初めての小樽を丸一日満喫！
定番観光地を巡る日帰りプラン

まずは、ちょっと古風な小樽の街を散策してみましょう。かつて荷物を船から出し入れする港町であった北運河周辺は、明治時代に作られた石造りの倉庫が今でもたくさん残り、歴史ある風情を感じることができる静かなエリアです。国の重要文化財である旧日本郵船小樽支店、市の文化財指定の老舗酒屋など見どころがいっぱい。雰囲気のあるお店もたくさんあるので、散策途中で立ち寄るのもおすすめです。

小樽運河のシンボルの一つである旧澁澤倉庫。重厚な石造りの旧渋澤倉庫は、古い倉庫が立ち並ぶ北運河の中でも、とくに地元民に愛される存在です。明治時代に建てられ、港に出入りする船の荷を預かる倉庫として活躍していましたが、現在はカフェやライブハウスとして利用されています。「北の商都」とよばれた当時の小樽市に想像をめぐらせて散策してみるのもいいですね。

小樽市総合博物館運河館内には「近代小樽の歴史」ゾーンや明治末から大正時代の街並みを復元したコーナーなどがあり、まちの歴史、文化、自然を学ぶことができます。事前に依頼すればスタッフさんの説明を聞くこともOK。さらに深い小樽市を知りたい方は、もっと資料の充実している本館へ。

小樽運河通り沿いにある小樽イルポンテでは、吹きガラス、サンドブラスト、本革を使ったクラフト体験が楽しめます。体験は当日でも空きがあれば受け付けていますが、観光シーズンは混み合うので事前に予約を！ 吹きガラス作品はひと晩冷ますので、翌日以降の引き取りもしくは実費で郵送が可能です。サンドブラストと革小物はそのまま持ち帰りできるので日帰り観光にもってこい♪北海道旅行の思い出に、素敵なお土産を作ってみてはいかがでしょうか。

北海道随一の観光スポット、小樽運河に移動しましょう。冬には「小樽ゆき物語」や「小樽雪あかりの路」などロマンチックなイベントが行われたり、周辺に素敵な建物が多いことで有名。幻想的な空間を演出する夜景は特に人気です。カップルでも女子同士でも満足いくまで楽しめる場所。小樽初心者なら、小樽市や運河の歴史、見所などについて解説してくれる人力車に乗って巡ってみるのも◎。

小樽運河から徒歩約10分の場所にある三角市場。創業約50年の武田鮮魚店が営む「市場食堂味処たけだ」は、三角市場で海鮮丼をいち早くメニューに取り入れたお店です。人気のメニューは、海鮮丼の他に旬の刺身、焼き魚定食など。店頭で気になった魚介は、調理法も好みに合わせて食べられます。まずは活気あふれる市場の店頭で味見し、食堂でおいしい海鮮丼を食べ、気に入ったらお土産に…と三度楽しめる市場食堂味処たけだです。少し遅めのランチは、新鮮魚介をたっぷり味わいましょう。

「市場食堂味処たけだ」から徒歩5分ほどの場所にある旧手宮線跡は、北海道ではじめての鉄道である手宮線の廃線が残る遊歩道です。市民の憩い場であり、観光客の散策ルート。線路の上を歩いたり、傍らのベンチに腰かけたり…ゆっくり散歩してみてはいかがでしょう。

北一硝子三号館にあるカフェ「北一ホール」。営業中は電気をつけず、167個の石油ランプが店内を照らします。そんなロマンあふれる店内ではスイーツやコーヒーなどカフェとして楽しむことができます。まるで映画のようなロマンチックな空間で、まったりしていきませんか。どの席に座ってもランプの美しさを楽しめますが、店内一番奥の中央席が特等席です。

「メルヘン交差点」は、いつも多くの観光客でにぎわう小樽市の人気スポット。中心街へのびる堺町通りは、歴史的建造物をいかしたガラス工房やカフェ、お土産屋さんなどが並ぶロマンチック街道です。歩いているとまるでタイムトリップしたような気分に。どこを見ても絵になる風景はSNS映えすること間違いなしです。のんびり散策すれば、小樽のステキな建物においしいもの、かわいいお土産と必ず出合えますよ。

小樽市の観光地巡りはいかがでしたか？日帰りプランのシメは、おたる屋台村レンガ横丁で夕食です。小さいながらも個性的な屋台が13軒。海鮮グルメはもちろん、ジンギスカンやイタリアンなど食の異文化交流が特徴です。どの屋台もカウンター形式なので、店主や他のお客さんとも至近距離。地元の情報が聞けるのも楽しみのひとつですね。何を食べようか迷った時は、ぜひハシゴで楽しんで。（但しドライバーさんはノンアルで乾杯ですよ！）