私も休暇を使って家族旅行したり、仕事の出張でよくよその土地へ出かけることがありますが、少しでも安く行きたいと、スマホで検索し探してます。安く行きたいからといっても、安かろう悪かろうでは大切な旅行が残念なものになってしまうので、コスパを重視して旅行を検討しています。
ここでは、旅行のコスパ「旅コスパ」についての考え方をまとめていますので興味のある方はご覧ください。
旅コスパは「費用/時間」
旅コスパを調べるためにはまず、比較する基準を作る必要があります。旅行にはその旅の目的によってホテルや移動手段を変更した方がコスパが良くなります。ここでは、その基準を「費用/時間」という単位で設定し、旅コスパがどうなのかを調査していきます。
ここで、単位を「費用/時間」と定めた理由については、旅費にはホテル代、移動代、食事代、入場代など様々な種類がありますので、どれだけの時間、その旅を楽しめるコストなのか?というのをわかりやすく調査するためです。
そして、ここでは旅行で必須の「ホテル」「移動手段」について調査をしていきます。
ホテルのコスパ
ホテルのコスパについては、宿泊代金が高いか安いかだけを注視することが多いですが、時間の概念を入れた場合、「単泊・連泊」「旅行の目的」によっても異なってきます。
ホテルにはチェックイン・チェックアウトの時間がそれぞれで決められており、多くのホテルはチェックイン15:00・チェックアウト10:00です。その場合の滞在時間は最大19時間となり、そこに単泊で止まった場合、最大19時間滞在できることになります。
もしこれが連泊の場合、単泊の場合に比べ、2泊目以降1泊に付き最大5時間増える計算になります(下記図参照)。連泊すればするほど宿泊代金が一緒の場合、1時間当たりの金額は安くなります。
①1泊1万円のAホテル、同額のBホテルにそれぞれ1泊ずつ2泊した場合
10,000円+10,000円/38時間=526.3円/時間
②1泊1万円のAホテルに2泊連泊した場合
10,000円×2泊/43時間=465.1円/時間
単純にチェックインからチェックアウトまでいた場合、1時間当たり約80円お得になります。
ただし、上記の通り連泊した場合に増える時間帯は朝10:00~15:00までの間ですので、日中は観光に出かけるという目的があれば、逆に連泊はせず、観光へ行くのに便利な立地にホテルを1泊ずつ変更するなどした方がコスパが良くなります。
また、そのホテルの施設をどのぐらい利用するかによってもコスパは異なってきます。例えば、観光目的の拠点利用として使う程度であれば、単純に宿泊費の安いホテルを使った方がコスパが良いことになりますが、ホテルのレストランやプール、フィットネスジムなどを利用する場合は、利便的なことを考えただけでもそういった施設のあるホテルに泊まった方が得ですし、宿泊特典として割引券がついてきたりすることもありますので更にコスパが良くなることがあります。
ホテルのコスパを考えるときは、費用、滞在時間、目的を合わせて考えるとコスパが良いホテルを見つけやすくなります。
移動手段のコスパ
移動する場合、マイカーやバス、新幹線などの鉄道や飛行機を利用します。この移動費においてのコスパを考える場合、自分で運転することや移動時間なども考慮に入れたほうが良いですが、一番共通している現地での滞在時間を基準に考えると比較しやすくなります。
例えば、東京から大阪へ向かう場合、バス・新幹線・飛行機この3つのどれかで移動するのが一般的ですが、価格だけで言うとバスが一番安いのですが、果たしてどの移動手段がコスパが安いのか調べました。
条件
2019年11月9日(土)の朝07:00以降に出発し、翌日中に戻ってくる移動手段に乗った場合の費用・移動時間・滞在時間(※2019年10月7日現在)
1泊2日の場合、移動含めても普通最大でも40時間ほどしか時間を使うことができません。また、便数などの問題でその時間は短くなります。比較すると新幹線・飛行機が滞在時間が長く、旅行中の1時間当たりの費用では100~200円の差になります。最安値で行くならバスになりますが、旅行を楽しむために少しでも長い時間を過ごすなら新幹線・飛行機の方が旅コスパがよくなるように思われます。
まとめ
★ホテル代が同じなら、単泊より連泊の方がコスパが良くなる。また、そのホテルの付帯施設を利用する場合もコスパが良くなる。
★検証した東京大阪間の移動はバスが最安。ただし、旅行を最大限楽しむなら、滞在時間を考慮し新幹線・飛行機の方がコスパ高い。