コーヒーを飲んだ器までが食べられるなんて…。そんな斬新なオリジナルメニュー・エコプレッソで一躍全国区のカフェになった「R・J」。もともとバリスターが淹れるコーヒーには定評がありましたが、もう一つの要素がプラスされさらに魅力的なカフェになりました。
グルメ
2017.12.06
天満橋にあるカフェ「R・J」
エコプレッソで大評判
writer : 磯本歌見
雰囲気たっぷりの店内
「R・J」は天満橋からほど近い、大川沿いにあるリバーサイドカフェ。トーンを落とした店内には、チェスターフィールドのソファー、ハーマンミラーのチェアなど、デザイン性と機能性の高いヴィンテージの家具が並びます。BGMには真空管からジャズが流れ、ここだけゆっくりと時間が流れているようです。
店の壁面には、大阪在住の作家「おえかきさきえ」さんによるアート作品も描かれていて気分が上がります。
入り口付近には活版印刷機が置かれ店の雰囲気づくりに一役。なんと今も現役で、この機械を使ってコースターなどを作っているそうです。
おいしいコーヒーには定評がある
店で一番力を入れているのはコーヒーです。使う豆はスペシャリティのみ。新鮮な豆をより新鮮に淹れたいと自家焙煎し、ハンドドリップ、マシーンで淹れるエスプレッソとも、一杯の価値を上げることに力を入れてきました。キッチンカーで移動販売もしていて、コーヒーを淹れることとそれに関わる仕事全般を楽しんでいるバリスタのスタッフも多いそうです。
2016年4月には、2号店として、エスプレッソに特化したカフェ「R39bar」がオープンしました。こちらでも「R・J」同様のおいしいコーヒーを楽しめます。
エコプレッソが空前の人気
店の看板商品は「エコプレッソ」(600円)。コーヒーを飲んだ器までが食べられる斬新なオリジナルメニューです。中に砂糖をコーティングしたクッキー生地のカップで、持ち手も付いています。ここにエスプレッソを注ぐと、飲むほどに旨みと甘みが増し、深い味わいに。それが口コミやSNSなどで広がり、今では、観光客や修学旅行生も訪れ、時間によっては行列のできる人気店になっているのです。また、全国でエコプレッソを採用する店からの注文で、自店だけでなく全国のカフェで卸販売もするほどの人気になっています。
エコプレッソは、オリジナルのパタークッキー(茶)、木いちご(ピンク)、炭×黒ゴマ(黒)という3色のラインナップです。お土産用にお持ち帰りもできます。こちらは500円~。
コーヒーに合うスイーツも人気
コーヒーをおいしく飲んでもらえるようにと、コーヒーとの相性で作った自家製ケーキは常時5種類用意。うち1種類は季節商品です。ケーキは単品だと600円ですが、店内のどのドリンクとセットにしても800円になるというから太っ腹。コーヒーと一緒に飲んでほしいという思いがあふれているのです。
年1回の恒例イベントが楽しい
「R・J」では毎年12月に恒例イベント「ボールペン展」を開いています。これは店の壁面を飾っている壁面作家「おえかきさきえ」さんによるもので、かわいくてキュートなボールペンが約200本、店に並びます。毎年このイベントを楽しみにしているファンも多く、おすすめだとか。
今後、「エコプレッソ」は、結婚式の引き出物などにも利用するなど、国内外を問わず企業とのコラボでどんどん販路を広げていく予定なので、海外にも進出するかも。まずは本家で飲んでみてはいかがでしょうか。話題性もお味も◎です。
スマートポイント
- 土日は行列ができることが多いが、ランチが終わった平日の午後は意外とすいているので、この時間帯が狙い目。
- 大川沿いは桜が満開だったり、紅葉が美しかったり、季節の移ろいを感じられる場所。コーヒーを飲みながら季節感を堪能できる。
- たっぷりサイズ「BIG」カプチーノやモカ(各600円)はお得感あり。こちらもケーキセットにできる。
ライターのおすすめ
ぴっくりぽんの「エコプレッソ」。エスプレッソコーヒーの旨みと甘み味が増します。しかもクッキーの器もおいしい。これはうけるでしょう。発想の豊かさに脱帽です。ぜひ一度お試しください。
磯本歌見
関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。
INFORMATION
スポット名 | R・J |
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住所 | 大阪府大阪市北区天満3-2-1 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 06-6809-7502 |
営業時間 | 午前9時~午後9時(火曜は~午後3時)、土曜は午前11時30分~午後9時(日祝は~午後6時)、LOは各1時間前 |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
備考 | HP : http://www.10sense.co/ |