台風で飛行機が欠航に！
対処法まるわかりガイド

悪天候で飛行機が欠航になった場合

悪天候とは、台風などの大雨・暴風以外にも、吹雪や霧などさまざまな気象状態を言います。
これら気象条件の不可抗力によって欠航になることがあるのでご注意ください。

往路便が欠航になったら、沖縄旅行そのものをキャンセルする場合と、振替便で沖縄に向かう場合の２つの選択肢により対処法が異なります。

［旅行をキャンセルする］

● 旅行会社を窓口にしたパッケージツアーの場合、飛行機の欠航が決定した場合はツアーは催行中止となり、取り消し手数料はかからず、払った旅行代金全額が返金されるケースがほとんどです。
★J-TRIPでお申し込みいただいたツアーも、乗る予定だったJAL便が欠航になり、旅行日程のすべてを取りやめる場合は、ホテル代金などを含むツアー料金全額を返金いたします。（銀行振込みによる返金の場合は銀行の振込手数料だけは負担が必要）

● 直接航空会社に飛行機を予約していた場合でも、欠航の場合は全額返金されます。
ただしLCCは会社や状況によって全額返金にならない場合もありますので確認が必要です。
返金時の手数料はお客様負担になることもありますのでご注意ください。

［他の便で行く］

欠航した予約便以外の希望の便（翌日でも可能）に空席があれば、無料で振替え手続きをすることができます。
電話やインターネットで空席がなくても、当日空港の航空会社カウンターで空港カウンターで空席待ちをすれば、搭乗できることがあります。
空席待ちは、当日空港カウンターでのみ受け付けているので、予約便が欠航になってしまったけど何としてでも沖縄に行きたいという人は、とにかく空港に向かうことをおすすめします。
カウンターで遅延・欠航となった便の予約が確認できるものを提示して、振替便の申し込みをしましょう。
ただし、終日欠航の場合は、出発日を翌日（出発前に欠航が決まっている場合は前日もOK）にずらさないといけません。
出発地域の悪天候が理由での欠航の場合は、空港までの移動が危険な場合もあるので、安全を最優先に行動しましょう。

すでに沖縄に来ていて、帰りの予約便が欠航になってしまった場合は、往路と違ってとにかく帰らなければいけない状況です。
対処法を事前に把握しておくことでスムーズに、少しでも早く帰ることができますので、対処法をしっかりとおさえておきましょう。
まずは、飛行機の確保です。特に沖縄旅行の場合は、帰る手段が飛行機しか無いので、航空会社に直接連絡、またはインターネットで振替えの手続きを行います。
終日欠航の場合や、空席がなく翌日以降の便になった場合は、沖縄での滞在費用（ホテル、レンタカーなど）は原則お客様負担です。
追加で沖縄で宿泊しなければいけないことが決まっている場合や、当日中に振替の飛行機が取れない可能性がある場合は、泊まっているホテルでチェックアウト前に一度相談してみましょう。
沖縄のホテルは台風に慣れているので、ホテルのスタッフは欠航の場合の対処法を知っていることが多いです。
飛行機の欠航が決まると、一斉に帰れない人がホテルを探し出しますので、新たに泊まるところを探すのは大変です。ホテルによっては、その日まで泊まっているお客様の延長を優先して受け付けてくれる場合もありますので、欠航の可能性がある段階で、宿泊の延長はできるか、その場合の料金はいくらか、いつまでに申し出たら大丈夫かなどの確認をしておきましょう。

事前に対処法を把握して、情報を収集しておけば、いざ欠航が決定した場合でも慌てることはありません。
スムーズな宿泊先の確保は、ご自身の身の安全の確保と、延泊による出費を最小限に抑えることができます。

泊まってたホテルで延泊できない、料金が高い、空港近くのホテルに移動したい…などの理由で、新たにホテルを探す場合、旅行会社に問い合わせてホテルを紹介をしてもらうことは可能ですが、旅行会社の窓口はホテルを探している方の他、飛行機に関する問い合わせなど数多くのお客様からのお問い合わせで大変混み合います。
また、パッケージツアー販売会社にホテルを紹介してもらうとホテルのみの取り扱いは割高になってしまうこともありますので、旅行会社を通さずに、じゃらんや楽天トラベルなどのホテル予約サービスを利用する方が安く予約できることも多いようです。

