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野付半島のトドワラ

野付半島に広がる異空間
立ち枯れたトドワラと湿原

writer:編集部(2019.11.22)

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野付(のつけ)半島の先端部、色とりどりの賑やかなお花畑や、驚くほど身近に野生動物たちに出合える散策コースは、まるでおとぎ話の世界! 終点まで辿り着くと、海水の浸食により立ちかれたトドワラ(トドマツの原っぱ)と塩性湿地が広がります。一気に色が消え荒涼と広がる風景は「ここは日本なのだろうか?」と思わずにはいられません。 どれをとっても非日常的で不思議な光景へは、根室中標津(ねむろなかしべつ)空港から約40km。道東で外せない観光ポイントです。

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日本最大! かぎ針状の砂嘴

海流によって運ばれてきた砂が、長年に渡って堆積して作られた地形を砂嘴(さし)と言い、全長26kmもある野付半島の形はまるでアート! 半島の根元から先端部にあるネイチャーセンターまでは約15km。両側が海とお花畑でまっすぐな道は通称「フラワーロード」と呼ばれ、クロユリやハマナスがみなさんをお出迎え! 途中現れる「ナラワラ」はミズナラが立ち枯れた森を言い、エゾシカが生きいきと暮らしています。静と動が混在する姿には感動必至。

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歩けば気分は乙女!? お花畑さんぽ

ネイチャーセンターから先、トドワラ入口まで約25分。一人が歩ける程度の道幅の両側を、春~秋にかけて可憐な花々が彩るロマンチックな散歩コースとなっています。春先には小鳥が枝先に止まり、美しい声で愛をさえずります。草むらにさりげなく潜むエゾシカとの出会いも期待大で盛りだくさんコースの先には、トドマツが海水に浸食され立ち枯れた姿を見せるトドワラ。海上散歩ができる木道を進めば、海鳥や海底にゆらめくアマモが見られます。

Point3

エビ漁やアザラシを見るなら観光船

野付半島の向かい側、尾岱沼(おだいとう)からトドワラ桟橋まで、5月上旬~10月末まで観光船が運行。野付湾に現れるアマモの干潟の上でのんびりゴロゴロしているゴマフアザラシに高確率で遭遇するには、8月~9月上旬の引き潮の時間帯に観光船に乗るのがおススメ! 野付湾で行われるホッカイシマエビ漁は明治時代から伝わり、北海道遺産でもある打瀬(うたせ)舟で行われます。夏と秋の漁期に訪れれば、踊り食いで食べられるチャンスもあり!

※こちらは、公開日が2017年1月1日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

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