「堂島カレー」のロゴが入ったレトロなデザインの黄色い紙袋をみかけたことがありませんか? デパ地下などで販売し、関西土産としても人気のカレーです。この堂島カレーをバリエーション豊富に味わえるレストランが、阪神電車の尼崎駅近くにあります。堂島カレーなのに、なぜ尼崎? それは戦後に梅田の闇市から始まり、堂島で営まれていた食堂がルーツのカレーだから。その後、試行錯誤を重ねたカレーは堂島に出店したレストランの人気メニューになり、百貨店からの要望でレトルトを製造。カレーブランド「堂島カレー」として誕生しました。
グルメ
2017.01.13
戦後、梅田の闇市から生まれた
お土産にも人気の堂島カレー
writer : 安田良子
昭和の雰囲気ただよう洋食屋さん
お店は、阪神電車で梅田駅から7分、神戸三宮駅から23分の尼崎駅近くにあります。駅を北に出て、西に進むと懐かしい雰囲気の商店街があり、そこを入ってすぐ。黄色い看板が目印のお店は、昭和の商店街に馴染む洋食屋さんの佇まい。カレーのほか、洋食の定番エビフライやハンバーグ、とんかつ、コロッケ、ミンチカツなどのメニューがそろっています。
人気のカレーをご紹介!
一番人気は定番のビーフカレー(880円)。じっくり煮込んだ牛肉がとろけるほどにやわらかく、カレー好きも納得の味わいです。辛さは3段階で、辛口のオリジナルと中辛のマイルド、辛さが苦手な人には大人の甘口がおすすめです。
女性に人気なのは、海老フライカレー(980円)。手開きしたエビを使った海老フライは、エビのぷりぷり感たっぷり。そんな海老フライが3尾ものった、ぜいたくなカレーです。そのほか、牛肉100%のハンバーグカレー(980円)やヘルシーな季節の野菜カレー(780円)、ボリューム満点のとんかつカレー(880円)、カレーオムライス(780円)など。ごはんの大盛りは無料で、カレールー大盛り(180円)や各種トッピングの追加もできます。
あれこれ欲張りに洋食を堪能!
いろいろ食べたい人に人気なのは、サービスセット(880円)。北海道産のジャガイモを使ったほくほくのオリジナルビーフコロッケ、海老フライ、とんかつ、サラダ、ごはん、みそ汁がセットになっています。プラス100円でミニカレーを付ければ、カレーも一緒に味わえます。もちろん、ミニカレーも辛さを選べます。ほかに、牛ミンチカツのAセット(980円)、牛肉100%手作りハンバーグのBセット(1280円)などのセットメニューや単品メニューもあります。
隠れた人気メニューは鉄板ナポリタン(780円)。鉄板にのってジュージュー音をたてながら出てくるナポリタンは、懐かしさを感じる人の多い洋食メニューです。
カレーを引き立てる薬味もいろいろ
カレーに添えられる薬味をチェック! ほんのり酸味を感じる定番の福神漬けに加えて、ちょっと和風にお漬物も。もうひとつ、オニオンフライもカレーにマッチし、食感もよくて人気です。ソースは、フルーツなどを煮出して作った堂島カレーオリジナル。無濾過製法なので沈殿物が残っていますが、それが甘さを醸し出しているのです。
お土産にもおすすめ!
レトルトの堂島カレーは、大丸松坂屋や阪急百貨店、伊勢丹をはじめ、全国有名百貨店などで販売。レストランと同じく、ビーフオリジナル、ビーフマイルド、ビーフ大人の甘口の3種類のカレーとビーフハヤシがあります。普通のレトルトカレーより多く250g入りなので、大盛りのボリューム。女性なら2回に分けて食べてもちょうどいいぐらいです。大阪から各地へ発送でき、箱詰めやギフト包装も可能なので、お中元やお歳暮などの贈答品としても喜ばれています。
スマートポイント
- カレー好きなら一度行ってみてほしいお店です。牛肉のとろとろ感を味わってみてください!
- 個人的には海老フライがおすすめです。ひと手間かけて手開きしたぷりぷりの海老フライをカレーと一緒に!
- お土産に人気の堂島カレー。今後取扱い店舗がどんどん増える予定とのこと。レストランは今のところここだけなので、ぜひ行ってみてくださいね。
ライターのおすすめ
カレーと洋食を堪能したら、尼崎のレトロな商店街をぶらぶら歩いてみるのもおすすめです。リーズナブルでおもしろいものがみつかるかもしれませんよ!
安田良子
J-TRIP Smart Magazine 関西編集長。ライター、編集者。神戸人のお約束「神戸愛」をベースに、関西の情報をお届けします!
INFORMATION
スポット名 | 堂島カレー |
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住所 | 兵庫県尼崎市神田中通2-27-11 |
ジャンル | グルメ |
電話番号 | 06-6412-0505 |
料金 | 680円~ |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |