倉本聰さんが脚本を担当、中井貴一さん、黒木メイサさん、そして故・緒方拳さんらが出演して、2008年10~12月にフジテレビ系で放送されたドラマ「風のガーデン」。その舞台となった美しい英国風庭園が、新富良野プリンスホテル敷地内にあるこの「風のガーデン」です。富良野の澄んだ空気のなか、春から秋にかけて園内には450品種以上、約2万株の花々が咲き乱れます。
訪れるたびに違う花風景がお出迎え
北海道ガーデン街道沿いの名園の一つでもある、風のガーデン。その特徴は、春から秋の開園期間中、いつ訪れても美しい花々が楽しめること! 人気ガーデンデザイナー・上野砂由紀さんがプロデュースしたこのガーデンでは、春のスノードロップ、エゾエンゴサクにはじまり、夏のカンパニュラ、フロックス、秋のアスターなどが季節感あふれる表情を見せてくれます。
約70種が咲く「薔薇の庭」も必見
ガーデン奥にある「薔薇の庭」も見事です。原種を中心とした75品種、約380本のバラ、宿根草、グラス類が植えられ、そのなかにはドラマ「風のガーデン」の登場人物にちなんで倉本聰さんが命名した新種のバラ「ルイの涙」「岳の夢」も。バラの見ごろは初夏ですが、秋はローズヒップが美しい赤に染まります。
ドラマそのままの世界も楽しめる!
また、ドラマ「風のガーデン」の懐かしい世界がそのまま残されているのもファンにはうれしい見どころ。ドラマセットを見学できる「グリーンハウス」、世界的押し花作家・杉野宣雄氏の作品を展示する「白鳥夫人の押し花工房」、ドラマで登場人物が着ていたエプロンや帽子、オリジナルグッズなどが買える売店もあります。
訪れるたびに多彩な魅力に出合え、富良野の自然の素晴らしさを存分に感じることのできるスポットです。