日本海岸でニシン漁が盛んだった昭和前半まで、ニシンの見張り台が置かれていた黄金(おうごん)岬。産卵のために訪れるニシンの大群が、夕陽を浴びてキラキラと輝き、海が黄金色に染まって見えたことからこの名がつけられたと言われます。
荒波と奇岩、夕陽のコントラストに言葉を失う!
日本海岸北部の港町、留萌市の黄金岬。ここの素晴らしさは「日本一の落陽」とも呼ばれるほど美しい夕陽スポットでもあること! 海岸には並ぶのは、ゴツゴツとした柱のような奇岩「カンラン石玄武岩柱状節理」。スコットランドのウイック・インド南部のマドラスとともに「世界三大波濤」に選ばれたほどの力強い荒波が、奇岩に押し寄せ、ダイナミックな景観が広がります
岬一帯は公園に、印象的なオブジェがお出迎え
黄金岬のある一帯は「黄金岬海浜公園」となっています。岬のシンボルともいえる石のオブジェ「波濤の門」が建てられ、夕焼けの景色をより印象深いものに。2014年放送のテレビドラマ「若者たち2014」の主題歌「若者たち」の作曲者である佐藤勝(留萌市出身)にちなんだ歌碑もあります。夏には海の家や飲食店も多数オープンし、岩場は「磯カニ釣り」スポットとしても人気です。
砂浜やキャンプ場、資料館にも足をのばそう
周辺には、砂浜が続いて子どもでも安心して海水浴ができ、キャンプもできる「ゴールデンビーチるもい」や、炊事場・トイレを備えた「黄金岬キャンプ場」もあります。留萌の歴史や文化、自然を分かりやすく展示する「留萌市海のふるさと館」や、ブロンズ製の女性像が灯りを掲げるデザイン灯台「「波灯(はとう)の女(ひと)」も、合わせて訪れたいスポットです。
※こちらは、公開日が2016年12月26日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。