* * menu
閉じる

観光観光

2021.08.17

「北の国から」のロケ地として
いまも人気を誇る富良野市麓郷

writer : 上坂 由香

北海道を舞台にした映画やドラマは数多くありますが、そのなかでも、絶大な人気を誇った「北の国から」は、富良野市を全国的に有名にした話題作で、現在でも熱心なファンがいる伝説的なドラマですね。
そのロケ地となった富良野市の麓郷(ろくごう)には、実際に撮影に使われた家が、いまも大切に保存されています。
麓郷の森
富良野市内で3か所のエリアにわかれたロケ地は、年間約20万人の観光客が訪れる人気のスポットになっています。「北の国から」のファンはもちろん、なんとなく見たことのある方、ドラマを知らない世代にまで愛される、脚本家・倉本聰氏の世界観を、五郎が建てた家を通じて感じてみませんか?

※こちらは、公開日が2016年11月7日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

国内旅行はジェイトリップ

撮影で使われた家がいまも残る麓郷

富良野市内から車で約40分。国道38号線から麓郷街道を南西に向かうと、豊かな自然に囲まれた麓郷があります。ドラマ「北の国から」のロケ地はこの一帯で、いまも熱心なファンが訪れている聖地です。
田中邦衛さんが演じた黒板五郎が建てた家は「麓郷の森」、「五郎の石の家」、「拾って来た家」の3か所に点在しています。ドラマが終了したあと、一番はじめに公開されたのが「麓郷の森」。ここには、連続ドラマ当時に作られた「丸太小屋」と、その家が全焼したあとに住んだ「3番目の家」があります。

丸太小屋
小屋の中
3番目の家
森の散策路には、木工品が作れる手作り工房や、麓郷の森ビッグトン(豚)バーガー(1,200円)などが食べられる森のレストランがあり、ふたつの家を見学した後も、静かな森のなかで、ゆっくりとくつろぐことができます。
「北の国から」ファンでなくても、自然に囲まれて寛ぐことができるので、富良野市を訪れる際はぜひ訪れたいスポットです。

手作り工房
麓郷の森ビッグトン(豚)バーガー

国内旅行はジェイトリップ

五郎がまだ住んでいる石の家

麓郷の森エリアを出て数分のところにあるのが、「五郎の石の家」と、このドラマではじめて登場した「最初の家」があります。
五郎の石の家
「五郎の石の家」は、金策尽きた五郎が、材料費がかからず、タダで積み上げられる石を使って建てたもの。積み上げられた石の数で、五郎の苦労がテレビ画面を超えて現実の世界で伝わってきます。
五郎の石の家正面
家のなかには、ドラマのワンシーンの写真パネルが展示され、居間にあるちゃぶ台や家財道具を見ていると、いまでも五郎が住んでいるという設定ということもあって、今にも五郎が帰ってきそうな気持ちになりますよ。
五郎の石の家のなか
少し離れた場所にある「最初の家」はごく簡単な造り。東京生まれの純がびっくりしたのもうなずけますね。
最初の家
このエリアの受付があるログハウス内は、ドラマにちなんだ土産物が盛りだくさん。なかでも人気なのは、ドラマのセリフにちなんだ「子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン」(420円)と、五郎の「遺言状」(823円)。物語の原作・脚本を手がけた倉本氏直筆ということで、プレミア感があります。
子供がまだ食ってる途中でしょうがラーメン
ドラマにちなんだ土産物
原作・脚本を手がけた倉本氏の本

国内旅行はジェイトリップ

ドラマ終了後に完成した「純と結の家」の意味とは

富良野市の3か所に分けられたドラマのロケ地で、麓郷の町にあるのが「拾って来た家」のエリア。五郎が雪子たちのために造った家は、列車の貨物コンテナやバス、スキー場のゴンドラなどの廃材を使って建てられています。
拾って来た家
拾って来た家の中
ドラマ終了後の2004年に完成した「純と結の家」の内部にはカウンターがあり、喫茶店のような雰囲気。バスのボディーや窓枠がさりげなく使われています。ちょっと不思議なところに吊り革も。「純と結の家」は新婚の二人が楽しく暮らせるよう、五郎の愛情と遊び心がたっぷりと散りばめられています。
純と結の家
カウンター
富良野市の麓郷の町で20年以上の歳月をかけて撮影された「北の国から」は、2002年を最後にドラマシリーズを終えましたが、「拾って来た家」のエリアを訪れると、物語はまだ続いているような気持ちになるかもしれません。北海道で最も人気のあるロケ地・富良野市・麓郷の森で、いまもなお息づく「北の国から」を感じてみてください。

国内旅行はジェイトリップ

スマートポイント

  • 麓郷の森までは、富良野の町から国道38号線を南へ行き、道道(どうどう)544号線へ左折して麓郷街道に入るルートが一番わかりやすいです。
  • 「麓郷の森」「五郎の石の家」「拾って来た家」は、それぞれ500円の入場料ですが、3か所をめぐるなら共通入場券(1,200円)がお得です! 共通券は、どこのエリアでも購入することができますよ。
  • 麓郷の森のなかで、食事ができるのは「麓郷の森」の森のレストランと、「五郎の石の家」の隣にある緑豊農場の売店だけ。麓郷には、撮影にも使われた小野田そば店もあるので、ぜひ立ち寄ってみて。

ライターのおすすめ

三つのエリアのなかで特にオススメしたいのが、「五郎の石の家」。富良野観光協会が施設の受付をしているので、スタッフの人からドラマのこぼれ話が聞けたり、「北の国から」ならではの土産物も充実しています。

上坂 由香

5年に1度くらいしか風邪をひかない体質を自慢していたら、普通に歩いていただけで膝の半月板を故障。足腰の弱まりを痛感している今日この頃。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

JALで行く!国内ツアーは格安旅行のJ-TRIP

  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする
  • この記事をシェアする
  • Facebookロゴ
  • Twitterロゴ
  • LINEロゴ
  • Pinterestロゴ
  • リンクをコピーする

北海道観光モデルコース

記事検索

ツアー検索