に合わせて作ってもらえます。
- 特製の豚たれも売っていますが、お店と同じかみこみ豚ロース肉を真空パック、たれと黒こしょうを付けた冷凍二人前セット「これぞ豚丼!」(1,630円)も持ち帰り、発送できます。帯広の味をぜひ自宅でもどうぞ。
ライターのおすすめ
豚丼のぶたはげがある「とかち食物語」には、スイートポテトのクランベリーや六花亭などの人気スイーツ店がたくさん!持ち帰りを注文して待つ間にこれらの店をのぞいてみても。出来たら番号札で呼んでもらえますよ。
タカハシアキコ
北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。
INFORMATION
スポット名 | 豚丼のぶたはげ帯広本店 |
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住所 | 北海道帯広市西2条南12丁目9 JR帯広駅エスタ帯広西館 |
ジャンル | 豚丼 |
電話番号 | 0155-24-9822 |
料金 | ハーフ豚丼(肉2枚)650円、豚丼(肉4枚)920円、特豚丼(肉6枚)1,200円 |
営業時間 | 午前10時~午後8時(L.O.午後7時30分、テイクアウトは7時45分) |
定休日 | 第3水曜日(エスタ帯広に準じます) |
駐車場 | あり(エスタ帯広駐車場) |
備考 | HP:http://www.butahage.com/ |
地図 | 42.91835110219483 |