北海道をめぐる旅人が一度は行きたい場所、それが最北の地・宗谷岬です。北方領土(択捉島)をのぞく、日本最北端の岬は、まさに地の果て。戦前まで樺太と呼ばれていたとサハリンの最南端、クリリオン岬(西能登呂岬)間は約43km。強風吹き荒れるこの地に立てば、北海道の大きさと、日頃意識することのない国境町というものを実感することになるでしょう。
最北の地で定番の記念写真を!
宗谷岬へは、稚内駅から車で50分ほど。路線バスも走っていて、45分ほど滞在して、また稚内にもどってこられるようなダイヤになっています。宗谷岬についたら、まずは「日本最北端の地」のモニュメントの前で記念写真。そして、江戸時代後期の探検家・間宮林蔵像のポーズをまねてもう一枚。景色を見るのは、それからです。というのは、夏のオンシーズンには、このふたつのスポットの前で撮影待ちになることもあるからです。人がいない間に、しっかり写しておくのが定番です。
宗谷岬で日本最北端到着証明書を!
宗谷岬周辺は風が強く、夏でもかなり寒い日が多いため、本州の秋くらいの装いが必要。しっかり着込んで岬を散策し、売店へ。売店には「日本最北端到着証明書」(100円)という名刺大のカードが売っていて、到達した日付を入れてくれます。日本最北端グッズはいろいろありますが、なんといってもこれを手に入れたいところです!
宗谷丘陵はもはや日本とは思えない絶景!
宗谷岬を背にして、南側の斜面を車で少し走ると、宗谷丘陵と呼ばれるエリアに入ります。この辺りは、標高400メートルに満たないなだらかな丘陵地帯。およそ2万年前の氷河期に形成された地形で、明治期の山火事によって樹木が消失。いまも高木がなく、まるでスコットランドのような美しい景観となっていて、一部には、風力発電機が並び、独特の風景をつくり出しています。
※こちらは、公開日が2017年10月5日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。