旅行での心配事に「乗り物酔い」を上げる方は多いのではないでしょうか?
車、バス、列車、飛行機、船など手段は様々ですが、旅行先まで必ず乗り物で移動をしますよね。
旅行は楽しいですが、乗り物酔いをする方にとっては、せっかくの楽しい旅行に苦痛が伴ってしまいます…。
そこで、今回は、乗り物酔い対策についてご紹介します。
旅行中の移動手段
2021.09.07
旅行の大敵!乗り物酔い!
酔わないための対策24選
writer : 編集部
なぜ乗り物酔いになるの?
人間は、三半規管という内耳にある器官で、体の平衡感覚を保っています。
三半規管で捉えた平衡感覚を脳に伝達して処理するのですが、乗り物による不規則な揺れやスピードにより、三半規管から脳への情報が多くなりすぎると、脳内での処理が追いつかず、自律神経の働きが乱され、冷や汗や胃の不快感などの乗り物酔いの症状が引き起こされます。
脳内での処理には個人差があるので、乗り物に強い人、すぐに酔ってしまう人がいるんですね。
また、普段は乗り物酔いをしない人でも、ニオイや体調によって引き起こされてしまう場合もあります。
それでは乗り物酔いの原因を押さえた上で、対策を考えてみましょう。
体調・コンディション編
まずは、自分自身でしっかりと体調を整えて対策!
対策次第で車酔い・船酔いにならなかったり、軽くなることもあります。
1.満腹、空腹状態は避けること
何事も「腹八分目」が大事なのです!
2.前日や事前にお酒を飲みすぎないこと
酒酔いに乗り物酔いがプラスされてしまいます…。
3.前日に良質な睡眠をとること
睡眠不足は車酔い・船酔いに限らず体調不良の元です!
4.体を締め付けない、ゆったりした服を着ること
特に、お腹やウエストまわりが締め付けられた状態だと酔いやすくなるので要注意です!
5.乗車前に体をほぐしてリラックス!
凝りやだるさを感じたまま乗ると、悪影響を及ぼします。
簡単なストレッチや体操は効果が期待できるので、ぜひお試しを!
乗り物内の環境編
個人の都合で融通が効かないこともありますが、なるべく車酔い・船酔いがしにくい環境にしましょう。
6.車内のニオイを気にしないようにする
視覚からのみではなく、ニオイでも酔いやすくなります。
気になる人は、マスクに好きな香りのアロマオイルを含ませておくと良いでしょう。
7.頭が揺れないようにヘッドレストに固定する
旅行用品として売られているネックピローなどを用意してはいかがでしょうか?
精神編
病は気から…。
気合で車酔いを軽減できる場合もあります。
8.「酔うかも」という不安感、「酔いやすい」という思い込みはしない。
不安は自律神経の乱れに繋がります。対策をしているので酔わない!と自分に言い聞かせましょう。
9.リラックスするために音楽を聴く。
余計なことを考えないためにも、音楽を効いてリラックスするのもおすすめです。
行動編
乗り物に乗るときに避けるべき行動・すべき行動を紹介します。
10.進行方向に座り、なるべく進行方向を見る
飛行機の場合座席は進行方向へしか向きませんが、電車で向かい合って4人掛けすると、進行方向を向いている座席は取り合いになります。
進行方向に背中を向けて座っていると気分が悪くなりやすいです。
11.酸っぱいものはできるだけ口に入れない
車内で直接レモンを口にすることはあまりないと思いますが、飴やジュースでも影響があるので気をつけてください。
機内サービスのオレンジジュースにもご用心!
12.飲食は控える
お弁当やスナック菓子、炭酸飲料、コーヒーやスープなどは車酔い・船酔いの原因になります。
逆にお茶やお水、ミントなどはリフレッシュできるので、車酔い・船酔いには効果的な場合もあります。
13.携帯ゲームや読書に集中しない
一点を凝視すると酔いやすいくなります。
携帯ゲームのような早い動きを目で追うとさらに危険です。
目線は近くにせず、遠くをぼんやりと見るようにしましょう。
14.寝る
乗り物に乗ってすぐに寝てしまえば酔わないで過ごせることが多いです。
乗車位置にも注意!
乗り物酔いの最大の原因は「揺れ」。
同じ乗り物に乗っても座る位置によっても違いますので注意しましょう。
15.揺れにく座席を選ぶ
バス
○ 前輪の真上と後輪の真上を結んだちょうど真ん中当たりの席
✕ 前輪の真上、後輪の真上の席
大きなタイヤから揺れが発生するので、タイヤから離れた席が一番揺れが少ないです。
飛行機
○ 機体の中心よりやや前寄りの重心周辺
✕ 機内後方部
重心が前にあるので後ろの方が揺れます。
翼の上の部分は景色が楽しめないのので、酔いにも影響します
船
○ 飛行機と反対で後方部(船尾)、なるべく海面に近い場所
✕ 前方部(船首)、海面から離れた二階、三階、屋上デッキなど
船は波を前から受けるので、前のが揺れ、後ろの方が安定します。
酔ってしまった時の対処法
予防をしても酔ってしまった場合は、なるべく症状を和らげたいですよね。
16.親指の第一関節のあたりを15秒ほど、少し痛いぐらいの強さで噛む
17.親指と人差し指の間、手の甲側にある少し凹んだところが乗り物酔いに効くツボ。
予防に押しても効力があります。
18.症状が軽い場合はおしゃべりやストレッチをして気分を変える
19.窓を開け、冷たい風にあたる
20.船の場合は甲板に出て風にあたる
21.遠くの景色などあまり変化のない物を眺める
22.頭を動かさないようにし、冷やす
23.衣服をゆるめる
最後の手段
24.酔い止め薬に頼る
薬に頼りすぎるのはよくないですが、今まであらゆる対策をしても車酔い・船酔いを避けてこれなかった方にはおすすめです。
乗り物酔いが不安だから、旅行をためらっていた方!
旅行は好きだけどいつも酔いが不安という方!
これまで乗り物酔いが心配だから、旅行に出掛けるのをためらっていた人にもオススメの方法ばかりです。
ぜひ試してみてください。
※こちらは、公開日が2015年4月6日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。