札幌市街から、ニセコや洞爺湖方面に行く途中にある中山峠。北海道の数ある峠のなかでも、年間約220万人の集客を誇る中山峠には、望羊中山峠という道の駅や峠の茶屋があり、食事やお土産の買い物ができる休憩ポイントになっています。また、ここから一望できる羊蹄山(ようていざん)をはじめとする山々の美しい景色が楽しめるのも、中山峠の魅力です。
おいしい空気と羊蹄山の絶景!
札幌市南区と喜茂別(きもべつ)町の境にある中山峠の標高は835m。空を近くに感じる澄みきった空気は、思わず深呼吸したくなるほどさわやかです。この峠からは、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山(標高1,898m)を一望でき、喜茂別岳や尻別岳などの雄大な山々を撮影できるフォトスポットになっています。初夏の新緑、秋の紅葉、そして真冬の雪景色と、四季折々に表情を変える羊蹄山を楽しみましょう。
峠の名物はやっぱり「あげいも」!
中山峠といえば名物「あげいも」。1968(昭和43)年に発売され、いまも多くの観光客に愛され続けています。羊蹄山麓周辺でとれた男爵(だんしゃく)いもに衣をつけて揚げたものですが、そのシンプルな味わいが後を引くおいしさでボリューム満点。道の駅では、あげいものほかにも「中山チキン」や「峠のあんドーナツ」などの新しい峠グルメがいっぱい! ラーメンや豚丼などのホットメニューも充実しています。
地元のこだわり野菜が並ぶマルシェ
5月の中旬から9月の上旬までの期間限定ですが、中山峠の道の駅では、地元の喜茂別町や羊蹄山麓周辺でとれた新鮮な野菜が並ぶ中山マルシェがオープン。朝どりのものがところ狭しと並んでいます。ここから地方発送も可能。リピーターもいるほどの大人気です。また峠の近隣には森の美術館(2017年11月5日閉館)もあって、心和むひとときも味わえます。移動距離の長い北海道の旅にはかかせないお休み処の中山峠。頂上からの素晴らしい景色を楽しみながら、ホッとひと息してみませんか?
※こちらは、公開日が2016年12月3日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。