野球好きには堪らない…WBC「特別編」の第3段!マイアミでWBC決勝ラウンドを観戦しているスタッフからの現地レポをお届けします!
今回は決勝の様子を。結果はご存知のとおり…なので、現地で感じた空気感や熱狂…緊迫感や臨場感をお伝えします。
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がんばれ侍ジャパン②WBC準決勝を観戦&ローンデポパーク内を探検
旅行中の過ごし方
2023.03.24
writer : 編集部
野球好きには堪らない…WBC「特別編」の第3段!マイアミでWBC決勝ラウンドを観戦しているスタッフからの現地レポをお届けします!
今回は決勝の様子を。結果はご存知のとおり…なので、現地で感じた空気感や熱狂…緊迫感や臨場感をお伝えします。
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3月21日19:00(日本時間3月22日8:00)、いよいよ決勝戦です。
試合に先立ち、16:00〜16:50に日本チーム、17:00〜17:50にアメリカの打撃練習が行われました。
アメリカの打撃練習が圧巻!
ピンポン玉のように軽々スタンドへ掘り込んでいきます!
しかも2階席、3階席へ…。
メジャーリーグのスター選手たちを、どうやって日本のピッチャーが抑えるのか不安がよぎります。
一塁側、三塁側に放送ブースが設けられ、今日の試合についての解説が行われていました。
昨日までとは全く違うムードが漂っています。
スタンドのファンの割合は、日本30%、アメリカ70%くらいでしょうか。思ったよりも日本ファンが集まっています!
正確に言うと、日本ファン20%、大谷ファン10%、アメリカファン70%みたいな感じです。
外国人で大谷選手のユニフォームや背番号をつけてる人が多く、エンゼルスファンか大谷選手ファンなのでしょう。
試合内容については詳細も解説者のコメントもネット上にたくさんあると思いますので、現地の空気、ムード、筆者の感じたことを書きたいと思います。
先攻なのか後攻なのか…正確に発表されてませんでしたが、規定とおりならここまで全勝の日本が有利な後攻。
しかしWBCは急に主催者がルールを変更するようで関係者も不安とのこと。
規定どおり日本後攻ではじまりました。連夜のサヨナラ勝ちもあるかもしれません。
筆者の予想ではアメリカ打線を3点以内におさえると勝機あり、しかしあのスター打線を3点におさえるのは不可能に近い…。
そうなれば打撃戦で8対7で勝ってくれたらと願ってました。
日本代表に選考されたピッチャーは、打たせて取るというタイプではなく、三振がとれるピッチャーばかり。
しかし日本選手がマウンドに立つとメジャーリーガーに比べて大きさで見劣りします。
そして球場のマウンドが低いので、余計小さく見えてしまうのです。
メジャーリーガーからみれば佐々木投手は子供のようにみえるのかもしれません。
高橋投手のピッチング中も「20歳のガキの球も打てんのか〜!!」と叫んでる人がいました。
日本の投手陣は、かわす投球を心がけたのだと思います。そのため四球につながりやすく、四球が多かった。
速いボール球を投げて、フォークで打ち取るというのが原則ですがそうは簡単にはいきません。
四球を避けようと、球をストライクゾーンにいれると痛打されます。
もしかしたらホームラン打たれるよりも四球でいい…という作戦だったのかもしれません。
結果的に得点を2点に抑えられたのは、中村捕手のリードが冴えたのではないでしょうか。あとダブルプレーが多かったので運が良かったのだと思います。
2回表、好調のターナー選手が度肝を抜くようなホームランをレフトスタンドに叩き込みます。
真芯に当たるとはこのことで、低いライナー性の綺麗な打球で打った瞬間ホームランとわかりました。
スタンドの日本ファンからは、大きなため息とやっぱりダメだよなー、格が違う…というムードが充満。
しかしよく1点で抑えてくれました。
2回裏に村上選手が登場。
村人さまと揶揄されてましたが準決勝で村神さまが復活。球場では、今日は村上がホームランを打ったら、勝てるよな!と話す人が多かったです。
そんな中、期待に応えて今大会初ホームランを打ってくれました!
しかもライトスタンド2階席!
アメリカファンはため息ではなくて驚いてました。メジャーリーガーでもあそこまでは飛ばないんじゃないかという打球。
この瞬間に日本に負けるのではないかと考え始めたアメリカファンも多いでしょう。
試合前に前席に座っていたUSAのユニフォームを着たファンが、筆者(JAPANのユニフォーム)に握手を求めてきて「良い試合になるといいね」と余裕をかましてましたが、この瞬間に青ざめてました。
そして1死満塁までもっていき、中間守備をとる1塁ゴロの間にランナー生還。
なんと日本がアメリカをリード!
アメリカファンは「Oh my god」連発。
このまま勝てるとは誰も思ってませんが、もしかしたら勝てるというムードです。
貴重な追加点は岡本選手のホームラン。
メキシコ戦ではホームラン性のボールをレフトにとられてしまいました(あと1メートル飛んでいれば…)。
しかし、岡本選手によると今日はごはんをいっぱい食べたので入ったとのこと(笑)
なんだかかわいいですね。
そういえばお昼に宿舎で大きなお弁当を持っているのを見かけました。
6回表までUSAを1点に抑えた時。
もしかすると、大勢→ダルビッシュ→大谷が1イニングづつ投げたら逃げ切れるのでは…と思いましたがその通りになりました。
「USA! USA! USA!」の凄まじいコール。
大勢投手が7回表を無失点で切り抜けましたが、8回にダルビッシュ投手がつかまりホームランを打たれるとアメリカファンは大盛り上がり。
1点差に迫られ、まったく勝負の行方がわからない状態に。
流れはUSAに傾きかけます。
この時ブルペンでは大谷投手がウォーミングアップをはじめました。
9回表、ピッチャー交代のアナウンスが流れると割れんばかりの大歓声と悲鳴がこだまします。
そしてレフト奥にあるブルペンの扉にひとりの男が立っている。
まるで映画のヒーロが登場するシーンのよう。
大谷投手がWBC史上はじめての二刀流として登場。やがて大谷投手はゆっくりとマウンドに向かって歩き出す。
外野から内野へ入る際に一度立ち止まり、そしてマウンドへ。
なんてドラマチックなシーンでしょうか…。
まるでハリウッド映画です。これが彼が夢見た景色だったのだと気づきました。
9回表、最後の打者はエンゼルスの盟友であり、アメリカのキャップテンのマイク・トラウト選手に。
9回裏ツーアウト、ランナーなしで大谷vsトラウトの対決が実現!
打ち取って日本の優勝か、はたまたホームランを打ってUSAが同点に追いついての逆襲か…。それ以外にはならないような空気がたちこめます。
そして球場が感動のラストシーンを迎えます。
筋書きのないドラマの結末はみなさまのご存じの通りです。
近日中に第4段として、侍ジャパンの宿舎のレポートをアップします。お楽しみに!
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