快適に飛行機内を過ごすためには、どの席に座るかも重要なポイント。
2時間を超えるフライトともなると、座席指定の違いで快適さも異なり、
その後の観光にも影響が出る可能性だってあります。
空港・飛行機
2020.01.09
ゆったり快適、飛行機の旅。
普通席で一番くつろげる席は?
writer : 編集部
通路側か窓側か
「空からの景色を眺めたい!」
と窓側の座席を指定する人が多いと思いますが、じつはオススメは通路側。
普通席の場合、座席間隔が狭いため、
トイレなどで席を離れるときは隣りの人に席を立ってもらうか、
跨いで通らないといけないというデメリットがあります。
また、窓側は壁に密着しているので圧迫感を感じやすい印象です。
比べて、通路側は足を通路に出すことができるので、
足元は窓側や真ん中の座席よりも少しラクになります。
ただし、マナーとして足の伸ばし過ぎはNG。
客室乗務員など通路を通る人の迷惑になりますし、
見た目にもだらしない印象を与えます。
前方か後方か
飛行機の扉は前方についていますので、
基本的には乗り降りがスムーズな前方がオススメです。
中央部は少しうるさい
飛行機中央の主翼部分にはジェットエンジンがあるため音が気になります。
静かな席座を希望の場合は、第一候補として前方、
空いていなければ後方を選び、中央は避けましょう。
機体によって座席番号が異なりますが、
座席指定の際にこの座席が機体のどの辺りかチェックできますので、
翼と座席の位置を確認すると良いでしょう。
非常口の真後ろにはゆとりが
非常事態の場合、非常口のある列は避難通路を確保するために
やや広めの空間が設けられています。
荷物などを置いて避難通路を邪魔してはいけないため、
足元は広くてゆったり足を伸ばすことができます。
ただし、万一非常事態が起こった場合、その座席に座る乗客は客室乗務員の
ヘルパーとして他の乗客の避難をサポートする義務があります。
客室乗務員からの説明はしっかり聞き、
非常時マニュアルにも目を通しておきましょう。
[参考:非常口席についてのJALの案内]
迅速な脱出の援助をしていただくため、非常口座席に着席されるお客さまには、
万一の場合、客室乗務員の指示のもと、緊急脱出時の援助をお願いいたします。
なお、当てはまらない項目がある場合、非常口座席の着席ができません。
出発当日、空港、客室においても同様の確認をさせていただきますが
ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。
1. 満15歳以上の方(15歳未満の方はご指定いただけません)
2. ご搭乗に際して付き添いの方や係員のお手伝いを必要としない方
3. 航空機ドアの開閉等、緊急脱出の援助を実施することができる方
4. 脱出手順の案内および乗務員の指示を理解し、他のお客さまへ口頭で伝えられる方
5. 緊急脱出時に同伴者の援助をする必要がない方
6. 緊急脱出の援助を実施することに同意する方
クラスJ席の真後ろはくつろげる!
JAL国内線をご利用の場合、「クラスJシート」の真後ろの普通席はシートの幅は普通席と変わりませんが、足元が広めですので狙い目です。
機種によっては、クラスJ席との境目がトイレなどになっていて
他の普通席と同じ広さの場合もあります。
クラスJシートについては、
「座席の「クラスJ」って何?コスパは高い?」をご参照ください。
「くつろげる席」を、ゆったりと静かに過ごせる席と考えるならば、
普通席では窓側より足が伸ばせる通路側がオススメということになります。
特にJAL国内線を利用される場合は、「クラスJシート」の真後ろの
列の通路側の座席がもっともゆったりしていると言えるでしょう。
座席指定時にクラスJの真後ろが空いていたら、
ぜひ一度試してみてください。
普通席で快適に過ごせるスマートな旅行が楽しめると思いますよ。
その他、並びで座席をとる方法などは「座席指定のコツ」をご覧ください。
※こちらは、公開日が2015年5月7日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。