高いビルに囲まれて、札幌中心街にちょこんとたたずむ札幌市時計台。札幌駅や大通公園からのアクセスがよいこともあって、多くの観光客が訪れる人気スポットです。北海道開拓使が活躍した明治期に札幌農学校の施設として建設された後、外国製の時計機械を取り付けて現在の姿に。道路整備による移転などを経ながら、街の歴史を静かに見守ってきました。館内の展示で、時計台の歴史的役割を学ぶことができます。
屈指の観光名所はアクセスも抜群
札幌市時計台といえば、北海道を代表する有名観光スポット。人気の秘密はアクセスのよさにもあります。大通公園やさっぽろテレビ塔から、目と鼻の先、また、JR札幌駅からも徒歩で7分程度という近さです。時間の余裕が少しでもあれば、気軽に観光できるところがうれしい。ビルに挟まれて小さくは見えますが、国の重要文化財に指定される威厳ある建物です。近づいてじっくり見ればその価値がわかりますよ。
入館して実感!時計台の素晴らしさ
札幌市時計台は、外観をただ眺めるだけでなく、ぜひ、館内に入ってその歴史に触れてみてほしい施設です。木造の建物内部は、1階と2階に分かれており、1階には時計台の歴史が、2階は時計の仕組みや建物の建築法などが説明されています。また、塔に設置されている時計と同じ構造の兄妹時計が展示され、実際に時を刻みながらその構造を教えてくれます。背景を知るほど魅力が深まるスポットです。
時計台に隠れる17個の五稜星
札幌市時計台は、開拓使のお雇い外国人であるクラーク博士が札幌農学校の演武場として構想した建物。その証として、開拓使のシンボルマークである赤い星印・五稜星が17個も示されています。建物の内外をじっくり見回って、隠れた五稜星を探してみるのも楽しいですよ!
※こちらは、公開日が2015年12月25日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。