白鳥大橋の景色も幻の駅弁も！
エンルムマリーナ室蘭

白鳥大橋の穴場ビュースポットでもあるマリーナ

JR室蘭駅または道央道室蘭ICから車で約12分ほど、美しい景観で知られる白鳥大橋の南岸近くにあるのがエンルムマリーナ室蘭です。会員のみならず、一般の人も自由に利用できる施設なのです！

センターハウスに入ってまず目を引かれるのは、ロビーに飾られている木造ヨット・エンルムⅠ世号。エンルムとはアイヌ語で「突き出た」という意味で、ここから車で10分ほどの景勝地「絵鞘（えとも）岬」とも同じ語源です。

最高の景観！　橋のほか工場や噴火湾、駒ケ岳まで

建物からマリーナ側に出ると、浮桟橋にはクルーザーやヨットが！　潮風に吹かれて眺める景色は爽快そのものです。

右手には白鳥大橋、正面には対岸の崎守地区工場群、左手には大黒島や噴火湾の景観がノビノビと広がります。晴れた日には正面遠方に羊蹄山や有珠山、昭和新山、左手には道南の駒ケ岳までが見えるんです！

海に遊ぶ魚たち。ほっこり優しい気持ちになれます！

白鳥大橋記念館からすぐ近くであるにもかかわらず、記念館前から見るのとは一味違うさらに開放感のある景色が見られて、なんだかお得な気分。キレイに澄んだ海水をよく見ると、チカやアイナメなどの魚が泳いでいて、何時間過ごしても飽きません。

夏は午後６時、冬は午後５時に閉館するため、橋や工場の夜景を見ることはできませんが、季節とタイミングによっては夕暮れ時の絶景に出合えます。

世界的人気。「幻の駅弁」の作り手はココなんです

建物１階には喫茶ブロートンがあります。このお店のまたの名は「母恋めし本舗」。完全手作りのため１日40食限定、JR室蘭駅や母恋駅などで販売され、連日早い時間に売り切れる人気駅弁「母恋めし」（1,188円）を作っているのはここなのです。

食事もできます。一番人気は、母恋めしのご飯にバターの風味をプラスし、ホッキだしのスープを合わせた「大黒島と夕日」（サラダ・オレンジジュース付きで1,400円）。噛むほどにじみ出るホッキの甘さとバターの香りが絶妙です。

親切で面倒見のよいオーナー、関根勝治さん・久子さん夫妻との会話に心がほっこりと温まります。手が空いている時を見計らって、ホッキのこと、室蘭のこと、観光スポットのことなども質問してみましょう。いろいろと親身に教えてくれます。

世界の貝を展示する壮大な博物館にも感激！

関根さん夫妻は、貝・銀細工の工芸作家でもあり、さらに勝治さんは約30年をかけて世界中の貝・数万点を収集した貝博士でもあります。勝治さんが館長を務める２階の「港の貝の博物館」では、貝の種類の豊富さ、多彩さに思わず驚愕！　深海開発に関する展示も興味深いものばかりです。


白鳥大橋のビューポイントとしては「穴場」とも言えるエンルムマリーナ室蘭。潮風に吹かれて海に浮かぶ船を眺めたり、絶品・母恋めしに舌鼓を打ったり、めずらしい貝に親しんだり。忘れられないひと時が過ごせること、うけあいですよ！

※こちらは、公開日が2016年11月14日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。