大自然を実感するドライブやスキー、ガーデンめぐり。魅力がいっぱいの富良野ですが、旅でちょっと疲れたときやリフレッシュしたいときに、おすすめの温泉があります。それが、新富良野プリンスホテルにある温泉施設「富良野温泉 紫彩の湯」です。
露天風呂からは白樺の木々や山々が眺められ、木のにおいに包まれたフィンランドサウナも体がすっきりすると、地元の人にも好評。宿泊客だけでなく日帰りの利用も可能なので、リフレッシュしたい人に最適です。入浴の前後にはニングルテラスなど散策できる楽しみもありますよ。
観光
2017.03.16
露天とサウナでリフレッシュ!
富良野温泉 紫彩の湯
writer : タカハシアキコ
千メートルの地下から湧く、新富良野プリンスホテルの温泉
まずは、のれんをくぐってお風呂に直行してみましょう。男湯と女湯に分かれる入口の向かいには、待ち合わせ場所など相手へのメッセージを貼っておける便利な伝言板があります。
内風呂は景色に面したガラス張り。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉のなめらかなお湯で、約千メートルの地下から源泉をくみ上げています。寒さで体がこわばっているときや、スポーツやウォーキング後の疲れにはまさに最適。温かいお湯が体を優しくほぐしてくれますよ。
抜けるような青空、星空ビューを露天風呂で満喫
露天風呂に通じるドアを開けると、白樺や針葉樹の木々、そして雄大な富良野盆地や十勝岳など、四季折々の魅力的な風景が見渡せます。お湯に浸かって見上げれば、抜けるような青空に気分も爽快! 日没後は、澄んだ空に浮かび上がる星空が迎えてくれます。夜は0時まで入浴できるので、遅い時間でも利用する価値あり。
森の香りのフィンランドサウナで心身すっきり!
フィンランドサウナも人気で、こちらを目当てに来る地元のリピーターも少なくありません。広々としたサウナに一歩足を踏み入れると、驚くのが濃厚な木の香り。それは、北アメリカの民家で使われていた、年季物のマツの材木を内装に使用しているから。室内の熱を均一にしてくれるので、サウナにはぴったりなのです。
すぐ隣には、広めの水風呂が。サウナに入って、水風呂を浴びて、またサウナ……と繰り返せば、たっぷりとかいた汗とともに、体の新陳代謝も高まってすっきり! 脱衣所の洗面台には化粧水や乳液、ボディ用の美容液もあるので、つるすべになったお肌をしっかりと保湿しましょうね。
ところで、紫彩の湯ってどこにあるの?……ここです!
スキー場やガーデンもある巨大な「プリンスグランドリゾート富良野」。そのなかに紫彩の湯はあるのですが、「敷地が広すぎて分からない」という方のために説明を。まずは、新富良野プリンスホテルを目指しましょう。
新富良野プリンスホテルの駐車場に着くと、「富良野温泉 紫彩の湯」の看板と館内への入口が見えます。隣は人気ベーカリーの「プリンスパン工房」。ちなみに、ホテルのフロントに行く人もここから入るようになっていますが、どちらも分かりやすい案内板があるので迷うことはありません。
受付に続く廊下には、富良野といえばおなじみの脚本家、倉本聰氏の森づくり活動に関する写真展示があるので見て行ってくださいね。ドーム型の建物にある受付では、入浴料金を払うとバスタオルとボディタオル、ロッカーキーを貸してくれます。受付の向かい側には、ドリンクの自販機を備えた休憩エリアもあります。
休憩エリアも充実、リクライニングチェアでゆったりと
さらに進んだ建物は2階が浴場エリア、1階は休憩ラウンジとりラクゼーションコーナーになっています。休憩ラウンジでは、背もたれを倒せるリクライニングチェアに座ってみて。オットマン(足置き)に足を延ばしてリラックスできるので、景色を眺めながら思わずうたた寝してしまいそう。飲み物の自動販売機でジュースやアルコールを買ってもいいですね。
休憩ラウンジには、リラクゼーションコーナーの受付もあります。気軽にできるフットリフレや、アロマエステマッサージなど、自分へのごほうびにいかが。たっぷりと癒された後は、ホテルでグルメを楽しんだり、すぐそばにあるニングルテラスや富良野・ドラマ館などを散策するのもおすすめですよ。
スマートポイント
- 紫彩の湯がある新富良野プリンスホテルは、JR富良野駅からタクシーで10分ほど。JR旭川駅や旭川空港からはふらのバス「ラベンダー号」がホテル前まで定期運行しています。
- 旅の荷物はロッカー利用が基本ですが、入らないサイズの物は受付で預かってくれるので便利です。
- 日帰り入浴でも、希望すれば館内着を貸してくれます。ベビーバスもレンタルしているので、赤ちゃん連れのママも安心してお風呂に入れます。
ライターのおすすめ
新富良野プリンスホテルには魅力的なスポットやグルメ、お土産がいっぱい。紫彩の湯は途中退館が可能なので、受付のスタッフさんに声をかけて手続きすれば、お風呂と好きな場所を行き来して楽しめます。
タカハシアキコ
北海道移住歴20年。亜熱帯の血を持つ寒がりライター。お手ごろで魅力的なモノやスポットを発掘すべく歩き回っています。
INFORMATION
スポット名 | 富良野温泉 紫彩の湯 |
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住所 | 北海道富良野市中御料 |
ジャンル | 温泉 |
電話番号 | 0167-22-1111(新富良野プリンスホテル) |
料金 | 日帰り利用:大人1,540円、4歳~小学生770円/ プリンスホテル宿泊者は同800円、500円 |
営業時間 | 日帰り利用:午後1時~午前0時(7~8月は午後6時まで)/ 宿泊者は午前6時~午前10時、午後1時~午前0時 |
定休日 | 通年営業(11月にメンテナンスクローズあり) |
駐車場 | あり(新富良野プリンスホテル無料駐車場) |
備考 | HP:http://www.princehotels.co.jp/newfurano/facility/onsen/ |
地図 | 43.32384230540158 |