北の屋台をハシゴして
味わい尽くそう十勝の味覚！

待ちきれない！　５時開店の店に合わせてGO!

ホテルが建ち並ぶ帯広駅前から歩いて数分。西１条通と東銀座通の間にある屋台街は彫像「いきぬきん」を中心に、大きく二つのブロックに分かれています。

営業時間・休業日は20店それぞれで、早いお店は夕方５時から開店。提灯に明かりが灯りはじめ、６時には全店の店先が明るくなります。

徐々に客足も増えて、地元の常連さんはもちろん、出張らしき人や観光客、外国人、女性の姿も。誰でも気軽に、おいしく楽しい屋台街です。

屋台でチーズ＆ワインが、とっても十勝っぽいんです

いわゆる「和」の居酒屋やおふくろの味を出す店と並んで、ビストロ風の洋風な店が立つのも、この屋台街の面白いところ。店主がソムリエの「プチ・プレジール」では、国内外のチーズコンテストで賞を取った十勝を代表する工房、共働学舎新得農場のラクレットチーズが味わえます。

ラクレットは、半分に切ったチーズの断面をあぶってとかしながら、フランスパンやジャガイモにとろ〜りとのせて食べるヨーロッパアルプスの料理。

黒こしょうを軽く挽いて、アツアツのうちにワインと一緒にいただくのがベスト。とろけるチーズの濃厚な風味が口のなかに広がって、小さな幸せ（プチ・プレジール）にひたれます！

貝殻付きのホタテや生干せシシャモに、思わずゴクリ

北の屋台では３年ごとに出店者を更新していますが、2001年のオープン時からずっと続いているお店もあります。その１店が魚介居酒屋の「こころ」。ねじり鉢巻のおいちゃんご夫妻のお店です。

十勝の野菜や釧路で揚がった魚介が「うまいよっ！」と生きのよさを誇るように並ぶカウンターのショーケース。食欲がそそられないわけがありません。

何年も通い続けている常連さんも初めてのお客さんも、ひとたび席に着けば、すぐに馴染める気さくな雰囲気。どの店も８〜10席ほどで、和気あいあい。暗くなるほどに、にぎやかな笑い声がお店の外まで聞こえてきます。

お肉やわらか、低カロリーのエゾシカ肉も味わえます

チーズにワイン、魚介、野菜料理ときたら、肉質のいい豚肉や牛肉、羊肉がそろう十勝のこと、肉料理も食さねば満ち足りない気分。６年前から出店している「煙陣」では、北海道ならではのエゾシカ肉も味わえます。

ハンターでもある店主自らが仕留めたエゾシカのタタキは、正しく処理されているので臭みが一切なく、やわらかく美味。北海道特有のピリリと辛い山ワサビがいいアクセントを添えます。

せっかくなので、帯広で唯一の燻製専門店一番の人気メニュー、道東・厚岸などから取り寄せた新鮮カキのスモークも。オリーブオイルとハーブにたっぷり漬け込んだ、お酒の種類を選ばないクセになっちゃう逸品です！

ハシゴしないのはもったいない！

羊肉専門店に串揚げ・串焼きの店、やきとん、おばんざいに味噌料理。店をのぞくたびに、胃袋が誘惑される北の屋台。

日本屈指の食材の宝庫・十勝に来て、ここに立ち寄らない手はありません。どうせなら数軒ハシゴして、野菜から魚、肉、チーズまで十勝を食べ尽くす勢いで！　あっちこっちとお店を渡り歩ける屋台の魅力を満喫しましょう！