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観光観光

2016.10.01

美肌の湯といえば十勝川温泉
日帰り入浴おすすめ3&足湯

writer : タカハシアキコ

かつてアイヌの人たちが「薬の沼」と呼んでいたといわれる十勝川温泉。お肌がツルツルになる琥珀(こはく)色のモール泉は北海道遺産にも指定され、ホテルや旅館が立ち並ぶ温泉街には地元だけでなく国内外からたくさんの人が訪れています。
十勝温泉

提供写真:笹井ホテル

ガーデンめぐりや牧場、食にスイーツと魅力いっぱいの十勝エリアに行ったら、十勝川温泉のモール泉に入らない手はありません。帯広からも車で約20分ほど、日帰りでも気軽に寄れるホテルの温泉や足湯があります。

お肌ツルツル成分は太古の植物がもたらす恵み

十勝川温泉のモール泉は、太古の時代に十勝川の湖畔に生えていたアシなどの植物が、長い間に堆積した亜炭層を通って湧き出たものです。フミン質という有機物を多く含んだこの温泉は、保湿成分に優れているのが特徴で「美人の湯」とも呼ばれています。
音更町
温泉街は帯広から車で20分、音更(おとふけ)町の東側に位置し、ホテルや旅館のそばに十勝川が流れています。音更町と幕別町を結ぶ十勝川中央大橋は別名白鳥大橋とも呼ばれ、12月ごろにはシベリアから白鳥が飛来して越冬する美しい姿が見られます。温泉街の周囲には、オートキャンプ場を備えた十勝エコロジーパークやゴルフ場もあります。
丘展望台
中心部から車で5分ほどの十勝が丘展望台からは、十勝川と広大な十勝平野を一望できます。その途中にある巨大花時計ハナックで有名な十勝が丘公園では、夏は幻想的なホタルの観察会、冬は光と音のファンタジー、彩凛華(さいりんか)のイベントが行われるなど、温泉以外の楽しみもいっぱいです。

十勝川温泉の老舗、笹井ホテルでモールの湯を存分に

せっかく十勝へ足をのばしたら、十勝川温泉のホテルでモール泉の日帰り入浴はいかがでしょう。まずは草分け的存在の笹井ホテルです。
大浴場
明治時代、この地では湧き出した温泉に地元の人が熱を加えてお風呂にしていましたが、1913(大正2)年に源泉を掘って笹井ホテルの前身となる旅館が建てられました。いまでは100室以上あるホテルの大浴場で野趣あふれる露天風呂やひのき風呂、ジャグジーの水風呂、打たせ湯などを楽しめます。当時からの笹井源泉をくみ上げた、かけ流しのとろりとしたお湯を存分に満喫できますよ。
露天風呂
ひのき風呂

提供写真:笹井ホテル

星を望む露天風呂とエステバスが人気、ホテル大平原

道内ではテレビのCMでもおなじみのホテル大平原。入浴施設はもちろん、自社農園の野菜を使った料理やアクティビティが充実。散策を楽しめる中庭では、熱気球のフライト体験を開催することもあります(要問い合わせ)。
天鏡
新しくオープンした露天のひのき風呂は、かけ流しのお湯に浸かりながら空が視界いっぱいに入る開放感が好評。モール泉の大浴場はもちろんですが、五つの水流がある広いエステバスも人気です。ジェットの水圧で運動効果や血行促進効果が期待できるこのお風呂、余分な体のお肉も強烈な水圧で飛んでいきそう。
開放感のあるお風呂
エステバス

提供写真:ホテル大平原

露天風呂から十勝川の流れを望む、十勝川温泉 観月苑

十勝川温泉 観月苑は、和風の落ち着いた佇まいを見せるホテル。十勝川のほとりにあるので、冬から初春には客室や露天風呂から美しい白鳥の姿が見られます。女性にうれしいアロマエステやフットエステのルームもあります。
女性に嬉しい施設もたくさん
なんといっても人気なのは、展望デッキを備えた開放的な庭園露天風呂。岩を組んで造った露天風呂に浸かった後は、デッキのチェアでひと休みを。十勝川やその向こうにある日高山脈が一望できます。大浴場はひのき風呂やジャグジー、打たせ湯、寝湯、歩行湯などを備えています。
庭園露天風呂
室内風呂も充実

提供写真:十勝川温泉 観月苑

無料の足湯でモール泉体験、入浴剤やゆるキャラグッズも

ちょっとだけモール泉を試してみたいという人は、十勝川温泉観光ガイドセンターの裏にある無料の足湯へどうぞ。併設の十勝ネイチャーセンターでは、十勝川カヌーツアーなど四季折々のアクティビティーを扱っています。
十勝ネイチャーセンター
足湯
源泉かけ流しの足湯は無料です。両足を浸して旅の疲れを癒しましょう。芝生のなかにあるので景色を眺めながらのんびりとできます。
モール泉の商品
タオルがなくてもご安心を。観光ガイドセンターでは100円でタオルを売っています。同じ売り場にはモール泉の入浴剤やせっけん、フェイスマスクもあります。
モ~るちゃんのマスコットキーホルダー
十勝川温泉のゆるキャラ、モ~るちゃんのマスコットキーホルダー(860円)。頭にしっかりとタオルをのせているのはさすが温泉キャラといううところ。十勝川温泉でリラックスしてお肌もツヤツヤ、心にもうるおいを補給しちゃいましょう!

スマートポイント

  • 無料の足湯は十勝が丘公園にもあります。木造の建物になっているので、悪天候の時はこちらがおすすめ。
  • 三つのホテルとも、日帰り入浴は専用の入口があります。また設備点検などで利用できないこともあるので、事前に電話で確認しておくのが確実です。
  • 各ホテルでは入浴と朝食バイキング、または入浴と夕食バイキングがセットになったお得なプランがあります。詳しくはホテルに問い合わせを。

ライターのおすすめ

十勝川温泉観光ガイドセンターでは電動のレンタサイクルを利用できます(有料)。坂道もラクな電動自転車で、十勝の風を感じながら温泉や公園、展望台を回ってみませんか。帯広駅での乗り捨ても可能です。

タカハシアキコ

北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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