東京ドーム8個以上の広大な敷地に、屋内美術館や野外美術館などが点在し、豊かな森の風景とアートを一緒に楽しめるのが札幌芸術の森です。ここではアートを眺めるだけでなく、野外彫刻に触れたり、クラフト体験ができるのも魅力。自然の地形を生かして整備されただけに、敷地内には川が流れ、起伏にとんだ豊かな森が広がります。アートと自然が融合した北海道らしさ満点のアートパークです。
大自然と一緒にアートを満喫!
札幌市の中心部から南へ向かい、地下鉄南北線の終点・真駒内駅でバスに乗り換えて約15分。緑の森が広がる札幌芸術の森は、40ヘクタールの広大な敷地に、美術館や工房が点在。メイン施設のひとつ札幌芸術の森美術館では、絵画や彫刻のほか、現代アートや漫画まで幅広い企画展で楽しませてくれます。野外美術館の森のなかには彫刻が置かれ、散策しながらのんびり鑑賞。春や夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の自然風景もアートのような美しさです。
陶芸体験や大正時代の建物も
自然散策をしながら点在する施設をめぐるのがここの楽しみ方。白樺林や川が流れる緑深い森のなかには、北海道ゆかりの作家・有島武郎の邸宅を移築復元した、有島武郎旧邸も。大正時代の歴史的建造物で、吹きガラスの窓や建具などもそのまま残されています。また佐藤忠良記念子どもアトリエや、クラフト工房などでは、粘土細工や陶芸体験など、見学だけでなくアート体験ができるのも特徴です。
広い敷地に彫刻が点在する緑の森
野外美術館は、自然の地形を生かし、起伏にとんだ敷地に64作家74点の彫刻が点在し、森を散策しながら鑑賞できるユニークな美術館。自然との調和を楽しむのも野外美術館のコンセプトです。砂澤ビッキや米坂ヒデノリなど北海道ゆかりの彫刻家のほか、イスラエルの彫刻家ダニ・カラヴァンや、ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランなど世界的アーティストの作品もあり、見ごたえ十分です。緑深い森を散策しながら、まるでトレッキングをしているような気分で、点在する彫刻を探すのも醍醐味です。
※こちらは、公開日が2016年9月16日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。