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2020.02.06

レトロな雪国の暮らしを体感!
北海道開拓の村 冬の生活体験

writer : タカハシアキコ

東京ドーム約11個分の広大な敷地に、明治時代から昭和初期までの歴史的建物が並ぶ北海道開拓の村。いずれも実際の建物を移築、復元してきた貴重なもので、四季を問わず多くの人々が観光や見学に訪れています。
北海道開拓の村 冬の生活体験
その北海道開拓の村で、毎年1月上旬から3月まで行われるのが「冬の生活体験」。山高帽やマント、わら靴などの試着は無料。昔の道具を使って、雪かきなどにも挑戦できます。竹スキーや木製のそりで遊ぶのも新鮮な体験。
竹スキーや木製のそりで遊ぶのも新鮮な体験
週末などに運行する馬そりに乗ってレトロな町並みを回れば、気分は開拓時代にタイムスリップ。真っ白な雪に包まれた景色は、どこを切り取っても美しくフォトジェニックな空間です。北国を体験するならやはり冬がいちばん! さあ、北海道開拓の村へ出かけてみましょう。

雪国ならではの、冬の生活体験にチャレンジ!

入口広場の会場には、昔に使われていた暮らしの道具が並べられています。小さな子どもを引いて移動する木製のそりは、いまはほとんどがプラステック製。50~60年ほど前まで荷物を運ぶのに使った「荷ぞり」は、子どもたちが雪山や坂を滑るそりとしても活躍しました。小高い雪の山やかまくらでは、大人も子どももはしゃぐ声でにぎわっています。
小さな子どもを引いて移動する木製のそり
荷ぞり
使い方がよく分からないときは、スタッフの人に尋ねれば教えてもらえます。例えば、竹が二本スティック状になっている道具は「竹スキー」または「竹スケート」と呼ばれる物。
二本スティック状になっている道具は「竹スキー」
竹の曲がった部分を靴先に引っ掛けて雪の上を滑る道具
冬の遊び道具で、竹の曲がった部分を靴先に引っ掛けて雪の上を滑ります。こんなにシンプルな作りなのに、スイーッと滑っていく爽快感は、試してみないと分かりませんよ。

マントや角巻きを羽織って、昔の紳士淑女になってみない?

入場券売り場のある旧札幌停車場では、昔の防寒着や身に着けていたものもレンタルしています。端切れを縫い合わせて作った作業用ミトンの「テッカエシ」や「深わら靴」は、ボランティアによる手作り品。
入場券売り場のある旧札幌停車場
ストールのような角巻き(かくまき)
黒い山高帽にマント
ストールのような角巻き(かくまき)や、黒い山高帽にマントを羽織ればレトロな気分も高まるというもの。ハイカラ気分で雪のなかの散策を楽しんでみてはいかが。記念撮影用の人力そりに座って写真を撮るのも素敵ですね。
記念撮影用の人力そり

北国の暮らしを支えてきた、どさんこの馬そりに乗ってみよう

敷地内はとても広いので、見学の前に馬そりに乗るのがおすすめ。馬そりは、開拓時代に人や荷物を運ぶための交通手段でした。前に立つスタッフが数々の歴史建造物について説明をしてくれるので、後から気になったスポットを回るのにも役立ちます。
馬そり
歴史建造物について説明をしてくれるスタッフ
最大10名ほどの人を載せて軽やかに走る馬
シャンシャンという鈴の音も軽やかに、最大10名ほどの人を載せて走る馬はさすがどさんこといったところ。頑張っているお馬さんの息づかいを間近に感じながら、市街地や漁村群などのレトロな建物を楽しんで。

マッサンのロケも行われた歴史的建造物でほっこり

旧青山家漁家住宅では、11月から3月の土曜日、日曜日、祝日にボランティアによる番茶のサービスがあります(午前10時から午後4時まで)。ここは、ニシン御殿として有名な小樽貴賓館(旧青山別邸)の青山家の主屋兼ニシン番屋で、NHKの朝ドラマ「マッサン」のロケでも使われました。
旧青山家漁家住宅
ボランティアによる番茶のサービス
あかあかと燃える炭火を眺めながら、いろり端に座っていると気分もほっこり。ボランティアさんの解説を聞いたり、話をするのも楽しいものです。北海道開拓の村で、雪国ならではのレトロな暮らしをあなたも体感してみませんか。

※こちらは、公開日が2017年3月3日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 冬の生活体験コーナーは、防寒具や用具の貸し出しなどすべて無料なので、ぜひトライしてみて。冬期運行の馬そりは15歳以上250円、3歳~14歳100円で村内を一周します。
  • 基本的に歩くエリアは除雪されていますが、それでも雪に足がズボッと埋まる箇所もあるので雪用の靴をはいたほうが無難。フロントでは長靴の無料貸し出しもあります。
  • 六つの観光スポットから3ヵ所選べるお得なチケット「さっぽろセレクトBコース」(1,350円)は札幌観光におすすめ。JR札幌駅の北海道さっぽろ観光案内所で買えるほか、北海道開拓の村でも販売しています。

ライターのおすすめ

古い布で作った作業用手袋「テッカエシ」や竹製の雪かき道具、子どもが遊びにも使った荷ぞりなど、昔に暮らす人の知恵と工夫が見えてくる体験。マントや角巻きでのお散歩もおすすめ、暖かくて雰囲気も抜群ですよ。

タカハシアキコ

北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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