なお、空き状況は流動的で、じゃらんや楽天トラベル、旅行会社では満室表示でも、直接ホテルへ電話をすると予約ができるという可能性があります。予約サイトでホテルを予約できない場合は、電話番号を確認して、直接ホテルへ電話をかけてみましょう。

レンタカーは延長をする場合は直接レンタカー会社へ連絡をして、振り替えた便名を伝えて延長を申し出てください。
延長料金は返却時に精算します。
レンタカーは延長せずに返してしまいたい場合も、台風の中の移動が危険な場合や、レンタカー会社の店舗が臨時休業となる場合もありますので、台風の勢力が強いなど危険な場合はレンタカー会社へ電話をしてから移動しましょう。

レンタカーの返却、ホテルの移動、キャンセル待ちのために空港に行くなど全てにおいてですが、台風接近中の移動は危険を伴います。
沖縄では、台風の際は空港、コンビニ、スーパー、銀行、病院、公共施設…あらゆるサービスや営業が臨時休業となる場合があります。
危険を犯して台風の中移動をしても、目的のお店が閉まっていたなんてこともありますので、むやみに外出をせずに、ホテルなどの安全な場所で待機をしましょう。

予約便が欠航の場合、振替便は、空席のある便しか予約ができません。原則的には「空席のある便に乗れるまで沖縄で待機」しなければなりません。
振替の問い合わせをすると、一番早い空席のある便を提示してくれますが、繁忙期は、元々の予約で満席という場合も多く、そのときの状況により、振替可能な便がいつになるかは分かりません。
スムーズに振替便の予約ができない場合や、予約した振替便よりも少しでも早く帰りたい場合は、空港でキャンセル待ちをする必要があります。
大規模な欠航の場合には、臨時便が設定されることもあり、キャンセル待ちの順番で振替便が回ってきますので、何日も沖縄に待機しなければいけないというケースはほとんどありませんのでご安心を！
※往路同様、空席待ちの手続きは空港カウンターでのみ受け付けています。
※台風の状況により、空港が閉鎖される場合は空港でのキャンセル待ちの待機はできません。
※振替え時に予約便よりも料金が高い飛行機になった場合でも、往路・復路いずれも差額分の支払いは生じません。逆に、予約便よりも料金が安くなった場合も、差額分の返金はありません。

条件付き運行便に指定された場合

条件付き運行とは、予め、台風接近などの予報に基づいて、当日欠航になる可能性や、引き返し、他空港への着陸の可能性が予想される場合、欠航が決まっていなくても、航空会社の判断で条件付き運行便に指定する場合があります。
予約した便が、条件付き運航便に指定された場合は、ご自身の判断でキャンセルした場合でも、欠航した場合に準じて取消手数料が免除（全額返金）されます。
搭乗の2日前に条件付きが出たら、その時点でキャンセルすることもできますし、当日まで様子を見て、キャンセルすることも可能。
どちらでも全額返金になります。

機材故障などが原因で遅延する場合

最後に、台風などの悪天候による欠航とは違うパターンを説明します。
機材故障など、航空会社などに起因する遅延の場合も、基本的な対応は悪天候時と同様です。

「連帯運送契約締結会社」という設定がある旅行会社だと、他社便での振替えも可能になります。
または飛行機以外の他定期交通機関への変更になる場合もあります。
対応が変わり得るので、遅延の原因が何かもしっかりと確認しておきましょう。

各航空会社のウェブサイトで確認ができます。
JALの場合、ウェブサイトの「発着案内」または「欠航・遅延便検索」画面にて、予約便の備考欄に「*」マークが表示されていることをご確認ください。
「*」がついている便は、欠航便・30分以上の出発遅延便・天候調査中の便・条件付きで運航中の便です。
URL:http://www.jal.co.jp/cms/other/ja/weather_info_dom.html
その他各航空会社でも公式サイトに運行状況を確認できるページがあります。

台風が近づいている場合でも、自分の判断でキャンセルをしてしまうと、規定の取消料がかかってしまいます。
航空会社は少しでもフライトの安全に支障をきたすと判断する場合は欠航となります。台風の接近などによる欠航の可能性が高い場合は1～3日前ぐらいから「条件付き運行便」に指定することが多いようです。

上記を参考に、対処法を事前に把握しておいて、台風接近などの悪天候の予報が出ても慌てずに振替など冷静に対応しましょう。