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2020.02.06

冬の祭典さっぽろ雪まつりを
思い切り楽しんじゃおう!

writer : 金子 美里

圧倒的な大きさの雪像
北海道の冬の祭りの代表といえば、さっぽろ雪まつりです。
2月初旬のおよそ1週間、大通公園をはじめとする3つの会場に、圧倒的な大きさの雪で作られた像が現れます。
どの作品も巨大ながらも細部まで丁寧に仕上げられており、雪の芸術と呼ぶにふさわしいものばかりです。
単に雪の像を眺めるだけでなく、靴でも楽しめるスケートリンクや巨大すべり台など、みんなで遊べるスペースも。
国内のみならず海外からも多くの観光客が集まる冬の祭典。
雪の芸術
その歴史や、制作の過程など、さまざまな背景を知ればお祭りを100倍楽しめること間違いなし!

「還暦」を超えてなお、年々活気づくさっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりのスタートは1950年。
大通公園7丁目に、市内の中高生が美術の先生の指導を受けつつ6基の雪の像を制作したのが始まりでした。
雪で作った像を展示するほかカーニバルや雪合戦など、さまざまな娯楽を詰め込んで開催しなんと5万人の人出があったと記録されています。予想以上の好評ぶりに、翌年からも継続して開催されるようになったのです。
国際的な冬の祭典
2009年には第60回を迎え、地元民を楽しませるお祭りから国際的に知られる道内屈指の冬の祭典へと大きく成長してきました。
現在は、大通公園、すすきの、つどーむの3つの会場で開催し、来場者数も200万人を超えています。
いまや、さっぽろ雪まつりを目当てに海外からやってくる観光客も。
国籍や文化に関わらず、誰もが楽しめるボーダーレスなお祭りとして、これからもさらに魅力を増していくことでしょう。

中心街の2会場はアクセス抜群。雪氷像以外にグルメや遊びも

会場となるのは、大通公園、すすきの、つどーむの3つです。
メイン会場の大通公園は、1丁目~12丁目まで公園全体をめいっぱい使ってダイナミックに雪像を展示します。
高さ15mにも及ぶ作品
中でも、目を引くのは4丁目~10丁目に作られる大きな雪の像。
高さ15mにも及ぶ作品は、圧倒的な迫力があります。
グルメゾーン
6丁目や11丁目は、グルメゾーンになっており、北海道の味覚や国際色豊かな料理を味わえます。
ジャンプ台
また、1丁目のスケートリンクや3丁目のスノーボードのジャンプ台などがありアクティブな冬のスポーツも体感できます。
すすきの氷の祭典

提供写真:札幌市観光写真ライブラリー

南4条~7条の駅前通りを歩行者天国にして作られるのがすすきの会場。
「すすきの氷の祭典」という別称があり、近隣ホテルの料理人などが作成した氷の彫刻が並びます。氷のバーなども現れて、お酒を飲みながら楽しむこともできる大人の会場です。

つどーむ会場で雪遊びを思いっきり満喫しちゃおう!

家族で訪れるなら、断然つどーむ会場がオススメです。
雪あそび

提供写真:札幌市観光写真ライブラリー

雪で作った巨大すべり台や迷路のほか、雪像ラフティングなどができる体験型の会場になっており、毎年子どもたちの歓声が響きます。
屋外だけでなく、屋内スペースも充実しているのがこの会場の特徴の一つ。
屋内スペース

提供写真:札幌市観光写真ライブラリー

ドーム内では飲食のブースが立ち並び、さまざまな味覚を堪能できるほか遊具などが用意された屋内広場もあって、天候に左右されず遊ぶことができます。都心からは少し離れてはいますが、期間中は、地下鉄東豊線栄町駅から会場までのシャトルバスも頻繁に運行され、アクセスもスムーズ。
幅広い年齢層が、それぞれに楽しめる会場になっているのでぜひ足を延ばしてみては?

自衛隊から市民、観光客まで。みんなで作る冬の祭典

3つの会場に制作される雪氷像は合わせて200基以上。
大きさもテーマもさまざまな作品が、訪れる人の目を楽しませてくれます。
制作には、自衛隊や市民、さらには観光客までもが参加。
メインになる大型の像は、陸上自衛隊第11旅団北部方面隊と市の制作団が作成しています。
題材の決定から、資料の収集や設計など、ち密に何カ月もかけて準備を進めていくのです。
陸上自衛隊と市の制作団が作成

提供写真:札幌市観光写真ライブラリー

1月からは、会場付近で作業を眺めることも可能。
多くの人が細やかに作業している姿を知れば、雪の像を見上げたときの感動もひとしおです。
見ているだけでは物足りない!という人は実際にチャレンジを。
大雪像の制作参加や市民雪像の制作は公募を行っています。
みんなで作り上げる

提供写真:札幌市観光写真ライブラリー

市民だけでなく、道外、さらには海外からも像制作の参加者が集まりまさしく、みんなで作り上げる冬の祭典なのです。

夜のライトアップも見どころ! 時間を変えて訪れよう

日が暮れてライトアップの時間になると、昼間とは異なり会場が幻想的なムードに変わります。
幻想的なムード
プロジェクションマッピング
近年は、大通会場でダイナミックな映像が映し出されるプロジェクションマッピングも行われ、さらなる楽しみが生まれました。

夜もロマンチックですが、早朝はまた一味違った雰囲気です。
冷えてしんと静まった中で見上げる雪の像は神秘的に映ります。
人もまばらなので、混雑が苦手という人には特にオススメ。

実は、お祭り後の雪像解体もなかなか迫力のあるショー。
繊細に作り上げられた像が、重機で崩されていく様子にはもったいなさを感じる一方で、なんだか胸がすくような爽快感も。

作品を眺めるだけでなく、雪遊びをしたりグルメを堪能したり、さまざまな形で北国の冬を楽しめるお祭りです。
会場をくまなく歩いて、オリジナルな楽しみ方を探求してみよう!

※こちらは、公開日が2016年1月13日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 早朝や夜のライトアップなど時間を変えて訪れると、それぞれ違った会場の雰囲気が味わえます。
  • さっぽろテレビ塔に上ればメイン会場の大通公園全体を見渡すことができ、大きな雪の像も見下ろせ爽快な気分に。
  • 各会場にグルメエリアがあるほか、ウィンターアクティビティーの体験もでき幅広い楽しみ方ができます。

ライターのおすすめ

早朝は人気が少なくゆっくりと各作品を眺められる絶好の時間帯です。冷え込んでいることも多いですが、運がよければダイヤモンドダストが出たりして神秘的!

金子 美里

フリーランスライター。地元情報誌の編集として勤めたのち独立。現在は観光情報誌や旅行雑誌などに執筆。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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