予算の追加や再販売はある?
「全国旅行支援」は、国の予算をもとに、都道府県から旅行会社や予約サイト、宿泊施設などに補助金が配分されています。
松野官房長官は、10月12日の記者会見で「国から都道府県に対する追加配分について、事業の進捗状況を踏まえながら、必要に応じて適切に対応していく」と述べ、追加を検討する考えを示しました。
12月20日以降も制度を続けるよう求める声もあるので、12月までは現在配分されている予算からは大きく追加はないのかもしれません。
12月20日までの旅行を検討中の方は、販売中の旅行会社や旅行先をどうにか探して予約した方がいいでしょう。旅行サイトをこまめにチェックすれば、まだチャンスはあります!
そもそも、どのように予算が配分されている?
全国旅行支援の予算は、各都道府県ごと、さらに旅行会社や宿泊施設などの事業者ごとに予算が配分されます。この予算は、過去の販売実績等を元に算出されます。
噛み砕いて説明すると…
我々事業者は、事務局に「これくらい売れています!売ります!」と事前に報告します(各都道府県ごとに…)。
すると「あなたの会社では、〇〇県を□□□人分販売してもいいよ!」というような通知がきます。
事業者は、あらかじめ割り当てられた”□□□人分販売してもいい”の範囲でしか販売できません。
開始前に、全国旅行支援対象期間内の予約数を報告したものの、そもそも都道府県に割り当てられた予算が少ないから…と「あとから割」で売り切れてしまったり、そもそも予約済みの人数分に足りない事業者も続出しました。
どのような基準で予算を配分しているかまではわかりませんが、 同じ都道府県でも、予約サイトによって売り切れがあるのにはこういった理由があります。
しかし、大小含め日本国内にある旅行業者は11,000以上、宿泊施設は54,000以上…すべてを同じように対応すると、事務局のパンク&パニックは必至。
小さな旅行業者や代理店には都道府県から「ストップ」があるまで売ってもいいよ!と通知されています。
いろんな予約サイトで、売り切れてしまった後、なかなか予算が追加されないのは、こういった小さな旅行会社が多すぎて予算の利用状況が把握しきれてないから…なのかもしれません。
全国旅行支援を販売している予約サイト
現在、全国旅行支援対象プランを販売している予約サイトです。
ほとんどの予約サイトで完売してしまった地域が一部あるようですが、なぜかJTBと、るるぶトラベルだけは、これから実施する東京都と、全国旅行支援の統一窓口に参画していない奈良県を除いて、すべての地域を販売中のようです。
業界最大手ということで、おそらく予算配分が大きいのでしょう。
今後段階的に補助金を追加していくこともあるので予約サイトをこまめにチェックしていくことが重要です。
まだ予約できる旅行先は?
沖縄県
実は、完売している予約サイトはまだないようです。
沖縄県内総生産の実に2割を観光が占める”観光県”である沖縄。
売れ残っているのではなく、予算配分が他地域に比べて多いのでしょう。
東京都
東京都のみ全国旅行支援の開始が遅く、10月20日12:00から発売されます。まだ販売されていないので、各予約サイトの販売時期を要チェックです。
【関連記事】東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」10月20日から開始!都民割と併用OK
希望の旅行先が売り切れ…
予約サイトによって、まだ予約できる可能性があります。
特に、JTBと、るるぶトラベルは、未販売のもの以外はすべて販売中なので一度チェックしてみましょう。
予算が追加されれば「あとから割引」を適用できる?
売り切れてしまった都道府県に予算が追加され、販売を再開する場合でも、あとから割引が適用されない見込みのようです。
各予約サイトでも、10月10日以前の予約が対象と案内されています。
泊まりたいホテルが売り切れ…
ホテルの公式サイトで全国旅行支援対象プランを予約しようとしたら売り切れていた…。
この場合は諦めないでください!
宿泊施設に対して配分される全国旅行支援の予算は少ないので、泊まりたいホテルを取り扱っているホテル予約サイトを一度チェックしてみましょう。
ホテルまでの交通手段もまとめて予約すると、さらに割引を受けられることがあるのでパッケージツアーがおすすめです。