天神橋筋商店街は、南北2.6㎞に及ぶ、日本一長いといわれる商店街。1丁目から7丁目までにある約600店は、個性的なお店が多く、専門店からアイデアショップ、空き店舗を利用した期間限定のお店、ディープな飲食店まで多彩にそろっています。リーズナブルなメニューを食べ歩きしたり、お土産に買ったりしながら、天神橋筋商店街を完歩してきました。
関西おもしろ情報
2017.12.11
日本一長い天神橋筋商店街
ぶらり食べ歩きで完歩
writer : 磯本歌見
まずは1丁目からスタート
どこからスタートしてもOKですが、せっかく行くなら完歩したい。完歩するなら「満歩状」をもらいたい、と、JR東西線大阪天満宮駅から南へ進み、てんいち(1丁目)からスタートすることに。「天神橋筋ぶらり歩き申告札」を1丁目の「大賀天神薬局」でゲット。スタンプをもらって歩き始めました。
2丁目は「大阪天満宮」のおひざ元。大阪天満宮へのお参りは必須です。大阪天満宮といえば学問の神様。受験生がいるならゲットしたいのがマルイチ菓舗の合格パン。絵馬の形をした合格パン(250円)は素朴で懐かしい味。その他、縁起物として、合格飴や合格饅頭もあります。
いつも行列ができている中村屋のコロッケ(70円)も2丁目。
ふと見上げると入口上部にリアルな人形4体がドーン!天神祭の船渡御で御神霊を出迎える「お迎え人形」でおなじみの2丁目。寄りたいお店がいっぱいです。
一番店舗数が多いのが3丁目
てんさん(3丁目)に足を進めましょう。てんさんは、商店街のなかで一番店舗数が多いのが特徴です。
てんさんのおすすめは「イルソーレTen-3」イタリア政府公認「真のナポリピッツァ協会」 認定店で、本物のナポリピッツァが食べられます。お持ち帰りのピッツァは箱付きで500円~。さすが天下の台所の意気込みを感じます。
辛い物の次は甘いもの、鯛焼きにも天然と養殖があるのご存知でした?「天然たいやき鳴門鯛焼本舗」の鯛焼き、せっかくなので、「鳴門金時いも」入りを注文。薄皮でもちもち。優しい甘さの芋あんも癖になりそう。
てんさんでは「たまいち土居陶器」で「ぶらり歩き申告札」の中間地点のスタンプをもらうこと。
てんとうむしの点4つでおなじみ「てんよん」(4丁目)は、JR天満駅と地下鉄扇町駅が最寄なので飲食店も多く、よりディープさが増します。
活気あふれる元気通り「てんご」
さらに北に進み、てんご(5丁目)へ。阪急・地下鉄「天神橋筋六丁目」駅とJR環状線「天満」駅の中間に位置していて、コスパ抜群の寿司屋が多いのも特徴。「春駒」や「すし政」など2000円もあればお腹いっぱいになり大満足。「すし政」はお土産用の盛り合わせも640円と超リーズナブル。こんなに安い回らないお寿司屋なら安心していけますね。
昼飲みするのにちょうどいい串カツやさん、おでん屋さんや台湾料理店など、多ジャンルにおよび、楽しい~~。
沖縄みやげの専門店って?!何でもありが天神橋筋のおおらかさ。
てんろく(6丁目)でおすすめは「大阪くらしの今昔館」です。大阪住まいの情報センタービルにあり、9階は天保時代の大坂のまちなみを実物大で復元していて、まるでタイムスリップしたようです。
7丁目でおしまい
都島通りと城北公園通りに挟まれる場所にあるてんひち(7丁目)は、アーケードのない青空商店街。
さきほどの「ぶらり歩き申告札」の最終地点は、てんひちの「カフェドタイムリー」です。
こちらで、スタンプをもらって1丁目、3丁目、7丁目のスタンプがそろうと、「満歩状」がもらえます。せっかくならもらって帰りたいですね。2.6㎞もみんなでわいわい食べ歩きすればあっという間。1丁目から回るならJR大阪天満宮駅もしくは地下鉄南森町駅からスタート。7丁目なら地下鉄天神橋筋六丁目駅からスタートしましょう。
一度は食べたい「ラーメン丼」
番外編ですが、一度食べたかった、2丁目の「おばちゃんとこ」の「ラーメン丼」。「ラーメン丼」ていったい何?と思われるかもしれませんが、天津飯の上にラーメンがのってます。具材たっぷりのあんかけラーメンの下に天津飯があります。玉子2個は使っている天津飯であんかけのあんは生姜がきいています。すごいボリュームで、2人で食べても満腹に。限定数なので早めに行くのがおすすめですが、早めに食べてしまうと後から何も食べられなくなってしまうので、調整が必要です。
スマートポイント
- 一人ではいろいろ食べ歩きできないので、4人くらいのチームを組んで回るのがおすすめ。
- 路地を入った裏にもいろいろお店があるのでアーケードの下だけじゃなく、奥にも回ってみよう。
- 本当にたくさん店があって目移りをしてしまうので、いくつかここは絶対行く店を決めてそこプラス、当日の感覚で決めるのがおすすめ。
ライターのおすすめ
どうせ歩くなら「ぶらり歩き申告札」をもって食べ歩きしてほしいです。「満歩状」をもらうと嬉しいですから。1丁目から7丁目までそれぞれ特徴があって楽しい。天下の台所といわれる所以が分かる気がします。
磯本歌見
関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。