ここでしか味わえない自家製粉粗挽きうどん
「自家製粉石臼挽きうどん 青空blue」の特徴は、その名の通り小麦の実を店内の石臼で挽いたうどん。その作り方は蕎麦屋そのもの。
(写真提供:自家製粉石臼挽きうどん 青空blue)
店主の松井宏文さんは蕎麦の名店で修行を重ねた後、小麦の実に魅了されうどん屋に転身。そして、選び抜いた小麦の味を生かした青空blueの“自家製粉粗挽きうどん”が誕生した。
(写真提供:自家製粉石臼挽きうどん 青空blue)
写真は“自家製粉粗挽きざるうどん”。見た目は蕎麦そのもの。だが、紛れもなくうどんだ。
まずは、香りを楽しみ、何もつけずに口へと運ぶ。小麦の風味がかむごとに広がる。小麦のふすま(表皮)を残して挽かれたうどんの味わいは、まさにここだけだ。
写真は“あぶり鴨のつけ汁うどん”は鴨だしの味は深く濃い味わいがいい。麺を食べ終えたなら、そば湯ならぬうどん湯もある。嬉しい演出に心がおどる。
見た目も味も美しいブレンドうどん
麺は先ほどの“自家製粉粗挽きうどん“の他にさまざまな産地の小麦粉を独自配合した”ブレンドうどん“がある。この麺をシンプルに味わいたいならかけうどん。
大阪らしいお出汁をまとったうどんの美しいこと。
うどんの美しさを引き出している器にも注目したい。大きく重量感があるように見えながらも、実は軽く手に馴染む。おかげで大阪らしいうまいだしを器ごと手に取りゴクリと飲み干せる。
ランチタイムには、うどんに寿司や親子丼などが付いたメニューが人気だ。肥後橋や淀屋橋で働く人はもちろん、仕事で立ち寄れば行きたくなるという人が多いのもうなづける。
(写真提供:自家製粉石臼挽きうどん 青空blue)
料理とお酒を楽しみ、うどんでシメる
昼の混雑時、13時を過ぎると天ぷらや太巻き寿司、一品料理の提供が始まる。昼の営業は14時30分まで。少しゆっくりと食事を楽しみたいなら、この時間がおすすめ。
(写真提供:自家製粉石臼挽きうどん 青空blue)
夜の営業は17時30分から。知多半島から取り寄せた干物や季節の一品がメニューに加わる。ドリンクはビールに日本酒、焼酎、ワインと豊富。ツウもうなる銘柄がそろっているのも、うどん店の枠にはとどまらない「青空blue」の魅力だ。
(写真提供:自家製粉石臼挽きうどん 青空blue)
おいしい料理とお酒を楽しんだ後は、うどんでシメる。これは「青空blue」が求める理想のかたち。他にはない名店の心意気を感じながら味わいたい。