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2019.10.03

ツリーにうっとり。はこだて
クリスマスファンタジー

writer : 金子 美里

はこだてクリスマスファンタジー
異国情緒あふれる函館のクリスマスをキラキラと幻想的に彩る「はこだてクリスマスファンタジー」。毎年、12月1日からクリスマス当日の25日まで、函館屈指の観光スポットである金森赤レンガ倉庫の一帯が、華やかなイルミネーションに包まれるイベントです。シンボルの巨大ツリーをはじめ、ロマンチックな光の演出は寒さも忘れるほどの美しさ。夜のデートにもぴったりです!

海に浮かぶシンボルツリーは七色の輝き

はこだてクリスマスファンタジーは、函館の12月を彩るイルミネーションのイベント。およそ14万8,000個の電球の光で、会場の金森赤レンガ倉庫がキラキラとロマンチックに輝いて、思わずうっとり。
イツミネーションされた大きなクリスマスツリー
シンボルともいえるのが、高さ約20mの巨大なクリスマスツリーです。函館の姉妹都市である、カナダのハリファックス市から、毎年寄贈されるモミの木で作られます。函館湾に浮かぶツリーは、イルミネーションが海の水面に映る様子も幻想的で、函館らしいの夜景が楽しめますよ。
高さ約20mの巨大クリスマスツリー
巨大クリスマスツリーの色が変わる様子
なんといっても美しいのは、ツリーを飾る電飾が多彩に変化するところです。色が変わって見るたびに違う表情を見せてくれ、いつまでも眺めていたくなっちゃいます。
赤く輝く巨大クリスマスツリー

提供写真:函館市観光部

なかでも真っ赤なツリーは「プレミアムレッドツリー」と呼ばれて、一日三回しか見られない貴重なイルミネーション。目にしたときは撮影を忘れずに!

冬の花火が楽しめる毎日の点灯セレモニーは必見!

毎日、盛大に行われる巨大ツリーの点灯式は感動的で、ぜひぜひ参加したいセレモニーですよ。式がはじまる午後6時が近くなると、軽快な音楽が響き渡り、ツリーの周りからレーザービームの光が放たれるなどの演出がされて、気分が盛り上がってきます。セレモニーがスタートすると、点灯のスイッチを押す人がイルミネーションに飾られたキラキラの馬車に乗って登場です! 点灯者は、一般公募で選ばれます。セレモニーではそれぞれ応募の思いなども発表してくれ、感動的ですよ。
ステージの様子
クリスマスツリーと花火

提供写真:函館市観光部

ステージ上には点灯者さんをはじめ、サンタクロースの着ぐるみたちが並んで、にぎやかで楽しい雰囲気です。点灯のスイッチを押すと、ツリーにあかりが灯って、真っ暗な夜の海がぱっと明るく華やかになると同時に、打ち上げ花火が冬の空に! ドラマチックなセレモニーは、ワクワクとドキドキがいっぱいです。

美しいイルミネーションをベストポジションから!

巨大ツリーだけでなく、期間中は金森赤レンガ倉庫群一体にもさまざまなイルミネーションが施されて、その名のとおりファンタジックな夜景を楽しめます。歴史が刻まれた倉庫の壁には、電飾に加えてキュートなサンタクロースのモニュメントが飾られているなど歩き回って楽しめる工夫がいっぱい。どこを切り取ってもロマンチックな風景で、シャッターチャンスも至るところにありますよ。
金森赤レンガ倉庫
イルミネーションされたカップルベンチ
記念写真のベストポジションは、やっぱり巨大ツリーの前。電球に飾られたカップルベンチが設置されている場所は、ツリーと一緒に撮影できる絶好のポイントです。カップルでいくならここではぜひ写真を撮りたいですね。
七財橋上からの景色
倉庫群のイルミネーションも含めて、異国情緒あふれる通りの雰囲気を一枚に収めたいなら、堀にかかる七財橋の上からがベスト。
緑の島からの夜景
ちょっと離れますが、倉庫群から海沿いを西埠頭方面へ行く途中に浮かぶ緑の島からは、海に浮かぶ夜景全体が見えます。近くで見るのとはひと味違った美しさに心奪われますよ。

スープバーで冷えた体をほっかほかに

冬の冴えた空気は、イルミネーションをキラキラと美しく見せてくれますが、そのきれいさに見とれて歩いているうちに、体がすっかり凍えてしまった……なんてことも。冷えてきたなと思ったら、金森洋物館とBAYはこだての間のメインストリートに設置されたスープバーで、あったかいスープを味わうのがいかが? 
スープバー
ここでは、函館市内に店を構える洋食店など10店舗が、この特設会場でそれぞれ個性的な味を1杯600円で提供してくれます。函館や近海の海鮮をたっぷり使った一杯や、北海道の南部で生産された野菜で作ったものなど、どれも素材にまでこだわった手の込んだ味ばかり。
スープ(一杯600円)
あつあつのおいしいスープに舌鼓を打ちながら、キラキラのイルミネーションを楽しめば、心も体もほっこり温まりますよ。

モミの木の精に幸せを願う「モミの木妖精の教会」

ツリーの前には、「モミの木妖精の教会」というロマンチックな見どころがあります。小さなチャペルは、巨大ツリーのモミの木に宿る妖精にあえる、メルヘンチックな教会なのです。シンプルなイルミネーションに飾られた木の教会のなかは、「永遠の愛」の象徴でもあるモミの木妖精に祈りをささげる空間になっています。
モミの木妖精の教会
モミの木の幹
モミの木の幹に手を重ねたら、幸せの鐘を鳴らして大切な人と一緒にお願いをしてみましょう。デートで訪れれば、二人のムードも盛り上がりますよ。
美しいイルミネーションを見ることができるはこだてクリスマスファンタジー
世界屈指の美しさを誇る函館の夜景。12月は、はこだてクリスマスファンタジーのイルミネーションがその美しさにさらに華やかさを加えてくれます。夜の散歩を楽しみつつ、光と海とベイエリアの歴史的な街並みが競演するロマンチックな雰囲気を、思い切り満喫してくださいね。

※こちらは、公開日が2017年2月17日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 開催期間中は、金森赤レンガ倉庫もショップも通常より1時間長い午後8時まで営業。外のイルミネーションを楽しみつつお買い物も可能です。イベントのオリジナルグッズも手に入れられます。
  • はこだてイルミネーションや駅前広場のイルミネーションなど、近くに夜景を楽しめるイベントが同時に開催されているので、しっかり防寒をすれば、美しい函館の夜の街並みをゆっくり満喫できます。
  • イルミネーションの美しさを遠くから望める緑の島には、午後8時まで入れます。ただし、午後4時から午後6時30分ごろは島へ入る橋が封鎖されるので注意を。

ライターのおすすめ

点灯式は、誰でも応募OK。道外からの点灯者もいるようなので、ぜひ応募してみては? 点灯前にステージ上で、自分の気持ちを言葉にする時間もあって、ステキな思い出になること間違いなしです。

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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