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観光観光

2016.11.13

グルッとまわって楽しみたい!
ずっといたくなる洞爺湖畔

writer : 千石 涼太郎

洞爺湖有珠山ジオパークとして、国内初の「世界ジオパーク」に登録された洞爺湖は、洞爺湖サミットでも知られる有名な観光地。北海道民なら必ず「行ったことがある!」というくらいの人気スポットです。
洞爺湖の美しい風景
周囲約50キロの円形に近いカルデラ湖は、「日本百景」「新日本旅行地100選」などに認定されています。緑に囲まれた湖畔をめぐっていると、洞爺湖が持つさまざまな顔が見えてくる、変化に富んだ観光地です。
水辺
清流を思わせる水辺や、海水浴場を思わせる浜。ごろた場の海岸を思わせるようなエリア。海外のリゾート地ににているエリアや、名旅館が建ち並ぶ温泉街。多種多様でありながら、騒々しくないゆったりとした気分になれるのが洞爺湖なのです。

まずは景色を見ながら湖畔を歩いてみませんか?

札幌から車で約2時間、新千歳空港からは約1時間半の場所に位置する洞爺湖は、洞爺湖町と壮瞥(そうべつ)町にまたがるカルデラ湖。
洞爺湖
湖畔には、北側から西側、南側を中心に、車を停められるスペースや小さな公園がいくつも点在。車を停めて、景色を楽しんだり、のんび〜りするのにもってこいなのですが、ウォーキングやジョギングを楽しむ人も増えています。
湖畔通り
ウォーキングやジョギングも楽しめる
早朝や夕暮れのひと時を湖や周囲の山を眺めながら、のんびりと歩く。時計やスマホを見ることなく、自然のなかの自分を置いてみてはいかがでしょうか。散歩の途中で、足湯や手湯が楽しめるのも魅力です!
足湯や手湯

女子にはとても口にできない名所が!?

洞爺湖サミットが行われた際、洞爺湖温泉、壮瞥温泉、滝之上キャンプ場、仲洞爺キャンプ場、財田湖畔、浮見堂、月浦展望台、中島を洞爺湖八景と選定。以来、この看板の前で写真を撮るのが定番となりました。
洞爺湖八景
八景は自然な景観を保った絶景ポイントが多いのですが、少し趣が違う「浮見堂」が目を引きます。夢洞爺という名のアーチ型の彫刻ごしに見る浮見堂と、湖面……いい雰囲気です!
彫刻「夢洞爺」
湖南には、知る人ぞ知る名所があります。ただし、大きな声ではいえません。なぜなら、その名が「珍小島」(ちんこじま)だからなのです。ちなみに、島と呼ばれていますが、島ではなく、砂が堆積した砂州(さす)なので、洞爺湖の島ではないのです。
珍小島

展望台や湖畔からの絶景を見てまわろう!

名所を楽しむには、やはり見る視点や時間を変えるのが一番! というわけで 高い位置から見下ろすなら、大勢の観光客でにぎわうサイロ展望台がオススメ。お土産や喫茶のほかに、クマのはく製と記念撮影もできます。
洞爺湖展望台
サイロ展望台からの景色
遊覧船やボートに乗って湖からの眺めを楽しむのもステキ! 木々がはえた林のようなエリアから、湖を覗き込むように見るのも風情があり! 湖畔のベンチに座って、打ち寄せる波を見る……なんてのもいいですね。
遊覧船
木々から覗く湖

洞爺湖の大自然のなかで深呼吸したい!

夕景
夕景がステキな洞爺ですが、日の出のころの洞爺も素晴らしい! 静寂のなかを散歩したり、ドライブしたり、サイクリングを楽しんだり、キャンプ場でディレクターチェアに座り、コーヒーを飲んだり。浮世を忘れる別天地とはこのことではないでしょうか。
彫刻
彫刻「波遊」
彫刻「復活」
湖畔に点在する58基の彫刻(とうや湖ぐるっと彫刻公園)を見ながらのドライブもよし、こども連れのご家族は噴水公園で思い切り遊ぶのもよし! 緑と湖ときれいな空気を感じつつ、深呼吸しましょう。
洞爺湖周辺
観光地として楽しめるだけでなく、リラックスして癒されて、元気をもらえるのが洞爺湖の魅力。ちょっと見るだけはもったいないので、ぜひ湖畔で一泊して、ゆったりとした時間を味わってください。キャンプが一番のオススメですが、いい温泉もたくさんありますよ!

スマートポイント

  • JR札幌駅から洞爺湖温泉(湖の南側)まで、約2時間45分のバスが出ています。
  • 洞爺湖畔には、グリーンステイ洞爺湖、水辺の里財田キャンプ場、仲洞爺キャンプ場など雰囲気抜群のキャンプ場があります。テントで泊まって日帰り温泉を楽しむのもオススメ!
  • とうや水の駅やレイクヒル・ファームなど、北海道らしい美味しいソフトクリームが食べられるところがあります。

ライターのおすすめ

真夏でも朝夕は涼しい洞爺湖畔で過す夏休みが最高ですが、新緑の春、紅葉の秋も風情たっぷり。そして雪に覆われた冬も捨てがたいので、何度も行ってほしいところです。

千石 涼太郎

北海道や旅、地域文化に関する書籍を多数上梓。「北海道新聞」、月刊誌「O.tone」等でエッセイ連載中です。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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