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グルメグルメ

2019.10.28

素材・味・空間にこだわった
嵐山亭の本気の手打ちうどん

writer : 磯本歌見

大きな窓から嵐山のシンボル・渡月橋が見渡せる自家製麺のうどん専門店「嵐山亭」。2014年の台風で被害を受け、2015年3月にリニューアルオープンしました。定食や丼物を提供する食堂から、和モダンな雰囲気の専門店へと生まれ変わり、いまや嵐山名物にもなっています。

こだわりの空間にも注目

外観テーブル席奥まったところのテーブル席
嵐山亭は、渡月橋を渡りきった、中之島公園の中にあるお店。間口が広い一軒家で、車椅子にも対応してスロープがついています。店内の大きな窓からは渡月橋が一望でき、カウンター席とテーブル席、少し奥まったところにもテーブル席があります。こちらのテーブルや椅子は、ご主人こだわりの手作り家具。この席が気に入って、必ず座る常連客もいるそうです。

素材の旨みを生かしただしがうまい

鍋焼きうどん ご主人の一番のこだわりは「だし」。厳冬育ちの北海道利尻昆布と混合の削り節を独自に調合。それぞれの素材を生かしながら旨み成分を煮出しています。かつおの風味が利いたやさしい味のおだしが、お腹と心に染み渡ります。そのだしがご主人手打ちのうどんと絶妙にマッチしています。
人気は「鍋焼きうどん」(1,300円/税込)。「ここに来てコレを食べずには帰れない世界一おいしい鍋焼きうどん」と常連客も絶賛する一品。海老天ぷら、生麩、鶏肉、湯葉、シイタケ、九条ネギのトッピングも豪華で、京都の味覚も楽しめます。

いろいろな味を楽しめる

うどん+湯葉御飯セット温かいうどんは、人気の「鍋焼きうどん」の他にも、「京名物ゆばうどん」や「鴨と九条葱のうどん」など、地元名産のものを具材に使ったものから、自慢の「天ぷらうどん」までいろいろあります。
また、ぶっかけうどんも「山かけと芽かぶ」「国産牛すじ肉と温玉」などそろっています。つけめんもあり、「丹波産美はだ豚つけ麺」「酢っぱ辛つけ麺」など、どれにするか迷ってしまいそうな多彩なメニューも魅力です。

油にもこだわった天ぷらも食べて帰りたい

別添えの天ぷら 普通「天ぷらうどん」は、天ぷらを麺の上にトッピングしていますが、こちらは別添え。もちろんそのまま食べても、トッピングしておいしいうどんだしとからめて食べてもOK。もたれにくい良質の油、米サラダ油を使って揚げた渾身の天ぷらは、ご主人のお父さん、先代社長が揚げた一品。こちらもぜひ味わっていただきたいですね。

観光客や常連客からの評判も高い

窓から舟の引き上げも見れるリニューアルオープン以来、お客さんからの評判は上々。「今まで食べたうどんの中で一番おいしかった」「観光地のうどん屋なんで期待していなかったが、ビックリするほどおいしかった」など、お店にとってうれしいコメントも続々。店主は「うどんのだしにこだわって来ましたが、もっとおいしいものを作りたい。まだまだ終わらない修業ですね」と話します。
そうそう、お店は保津川下りの船の終点地がすぐそばにあり、渡月橋側の反対側の窓からは、舟を引き上げている風景も間近で見えますよ。これ、なかなかレアな情報です。

※こちらは、公開日が2017年2月14日の記事となります。更新日は、ページ上部にてご確認いただけます。

スマートポイント

  • 平日の開店直後が狙い目。渡月橋が見える席もゲットできる。

ライターのおすすめ

とにかく何を食べてもおいしいので、好みのものを注文したらいいのだが、自慢のだしを味わいたいなら「温かいうどん」がおすすめ。

磯本歌見

関西最西端・忠臣蔵の故郷「赤穂」に住みながら、フットワークの軽さを活かして京阪神・奈良まで取材へ。仏像ガールでご朱印女子。

INFORMATION最新情報は、各施設の公式ウェブサイト等でご確認ください。

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